ダンジョンの隠者

我輩吾輩

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第6話 再び地上へ

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「みんな、ついてきてくれ。」

「「「はーい。」」」

(さて、地上に出ようにもこの扉の向こうにはあの謎の生物がいるわけだ。)

男は、意気揚々と号令をかけたが、特にいいアイデアが思いついたわけではなかった。不安にさせまいと、声をかけたのだろう。

(よし、ダンジョンコアたちの魔法で何とかしてもらおう。)

そんなわけはなかった。

「ドアを開けるから、そしたら魔法を打ち込んでくれ。」

「どんな魔法ー?」
「攻撃魔法でしょ。」
「私がやる!」

指をくるくると回す。遊んでいるようにしか見えないが、まるで綿あめができるかのように、水色のもやが現れた。

「いくよー!」
「わかった!」

勢いよく扉が開かれる。
手のひらからふわりと話されたかと思うと、一気に加速して見えなくなった。数秒後に、大きな音がした。

「あれ?」
「どうしたの?」

「何にもあたってない気がする・・・」

「なんだって?ってことは、もうあいつらはいなくなっていたのか。」

「よかったねー。」
「うんうん。」
「うー、よくない。せっかく打ったのに・・・」

「よし、外に出よう。」

(いないなら心配ない。一気に走って向こうまで行こう。)


「ぜぇぜぇ、もう歩けない。」

「体力なさすぎー。」
「さっさと行こうよ。」
「お兄さんに、魔法打ってもいい?」

「お、お兄さんは疲れているんだ。少し休ませてくれ。」

「打つよっー!」

「ほ、本気か?!やめてくれ!」

「いっくよーっ!」

黒い光が放たれる。まるで、闇に包み込まれるように、男はもだえる。

「うっ、うがぁ、って、あれ?」

「なんか、元気出たー!」

「ふっふん。すごいでしょ。」

ダンジョンコアが使ったのは回復魔法だった。

「やったー!よーし、出口まで競争だー!」

魔法には使ったものの個性が出る。どうやら、若干ダンジョンコアの魔法に当てられたようだ。




「地上よ、私は帰ったぞ!」
「うぎゃ?」
「あ・・・」
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