小説の中の推しの悪女と入れ替わった?!~幸せになる為の入れ替わり〜

さくさく

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2章

29 皇子side

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やはり、最近の俺はおかしいな。
疲れているのかもしれない。

そう思って彼女から目を離し、マリアと他の生徒たちと談笑して忘れることにした。



2日目のランチ会は夜とは違い特に決まりはないが男女が別れて交流することが多かった。

俺も男子生徒たちと、話しながら昼食を取っていると、女子生徒が集まっているであろう方向から騒ぎがした。


「なにがあったんですかね?」
と男子生徒がザワザワしだして、交流会にならなくなってきたため、騒ぎが起きている場所へ向かった。


近づいていくと、2人の女子生徒が言い合いをしていて、間にはマリアがいた。


『どうした?」

そう聞くと、1人の女生徒がマリアに対してお茶を掛けたのだと主張した。

掛けた側の女生徒はやっていないと反論していた。
よく見ると以前からよくカリナ・ロンベルクと共にいた女だった。
またか、と思った。

マリアは火傷をしていたようだったので医務室へ行こうと連れ出そうと、周りを見渡した時、カリナ・ロンベルクが目に入った。


ボーッとこちらを見ている彼女。早足でそちらに向かいもう一度忠告した。

相手の返事を聞かずそのままマリアを医務室へ連れていった。




火傷の手当を医務員に頼んでいるときに事の経緯をマリアに聞くと、

「メアリーさんとぶつかって、メアリーさんが持ってたカップがその反動でひっくり返ったのです。」

『わざとされた感じはしたのか?』

「分かりません....でも、私、怖くて....」

その後、メアリーの意図的な反抗だと主張していた女子生徒にもう一度話を聞いても先程と同じことだった。

他に目撃者もいなかったため、気をつけるようにということで終わった。



メアリーという女生徒の意図的反抗かは分からないとなっても、俺はカリナ・ロンベルクには謝りに行かなかった。





その夜、交流会中は毎日開かれる夜会に出席すると、彼女は来ていなかった。


昨日の夜会やランチ会で一緒に居た友人を見つけたため、『彼女はどうした』と聞いたが

「今日はお疲れのようで、お部屋でお休みになっています。」
とだけ言われ、まるでこれ以上話しかけないでくれと言うかのように直ぐにどこかへ行ってしまった。


彼女は仮にも俺の婚約者だ。
ここでは婚約者らしい働きをして貰わないと困る。と理由をつけて探しに行こうかと思ったが、人に囲まれて動くことが出来なかった。



ようやく解放されて、会場から離れたところを歩いていると、中央棟からカリナ・ロンベルクが出てくるのが見えた。


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