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思わず振り返り叫んでしまった竹野に、小槙は「なんでって」と、自分の方が何でと言いたいばかりの顔をしていた。いつもにこにこしている小槙にしては珍しい、拗ねた顔だった。何も考えずに口に出してしまったことが、妙に気まずい。竹野は口をつぐみ、身体を縮める。
「俺、竹野が好きって前も言ったよ」
「い……」
確かに言っていた。言っていたし、竹野も忘れてはいない。だが今日はとにかく小槙の家にくる、ということばかりが頭を占めていて、告白されたことを思い出す余裕が竹野にはなかった。
そのことについて考えだすと、頭がうまく働かなくなるからだ。正直竹野からすれば、小槙の告白は難関大学の過去問について考えるよりもずっと難しく、体力を使った。いつまで経っても回答も出ない。正しい答えがわからないからだ。
「キスは前もしたし、そこまで竹野をびっくりさせないかと思ったんだけど」
「び、びっくりするよ。前のときは、あの、不意打ちだったよね?」
一回したからいいというものではない。そもそも最初だって、許可した覚えはない。気がついたら柔らかいものが押し当てられて、何が起きているのかさっぱりわからなかった。思い出すだけで、自分が何かをしたわけでもないのに恥ずかしく、叫んで飛び出して走り出してしまいそうになる。
だって、キスだ。
竹野だって、恋愛に憧れくらいはある。だれかかわいい恋人ができて、手を繋いで、デートをしたりキスをしたりする。毎日講義やアルバイトの忙しさで、そのことばかりは考えていられないから、もしかしたら人に比べて欲求は薄いかもしれない。それでも、そういう相手ができたらどんなにしあわせだろう、とは思いはする。
思いはするが、目の前に突然差し出されてもびっくりするばかりだ。しかも思いもよらなかった相手。竹野だって、小槙のことは好ましく思っている。いつでも明るくて、強くて、みんなの中心にいる人。自分とは違う。それでも、親しくなれたら嬉しい。だが、こういう方向で、とは、予想したこともない。
「小槙はいったいどういうつもりで……あの、キ、スとか言うの」
「したいから言う」
「し、したいって」
「したくない? 俺はしたい」
したい、と後ろから伸びてきた手が竹野の手に、指に絡まる。痛くはないが、がっちりと強い力で掴まれ、竹野は固まった。手が熱い。手が掴まれている、ということを意識しないでいられない。手首の脈が、どくどくと、それだけが強く打たれているようで、そこだけの感覚が鋭く、自分の身体には他に存在しないのではないかというくらいになる。頬がじわじわと熱を持ち、竹野はうろたえた。
自分がいまどんな顔をしているのか。わからない。変な表情をしていないだろうか。眉は、目は、口元は。顔が隠したい。いま自分はきっと、誰にも見せられない顔をしているはずだ。
どうしてこんな状況になっているのか。
竹野はまったくわからない。だが告白したのにと言われれば、頷くしかなかった。
そうしてはた、と気づく。告白を受けた上で、一人暮らしの部屋を訪ねるというのは、客観的に見て、相手を受け入れたも同然と考えられるのではないか。竹野と小槙は、距離があり、友人だからというのもどこか白々しい。男同士だからそんな意識をしなかった、というところまで考えて、そういえば男同士だった、と竹野は今更ながらに気がついた。
自分の嗜好について、竹野は深く考えたことはない。初恋は、小学生の頃、自分よりも成績のいい女の子に憧れた。それ以降は特にこれといってときめく経験もなく、友人に誰それが可愛いと言われれば頷く程度だ。
漠然と、女の子と恋愛するだろうと思っていた。そうはっきり意識したわけではなく、大学に行ったら、彼女ができるだろうか、と考えていたからだ。
そうだというのに、小槙に告白されたときからいままで、彼が男だから、という理由で拒否することは考えもしなかった。嫌悪も否定もなく、小槙という相手でしか、考えていなかった。
そのこと、それだけで何かの答えが出るようで、竹野はひとり焦ってしまう。理由もなく闇雲に逃げ出したい気持ちだけが胸に広がる。
「あー! あの! あれ!」
あわあわと竹野は周囲を目線だけで見回し、ぱっと視界に映ったものを指差した。わかりやすいくらいに声が大きくなってしまうが、構う余裕もない。
「あれは? あれなに?」
「ん? どれ」
小槙が苦笑したらしい吐息が耳をかすめたが、竹野はあえて無視した。手の甲を親指にゆっくり撫でられているのも指摘せず、あれ、あれ、と気を外らせようと声を上げる。
「あの、赤い瓶」
「ああ、香水っぽいやつ?」
「あ、香水? インクかと思った」
「いや、香水でもインクでもない」
小槙がするっとこたつから足を抜き、棚から瓶を手に戻ってくる。またすとん、と座ったのは竹野の後ろだ。わざわざ自分にくっつかなくてもいいのだけれど。竹野は思いつつ、小槙がこたつにスムーズに入れるように身体を丸めた。小槙は手を伸ばし、竹野の前で瓶を振る。後ろに座っているからだろう、小槙の息が耳に当たってくすぐったい。
瓶の中に入っているのは少量の液体だ。瓶はガラスは厚みがあり、しゃれたかたちのわりに重そうだった。
「びやく」
「び……?」
竹野は小槙の言葉を変換できずに戸惑う。竹野の中で、知る単語に当てはめられない。小槙は困ったように眉尻を下げ、もう一度びやく、と口にした。
「なんて言えばいいんだろ。エロい気持ちになる薬?」
「えろ……あっびや……あ! はい! わかった!」
媚薬のびやくか。竹野はぽん、と手を打った後、無性に恥ずかしくなって顔を伏せた。そしてわかりました、ということを過剰に伝えるようにひたすらこくこくと頷いてしまう。
「竹野こういうの使ったことある?」
「なっ、ないよ!」
どこで買うものなのかもわからない。竹野は瓶を眺めるのも恥ずかしく、視線を上に投げたりしたに投げたり忙しない。小槙がそのことに小さく笑いを零しているのがわかり、また顔を伏せた。動揺を隠せない。そのことが、逆にひどく興味を持っているような態度になってしまい、わけもなく否定したくなる。
「そもそもどうして小槙はび、その、それ持ってるの」
「先輩からもらった」
「先輩? 大学の?」
「大学の。クリスマスコンパで闇鍋ビンゴ大会したんだけど、そのときの景品」
「はあ……」
竹野は口をぽかん、と開けたまま呆けてしまった。コンパ。聞いたことはある。大学に入る前は、そういうものに行くこともあるかも、と考えもした。だが結局縁がなく、いままで参加したこともない。こういうところで、やっぱり小槙とは世界が違うのではないかと密かに思う。
「変な景品が多かったんだよ。暗い中でカラフルに光るコンドームとか、電動オナホとかあったし」
もはやどう返事をしたらいいかもわからず、竹野はとにかく頭を上下に振り、聞いていますのポーズをとった。
縁がなくてよかったかもしれない。そんな景品が当たるのも、そんなビンゴ大会に出るのも、自分にはその場の空気に耐えられないだろう。竹野は思う。
「やばいもんは入ってないらしいんだけど、外装がないから中身は謎」
小槙が瓶をくるくると回す。確かに瓶には成分のシールなども貼られておらず、中身を示すものは何もない。特に濁りはなく、光にかざすと色が透けて綺麗だ。わかるのはそれくらいのもの。
「使ってみる?」
きゅぽっと蓋が開けられて竹野は慌てつつ、そっと瓶の中を覗いた。上から覗き込むと色が濃く、怪しいもの、という雰囲気がした。竹野はすん、と鼻を鳴らした。
甘いにおいがする。
「の、飲み物なの?」
「一応食品らしい。変に興奮剤が入ってたりするとまずいから飲んでないけど」
「……賞味期限もわからないから、やめておいたほうがいいと思う」
「ま、そうだな。捨てよう捨てようと思ってて、中身がわかんないからどう捨てたもんかとそのままにしてた」
持て余していたのは本当なのか、「開けたのも初めてだよ」と小槙もすん、と瓶の中身を嗅ぐ。
「こういうのは大体ビタミン剤とかカフェインらしいけど……竹野?」
調べたのか、小槙は変に詳しい。だが竹野はそれよりも、瓶に、瓶の中身に気を取られた。
「においはいいね。あまい……」
「竹野、このにおい好き?」
「桃ジュースっぽいね。ネクターっぽい」
原液で飲むのだろうか。
濃い、とろっとした桃ジュースを思い浮かべ、竹野は微笑む。味も桃なのだろうか。竹野はつい、またふんふんと嗅いでしまう。
「あまいね」
振り返って笑い、そこで竹野は気づいた。目を瞬かせて、固まる。小槙が涼しげに首を傾げているので、自分が勘違いをしているのではないか、と思った。だがすぐに視線を向ける勇気は出ない。
脚ではない何か。小槙の肉体の一部であることは確かな何かの感触がする。
「こ、小槙、飲んでないんだよね?」
「飲んでないよ。竹野がいま持ってるじゃん」
「じゃあなんであの……それ……」
それ、と言いながら、竹野はおそるおそる自分の尻のあたり、そして小槙の下腹部あたりを覗き込んだ。
「竹野にくっついてたらそうなると思うけど」
「な、ならないよ!」
「俺はなるよ」
なるの。竹野は小槙の顔と、下腹部を交互に見ながら知らず問いかけてしまった。なるよ。小槙は苦笑しながら応える。
「竹野のこと好きだから、なるよ」
小槙の額が肩口に押し付けられた。
ぎゅう、と抱き込まれ、竹野の手から力が抜ける。媚薬の瓶がつるりと滑り落ち、天板の上へと中身が広がった。
「俺、竹野が好きって前も言ったよ」
「い……」
確かに言っていた。言っていたし、竹野も忘れてはいない。だが今日はとにかく小槙の家にくる、ということばかりが頭を占めていて、告白されたことを思い出す余裕が竹野にはなかった。
そのことについて考えだすと、頭がうまく働かなくなるからだ。正直竹野からすれば、小槙の告白は難関大学の過去問について考えるよりもずっと難しく、体力を使った。いつまで経っても回答も出ない。正しい答えがわからないからだ。
「キスは前もしたし、そこまで竹野をびっくりさせないかと思ったんだけど」
「び、びっくりするよ。前のときは、あの、不意打ちだったよね?」
一回したからいいというものではない。そもそも最初だって、許可した覚えはない。気がついたら柔らかいものが押し当てられて、何が起きているのかさっぱりわからなかった。思い出すだけで、自分が何かをしたわけでもないのに恥ずかしく、叫んで飛び出して走り出してしまいそうになる。
だって、キスだ。
竹野だって、恋愛に憧れくらいはある。だれかかわいい恋人ができて、手を繋いで、デートをしたりキスをしたりする。毎日講義やアルバイトの忙しさで、そのことばかりは考えていられないから、もしかしたら人に比べて欲求は薄いかもしれない。それでも、そういう相手ができたらどんなにしあわせだろう、とは思いはする。
思いはするが、目の前に突然差し出されてもびっくりするばかりだ。しかも思いもよらなかった相手。竹野だって、小槙のことは好ましく思っている。いつでも明るくて、強くて、みんなの中心にいる人。自分とは違う。それでも、親しくなれたら嬉しい。だが、こういう方向で、とは、予想したこともない。
「小槙はいったいどういうつもりで……あの、キ、スとか言うの」
「したいから言う」
「し、したいって」
「したくない? 俺はしたい」
したい、と後ろから伸びてきた手が竹野の手に、指に絡まる。痛くはないが、がっちりと強い力で掴まれ、竹野は固まった。手が熱い。手が掴まれている、ということを意識しないでいられない。手首の脈が、どくどくと、それだけが強く打たれているようで、そこだけの感覚が鋭く、自分の身体には他に存在しないのではないかというくらいになる。頬がじわじわと熱を持ち、竹野はうろたえた。
自分がいまどんな顔をしているのか。わからない。変な表情をしていないだろうか。眉は、目は、口元は。顔が隠したい。いま自分はきっと、誰にも見せられない顔をしているはずだ。
どうしてこんな状況になっているのか。
竹野はまったくわからない。だが告白したのにと言われれば、頷くしかなかった。
そうしてはた、と気づく。告白を受けた上で、一人暮らしの部屋を訪ねるというのは、客観的に見て、相手を受け入れたも同然と考えられるのではないか。竹野と小槙は、距離があり、友人だからというのもどこか白々しい。男同士だからそんな意識をしなかった、というところまで考えて、そういえば男同士だった、と竹野は今更ながらに気がついた。
自分の嗜好について、竹野は深く考えたことはない。初恋は、小学生の頃、自分よりも成績のいい女の子に憧れた。それ以降は特にこれといってときめく経験もなく、友人に誰それが可愛いと言われれば頷く程度だ。
漠然と、女の子と恋愛するだろうと思っていた。そうはっきり意識したわけではなく、大学に行ったら、彼女ができるだろうか、と考えていたからだ。
そうだというのに、小槙に告白されたときからいままで、彼が男だから、という理由で拒否することは考えもしなかった。嫌悪も否定もなく、小槙という相手でしか、考えていなかった。
そのこと、それだけで何かの答えが出るようで、竹野はひとり焦ってしまう。理由もなく闇雲に逃げ出したい気持ちだけが胸に広がる。
「あー! あの! あれ!」
あわあわと竹野は周囲を目線だけで見回し、ぱっと視界に映ったものを指差した。わかりやすいくらいに声が大きくなってしまうが、構う余裕もない。
「あれは? あれなに?」
「ん? どれ」
小槙が苦笑したらしい吐息が耳をかすめたが、竹野はあえて無視した。手の甲を親指にゆっくり撫でられているのも指摘せず、あれ、あれ、と気を外らせようと声を上げる。
「あの、赤い瓶」
「ああ、香水っぽいやつ?」
「あ、香水? インクかと思った」
「いや、香水でもインクでもない」
小槙がするっとこたつから足を抜き、棚から瓶を手に戻ってくる。またすとん、と座ったのは竹野の後ろだ。わざわざ自分にくっつかなくてもいいのだけれど。竹野は思いつつ、小槙がこたつにスムーズに入れるように身体を丸めた。小槙は手を伸ばし、竹野の前で瓶を振る。後ろに座っているからだろう、小槙の息が耳に当たってくすぐったい。
瓶の中に入っているのは少量の液体だ。瓶はガラスは厚みがあり、しゃれたかたちのわりに重そうだった。
「びやく」
「び……?」
竹野は小槙の言葉を変換できずに戸惑う。竹野の中で、知る単語に当てはめられない。小槙は困ったように眉尻を下げ、もう一度びやく、と口にした。
「なんて言えばいいんだろ。エロい気持ちになる薬?」
「えろ……あっびや……あ! はい! わかった!」
媚薬のびやくか。竹野はぽん、と手を打った後、無性に恥ずかしくなって顔を伏せた。そしてわかりました、ということを過剰に伝えるようにひたすらこくこくと頷いてしまう。
「竹野こういうの使ったことある?」
「なっ、ないよ!」
どこで買うものなのかもわからない。竹野は瓶を眺めるのも恥ずかしく、視線を上に投げたりしたに投げたり忙しない。小槙がそのことに小さく笑いを零しているのがわかり、また顔を伏せた。動揺を隠せない。そのことが、逆にひどく興味を持っているような態度になってしまい、わけもなく否定したくなる。
「そもそもどうして小槙はび、その、それ持ってるの」
「先輩からもらった」
「先輩? 大学の?」
「大学の。クリスマスコンパで闇鍋ビンゴ大会したんだけど、そのときの景品」
「はあ……」
竹野は口をぽかん、と開けたまま呆けてしまった。コンパ。聞いたことはある。大学に入る前は、そういうものに行くこともあるかも、と考えもした。だが結局縁がなく、いままで参加したこともない。こういうところで、やっぱり小槙とは世界が違うのではないかと密かに思う。
「変な景品が多かったんだよ。暗い中でカラフルに光るコンドームとか、電動オナホとかあったし」
もはやどう返事をしたらいいかもわからず、竹野はとにかく頭を上下に振り、聞いていますのポーズをとった。
縁がなくてよかったかもしれない。そんな景品が当たるのも、そんなビンゴ大会に出るのも、自分にはその場の空気に耐えられないだろう。竹野は思う。
「やばいもんは入ってないらしいんだけど、外装がないから中身は謎」
小槙が瓶をくるくると回す。確かに瓶には成分のシールなども貼られておらず、中身を示すものは何もない。特に濁りはなく、光にかざすと色が透けて綺麗だ。わかるのはそれくらいのもの。
「使ってみる?」
きゅぽっと蓋が開けられて竹野は慌てつつ、そっと瓶の中を覗いた。上から覗き込むと色が濃く、怪しいもの、という雰囲気がした。竹野はすん、と鼻を鳴らした。
甘いにおいがする。
「の、飲み物なの?」
「一応食品らしい。変に興奮剤が入ってたりするとまずいから飲んでないけど」
「……賞味期限もわからないから、やめておいたほうがいいと思う」
「ま、そうだな。捨てよう捨てようと思ってて、中身がわかんないからどう捨てたもんかとそのままにしてた」
持て余していたのは本当なのか、「開けたのも初めてだよ」と小槙もすん、と瓶の中身を嗅ぐ。
「こういうのは大体ビタミン剤とかカフェインらしいけど……竹野?」
調べたのか、小槙は変に詳しい。だが竹野はそれよりも、瓶に、瓶の中身に気を取られた。
「においはいいね。あまい……」
「竹野、このにおい好き?」
「桃ジュースっぽいね。ネクターっぽい」
原液で飲むのだろうか。
濃い、とろっとした桃ジュースを思い浮かべ、竹野は微笑む。味も桃なのだろうか。竹野はつい、またふんふんと嗅いでしまう。
「あまいね」
振り返って笑い、そこで竹野は気づいた。目を瞬かせて、固まる。小槙が涼しげに首を傾げているので、自分が勘違いをしているのではないか、と思った。だがすぐに視線を向ける勇気は出ない。
脚ではない何か。小槙の肉体の一部であることは確かな何かの感触がする。
「こ、小槙、飲んでないんだよね?」
「飲んでないよ。竹野がいま持ってるじゃん」
「じゃあなんであの……それ……」
それ、と言いながら、竹野はおそるおそる自分の尻のあたり、そして小槙の下腹部あたりを覗き込んだ。
「竹野にくっついてたらそうなると思うけど」
「な、ならないよ!」
「俺はなるよ」
なるの。竹野は小槙の顔と、下腹部を交互に見ながら知らず問いかけてしまった。なるよ。小槙は苦笑しながら応える。
「竹野のこと好きだから、なるよ」
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