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秋葉夕雲

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第二章

107 マディール

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 確かにここは金屋だった。
 ざっくりと積まれた紙束は紙がたいして高価な品物でないことを、十分な量産体制が整っていることを意味している。
 ちょっと興奮している。あれだけ気になっていた謎の一端がここで解けるかもしれない。
「ここにはお前たちが住んでいるのか?」
「ああ。しかしこの金屋には我々以外にも住人がいる」
「誰だよ」
「こちらにいるリスだ」
 リス? 確かに海老以外の魔物が探知できる。意外だなリスがいるなんて。まあでも可愛い動物ランク上位に入るだろうリスなら見た目的に癒しになってくれるはずだ。
 お? 茶色い後ろ姿発見。1m弱の小型の魔物だ。確かにあのふさふさの毛並みと大きな尻尾はリス――――じゃない。
 振り返ったリスは確かにリスだった。その口に虫のような大顎が取り付いていなければ。
「お、お前がリスか?」
 あまりにも奇異な顔に思わず困惑してしまった。いやしょうがないだろう? 可愛いリスかと思ったら今まででぶっちぎりに魔物らしい、全く地球では見たことないエイリアンみたいな生物だったんだから。
 はっきり言ってキモイ。おっとそんなことはいっちゃいけない。見た目だけで人を判断してはいけない。話してみるといい奴かもしれない。……でもこの顔がペットショップに並んでたらそのペットショップは多分潰れるぞ。
「へ、へへ。あっしがリスでやんす。どうぞよろしくお願いでやんす、女将」
 何故に三下口調? あ、ネズミだからか? (謎理論)
「オレの知ってるリスはその、カミキリムシみたいな顎はついてないんだけどな」
「へ? いやいやあっしの顎は生まれつきですぜ?」
 確かこの世界の魔物じゃないリスもいたはずだけどなあ? とてもそいつとは似ても似つかないぞ。うーんそういう方向性で残念な奴がきたかあ。カミキリスってとこかな。
 はっきり言ってきもいけどオレも人のこと言えないからここは流しておこう。
「お前らはここで紙を作ってるんだよな」
「その通りだとも我らが友よ」
「へい。ご明察でやんす」
 予想はしていたけど間違いないらしい。さあ一体どんな方法で作っているんだ?
「紙を作っているところを見ていいか?」
「存分に見るといい。そうだろうリス」
「構いやせんが見てて楽しいもんじゃありやせんぜ」
 おや? どうも海老とリスは会話できるみたいだ。魔物は女王蟻みたいに会話系の魔法がないと相互にテレパシーが難しいみたいだけど、こいつらは会話している。相性がいいのかな? 今までの経験からすると宝石の種類が同じか近いと会話を行いやすくなるみたいだったかな? もしかしたら宝石が同じ種類だから会話可能なのかな?



 紙の作り方は主に三つの工程に分けられる。
 食物繊維を取り出し、その繊維を漉く、乾燥させる。
 まず海老は近くの川に漬けていた木を取りに行った。なるほど。まず水に漬けて不純物を取り除いたりしてるのか。すでにこの時点で厚めの削り節みたいになっていて、網でひとまとめにしてある。
「木を伐採するのはあっしらの仕事でやんす」
 カミキリスは手近な木を群青色の光でバラバラにする。
 おおう。やっぱりいたか。木を操る魔物。オレもいい加減予想能力が高まってきたかな。
 そして次に灰や石灰などを入れたアルカリ溶液で煮る。うん、基本的な古代の製紙工程だな。
 が、ここからは地球ではお目にかかれない光景だった。
 海老がストローのように自身の魔法で操っている水を鍋に垂らす。こちらの水も群青色の光を纏っている。さらに海老の頭にちょこんとカミキリスが乗っかる。海老はかなり大型になるため、カミキリスが乗っかっても疲れた様子さえない。
 ……犬とか猫に乗っかるならともかく。エイリアンみたいなリスが乗っかってると……なんだろう? カミキリスが海老を洗脳してるみたいにも見えるな。
「で? 何でお前らくっついてんの?」
「無論我らの友情を示すためだ!」
「この方が仕事しやすいでやんす」
 さいですか。
 群青色の光が鍋を包む。いかにも魔女の実験って感じだな。とはいってもこの工程は非常に科学的で、紙を作る場合ほぼ必須だ。紙の作成に邪魔になるリグニンをアルカリ液に溶かす、二千年近く変わらない必要なこと。とはいえ時間がかかるから村の様子でも――――
「「できた」」
 ……はい?
「は、はああ!? こんな短時間で終わるわけないだろ!?」
「いつもこれくらいで終わるでやんすよ?」
「そうとも。我らの神への愛がなせる業である」
 煮だされた木は確かに柔らかくなっており、十分に紙の繊維を取り出す準備ができているようだ。
 まじかよ。おおおお落ち着こう。ここここれくらい驚くようなことじゃない。魔法だ。これは魔法の仕業だ。
 まず魔法がどんなものかを確かめよう。。
「海老の魔法は水を操る、リスの魔法は木を操る。リスの魔法は離れた場所にも届くタイプの魔法だよな」
「い、いえ。あっしの神秘は離れたところにゃ届きやせんぜ」
「神秘? この国では魔法をそう呼ぶのか? それよりも離れた所に届かないならどうやってるんだ?」
「無論絆の力である」
「そりゃ海老の旦那と協力してるでやんす」
 どうやら海老の魔法が作用している水の中ならカミキリスの魔法も使用できるみたいだ。
 以前にアリジゴクが協力して魔法の威力を上げたのを思い出した。それと同じような方法か? しかしこいつらは全く別の魔法なのに……魔法そのものでも相性がいいのか?
 魔法には優先順位があるはずだから同じものに働きかけるけど違う種類の魔法だとこういう合体魔法はできないはず。魔法の光が同じ色なのも関係あるのかな? 
「次の工程に移るがいいか?」
「え、ああ。やってくれ」
 海老は鍋に水を入れると木の削り節を洗い始めた。これも不純物を取り除くのに必要なはず。
「終わったぞ」
「速いなおい!」
 確かに木が取り出された鍋には細かいゴミらしきものが浮かんでいる。
 オレの記憶が確かなら次の工程は叩解だ。柔らかくなった木の繊維を完全にバラバラにするためにハンマーなどで叩いたり、水車を利用して杵と臼で叩いたりもする。
「今度はあっしも手伝いやすね」
 別の鍋に移したもうくたくたに柔らかくなった木を今度は洗濯機みたいにぐるぐるかき回しながら混ぜていく。
「ホントはそっちのでかい鍋に移してもっと大人数でかき混ぜるんでやんす」
 これまた魔女の大鍋みたいなでかい鍋がデーンと置いてある。海老5,6人なら辺りを取り囲めそうだ。鉄製ではなく土鍋なのはやっぱり鉄を鍛造する技術がないからか。
 物理的に叩かないところを考えると木の繊維を分解しているのか?
 今度の工程はちょっと時間がかかる。といっても十数分らしいけど。
 やがてもう綿のようにもこもこしていそうな木の繊維が浮かんでいた。
 古代の紙は制作にそれなりの時間がかかったはずだ。少なくとも一時間ちょっとでできるもんじゃない。しかもちょっとお客様に夕飯を馳走するように気軽な作り方で。これならあのでたらめな製紙技術も説明できる……のか?
「では次に漉いていこう。聖者から受け継いだ業をみるといい」
 遂に紙漉か和紙の作り方で見たこともある人も一番多い工程かな。竹簾とかで紙の原料を縦横に動かしたりする作業だ。
 浴槽みたいな場所に水を張ってそこに今まで煮込んだり叩いたりした木をぼとぼと落としていく。さらにトロっとした液体を加える。
「何だこれ? あ、いやちょっと待って。えーとこれあれだ、植物から抽出したデンプンか動物から取った膠だな?」
「でんぷんが何かはわからないが確かに植物の根を刻んでから水に晒したものだ」
 当たりい! 紙に膠やデンプンなどを混ぜると耐水性が上がって丈夫になると聞いたことがあったけど正解だったみたいだ。
 で、さらにそれをかき混ぜる。そして、木の板を入れて、群青色の光が包んで、そっからその板を動かし、
「「できた」」
 うそおん。
 え? ちょっと待って? 木の板を入れて取り出しただけだぞ?
 木の板には薄い液体が……液体がどんどん乾いていき……一枚の……紙ができた。
 もうわけわかんねえな。
「これで終わりだよな」
「その通りだ。いかがだったかな」
「すげえ驚いた」
 語彙力どこ行った。しかし驚きしかない。ちょっと振り返りつつ考察してみよう。

 まず魔法の性質。海老は水を操る。ただ単に動かすだけじゃない。多分水の溶質をコントロールする能力がある。そうじゃないとアルカリで煮るときにあんなに早く柔らかくなったことの説明がつかない。
 例えば食塩水があるとする。一度溶けた塩を析出させる一番手っ取り早い方法は水分を蒸発させることだ。他はイオン交換膜、つまり塩は通すけど水は通さない物質を使うとかだな。
 しかし、海老の魔法はそんな七面倒くさいことは一切しない。ただ魔法を使うだけでいい。それだけで塩と水を分離させられる。これがどれくらい凄いことかわかるだろうか。砂場に埋めた百個のビー玉を探しだしてかごに入れることの百倍難しいだろう。
 さらに物質中に存在する水分を取り出す、つまり乾燥させることもできる。
 製塩、蒸留、乾燥、これらの行為を手をかざすだけでやってのける。……水の魔法。正直言ってなめてた。
 こんなに応用力があるとは。例えば春に作ったリービッヒ冷却器。あれも海老さえいれば必要ない。
 他にも色々……アレ? なんか忘れてる? えっと、水を操る魔法、イオン交換、水を吸い出す……あ!?
「メープルシロップ!? そうだ海老がいればメープルが作れるかも!?」
 海老の魔法なら樹液を吸い出すことができるかもしれない。
 急いで海老に事情を説明してオレたちの巣に植林した接ぎ木済みのサトウカエデのもとまで来てもらう。もし上手くいったら正真正銘の甘味ゲットだ! 上手くいきますように。
 思わぬ発見だけど、名前は、<水操作>でいっか。

 カミキリスは植物、多分繊維を結合、分解させる魔法だ。
 ちなみに植物繊維は細胞壁の成分であるセルロースを主として多糖類、リグニンなどを含む細胞の連なりだ。もちろん例外あり。一口に植物繊維といっても色々ある。
 ここでポイントなのはアルカリで煮ていること。多分リグニンには影響を与えられないか与えられたとしても限定的なんじゃないか? よってカミキリスの魔法はセルロースもしくは細胞壁を操る魔法である可能性が高い。
 一応植物同士をくっつけることも可能らしい。まじで万能だな。接ぎ木とかの役に立つかなあ。
 名前は<プラントテープ>ってとこか。マジックテープの植物版って意味。

 いや、ほんと。凄いです。そりゃまあ物質文明とか流行らんわ。こんなに便利なもんあったら道具だのなんだの工夫しようとするのすら馬鹿馬鹿しくなる。まあそれでもオレはやるけどね。
 早い、安い、上手い、三拍子そろった素晴らしい製紙技術だ。機械無しだとこれ以上は無理だろう。
 魔法同士の融合。魔法と科学の融合。オレの思考の百歩先を行っている。この世界の魔物の知識はオレの想像のはるか上を行っている。
 有体に言って完璧だ。学究の徒らしからぬ言葉ではあるけど、これ以上にいい方法が思いつかない。強いて言いうなら紙をローラーで圧し潰したほうが上質になるかもしれない。<プラントテープ>があるからそれすらもいらんかもな。
 つーかカミキリスについてはともかく海老については最初からわかってたんだから製紙技術に応用できるくらいは気付けよな。解答見ながらでしか問題集解けないダメ学生かよオレは。
「如何した蟻」
「お腹でも痛いんでやんすか」
「紫水は偶にこんな風になるよ」
 余計なことは言わなくてよろしいぞ小春。

 しかしまあ、よくもこんな紙づくりに役立つ魔物を見つけたもんだ。千年間国が栄えてるってのは伊達じゃないのか? うーん? 違和感はやっぱり消えないよな。それともあれかな? 文明が一度滅亡して一部の技術だけが残ったとか? それくらいじゃないとこのへんてこな文明は説明できないような。
 あーわからん。わからんけど、もうちょい色々聞いてみようか。
「この方法を考えた奴は誰だ? さっき聖者から受け継いだとか言ってたけど」
「その通りだ。これは人間の聖人カイルンが編み出した業だ」
 カイルンね。ホントにこのやり方を思いついたのがそいつかどうかは確認しようがないけど、誰かがこれを思いついて、きちんと伝承できる体制を築いたわけか。ぜひ一度お会いしたかったな。
 はっきり言ってヒトモドキの評価を大幅に上方修正しないといけない。ちょっと馬鹿にしてた。反省しなければ。
「そういえばお前らのトップってどこにいるんだ」
「女王のことかな? ここの地下にいるとも。君も会うといい」
 おけおけ。じゃ、地下に行ってくれ。あ、その前に聞きたいことがある。
「お前らの母親は女王か?」
「無論だとも」
「女王以外は子供を産めるか?」
「女王以外が子を産めるはずはないだろう?」
 間違いないな。海老も蟻や蜂みたいな真社会生物だ。珍しくオレの予想が当たってたかな。つまりこいつらも女王からの命令には絶対的に従順だ。女王を何らかの方法で抑えてしまえば何とかなるかもしれない。



 薄暗く、じめっとした地下で、ぱっと見た印象は牢屋に囚われた姫様だ。ただし海老の。
「ワタクシが海老の女王だ。神に祝福されしワタクシに何か御用で?」
 こいつは明らかに虜囚の身だった。水と食料、恐らくは小さい海老や卵だけが通せる牢屋。
 どうやったらこんな状況で尊大な態度が取れるのか。精神病院を勧めた方がいいかもしれない。
「あー、お前はこの状況について何も思わないのか?」
「? 何故? ここはワタクシが住まう金屋です。不満があるはずはないでしょう」
「いやでもなあ。紙を売ってるなら儲かるだろ? もっといいとこに住んだりできるはずだろ」
「売る? どういう意味です?」
 あれ? 海老には通貨の概念がないのか?
「えーと、紙を食料とかに交換したりはしてないのか?」
「いえ、食料は皆自分で調達しています」
「じゃ、じゃあなんだ? お前らタダで紙作ってんのか? 褒賞とか貰おうと思わないのか?」
 ありえない。少なくとも中世なら上質な紙は高級品だ。現代のようにポイ捨てできるようなものじゃない。
 それを報酬無しで作るとかありえない。
「何故そんなことを? すでにによって救われた私たちはいつ死んでもよいでしょう?」
 わからない。言葉の意味も会話のわけも。
「マ、マディールってなんだ?」
「救いですよ。神から救いを与えられてことの証です」
 何度か会話するうちにマディールの意味も見当がついた。翻訳するなら聖別、救済かな? 完全にこの世界独自の言葉のため翻訳するのは難しい。
「つまり人間からマディールを与えられたと?」
「ええ。マディールを与えられた魔物は楽園に迎えられます。貴女もそうなのでしょう?」
 ここだな。わが孫よ。これを読め。
「わたしは人間からまでぃーるを受けることを希望しています」
 よーしよしよしいい子いい子。機械翻訳を機械音声で読み上げたくらい棒読みだけどよし。
「素晴らしい。貴女もマディールを受けられる日を心待ちにしています」
「質問だけど、お前は誰から自分たちがマディールを受けたと聞いたんだ?」
「母からですよ。そしてこの聖典に書かれています」
 器用にハサミでどれほど読めばこれほど擦り切れるのか想像できないくらいボロボロになった本を誇らしげにつまむ。
「そうか。良くわかったよ。ありがとう」
 うん。よおぉぉくわかった。
 この海老は洗脳されている。徹底的に、完全に、連綿と。
 これだけの技術を持ちながらこんな状況でも甘んじていることを強制されている。いや、強制されていることさえ気づけてない。
 つまり奴隷だ。
 いや、もはやそれ以下。エジプトでピラミッド建造に携わった農民などにはビールが振る舞われたという。紀元前でさえそれだけの待遇は存在していた。
 こいつらには食料さえ与えられていない。もはや奴隷を下回り家畜以下。生きているロボット。その言葉がふさわしいだろう。

 何しろロボットの語源は強制労働なんだから。

 つまりマディールとは、洗脳が完了した魔物に与えられる奴隷の烙印ってことか。親から子へセイノスの教えとやらが受け継がれてきたようだ。
 人間ならそんな伝言ゲームは無理だけど、魔物のテレパシーで感情、意思、それらを全て受け継がせれば可能かもしれない。気の遠くなる話だけど。
 ヒトモドキめ。本当に――――。

「凄いな!」
 一向に進歩しない語彙力はどうにかならないもんか。
 しかしこれは本当に凄い。一体どうやって嘘を吐けないテレパシーという会話方法でここまで見事に洗脳したんだか。そもそもヒトモドキはテレパシーで魔物と会話できるのか? もしかしたら捕まえている魔物に翻訳能力でもあるのかな?
 ふう。まじで甘く見てたなあ。
 後それと、オレ自身も意外だったんだけど、どうもオレは宗教自体やそれを利用して金儲けなりなんなりをする奴は別に嫌いじゃないみたいだ。これは自分でも意外。多分オレが嫌いなのは……まあいいや。

 それでこいつらはどうしようかな。
 洗脳を解こうとは思わない。それがどんなに難しいかはよく知ってる。なのでどうやって利用するか。うーん。このまま嘘を吐き続けてもそのうちバレる。正直に話せば諍いは避けられない。
「ねーねー、紫水。他にも海老の棲み処があるみたいだよ。あと、海老は神の加護によって他の魔物に襲われにくいんだって」
「ん、事情聴取ありがとう小春」
 ふむ。襲われにくいのはあれだな、多分海老が固すぎて食べにくいか、毒でもあるんだろう。
 他の棲み処にも行ってみるか。
「あと、この家にもまだ産まれてない女王になれる子供がいるみたいだよ」
 ……小春め。オレが何をしたいかきっちり読んでるな。
 つまり、子供がいるなら今いる親世代は生かしておく必要がない。前のやくざ蟻と同じだ。トップをすげかえる。
 洗脳が解けないなら、洗脳される前にこっちが教育してやればいい。もちろんヒトモドキのロボット状態よりもましな待遇に改善する。具体的には美味い飯を食わせる。外敵がいれば守る。もちろんオレにできる範囲でだけど。
 そのためにはどうやって洗脳したか探らないとな。では捕まえたヒトモドキと会話しようか。
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