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第13話 新たな出入口
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「帰ってきたー!」
「ただいまー!」
ダンジョンコアたちも戻ってきたようだ。
「お帰り~。」
「なんでいるの!」
「なぜー!」
「この子に連れてこられたんだよ~。」
着ぐるみ男が隣を指さす。
「ぐぅぐぅ。むにゃむにゃ。」
ダンジョンコアがぐっすり眠っている。
「アレット!何やってんのー!」
ダンジョンコア、もといアレット。どうやら今の騒ぎで起きたようだ。
「おはよう・・・おなか減ったー。」
「そういえば、私もおなか減ったー。」
「そんな場合じゃないでしょ!」
「元気だね~。」
着ぐるみ男は他人事のように、その様子を眺めている。
「あの、どうしてこんな平然としていられるのでしょうか。」
「それはね~、この場で一番強いのが僕だってわかってるからだよ~。」
(なんなんだこいつ・・・突然転移させられて、こんなに平然としていられるなんて、どうかしている。)
「それにしても君たち、魔物かなんかなの~?それとも魔族ってやつ?」
(これはやばいぞ・・・下手なことを話すと狩られてしまうかもしれない。)
「いや~、ただの人間ですよ。」
「へぇ~。じゃあ、一緒に王都までこよっか~。魔族だけに効くっていう毒物があるんだけど、違うなら問題ないでしょ~?」
(これはブラフだ。乗ってはいけないな。冷静に返答しよう・・・)
「ははっ、いいですよ。でも、そのためだけに王都に行くってのは大変だと思いますが。」
「どっちにしろ君には王都まで来てもらわなくちゃいけないんだよね~。取り調べしないと~。」
(そうだった・・・これはまずい。だが、もう俺の頭には期待しない。自分の力でこの場を切り抜けて見せる!)
どちらにせよ使うのは自分の頭だ。
「まぁ、実はその毒物、今も持ってるんだよね~。」
着ぐるみ男が猫じゃらしをゆすると、小さな瓶が飛び出してきた。
「はい、飲んでみて?」
「・・・」
「どうぞ~。あれ、飲まないの?」
「・・・飲みます。」
男は手を伸ばす。顔が青ざめ、全身が震えている。
(・・・もしかしたら、ダンジョンマスターは魔族でも魔物でもないのかもしれない。なら、飲んでも問題ないはず。)
「あっ、こぼしちゃった~。」
着ぐるみ男がわざとらしく小瓶を揺らすと、中から液体が零れ落ちた。一見すると、水にしか見えない。しかし、地面につくと。
ジュワッ
「あー、とけちゃった~。」
液体がこぼれたところから、マッチ棒からでるような小さな煙が立った。
ガシュッ
音が鳴ると、地面が突然くぼみ、そのまま抜け落ちていった。
「お~。ここの下には大きな空洞があるみたいだね~。」
「はい。どうぞ~。」
男は今にも泣きそうだ。風が吹き、男の耳元にぎりぎりでくっついていた目隠しが飛んでいく。
その様子に、男は自らの運命を重ね合わせたようだ。
(泣きながら謝れば許してくれるかもしれない。そうだ、ダンジョンコアに合図してもう一回転移させてもらおう。いや、言い争いをしていてこっちのことに全く意識が向いていない。あいつら、この状況が分かっているのだろうか。)
男の往生際の悪さをなめていた。目隠しのことなど、気にも留めていない。
(よしっ、ここは歌おう。もしかしたら感動して小瓶を引っ込めてくれるかもしれない。)
この男、おかれている状況を理解できているのだろうか。
「飲んで~。」
「うぎゃ?うぎゃあっ!」
「あらら、邪魔が入ったみたいだね~。」
「うぎょおっ!ぎょっ!」
「うわっ!」
小瓶の液体によって空いた穴から、突然槍が伸びてきた。
「うぎゃっ!」
空いた穴は、ダンジョンまで到達していたようだ。謎の光に驚いたダンジョンの侵入者が、その光の元に、槍を差し込んでいる。
「この声は、ゴブリンかな~。」
「ただいまー!」
ダンジョンコアたちも戻ってきたようだ。
「お帰り~。」
「なんでいるの!」
「なぜー!」
「この子に連れてこられたんだよ~。」
着ぐるみ男が隣を指さす。
「ぐぅぐぅ。むにゃむにゃ。」
ダンジョンコアがぐっすり眠っている。
「アレット!何やってんのー!」
ダンジョンコア、もといアレット。どうやら今の騒ぎで起きたようだ。
「おはよう・・・おなか減ったー。」
「そういえば、私もおなか減ったー。」
「そんな場合じゃないでしょ!」
「元気だね~。」
着ぐるみ男は他人事のように、その様子を眺めている。
「あの、どうしてこんな平然としていられるのでしょうか。」
「それはね~、この場で一番強いのが僕だってわかってるからだよ~。」
(なんなんだこいつ・・・突然転移させられて、こんなに平然としていられるなんて、どうかしている。)
「それにしても君たち、魔物かなんかなの~?それとも魔族ってやつ?」
(これはやばいぞ・・・下手なことを話すと狩られてしまうかもしれない。)
「いや~、ただの人間ですよ。」
「へぇ~。じゃあ、一緒に王都までこよっか~。魔族だけに効くっていう毒物があるんだけど、違うなら問題ないでしょ~?」
(これはブラフだ。乗ってはいけないな。冷静に返答しよう・・・)
「ははっ、いいですよ。でも、そのためだけに王都に行くってのは大変だと思いますが。」
「どっちにしろ君には王都まで来てもらわなくちゃいけないんだよね~。取り調べしないと~。」
(そうだった・・・これはまずい。だが、もう俺の頭には期待しない。自分の力でこの場を切り抜けて見せる!)
どちらにせよ使うのは自分の頭だ。
「まぁ、実はその毒物、今も持ってるんだよね~。」
着ぐるみ男が猫じゃらしをゆすると、小さな瓶が飛び出してきた。
「はい、飲んでみて?」
「・・・」
「どうぞ~。あれ、飲まないの?」
「・・・飲みます。」
男は手を伸ばす。顔が青ざめ、全身が震えている。
(・・・もしかしたら、ダンジョンマスターは魔族でも魔物でもないのかもしれない。なら、飲んでも問題ないはず。)
「あっ、こぼしちゃった~。」
着ぐるみ男がわざとらしく小瓶を揺らすと、中から液体が零れ落ちた。一見すると、水にしか見えない。しかし、地面につくと。
ジュワッ
「あー、とけちゃった~。」
液体がこぼれたところから、マッチ棒からでるような小さな煙が立った。
ガシュッ
音が鳴ると、地面が突然くぼみ、そのまま抜け落ちていった。
「お~。ここの下には大きな空洞があるみたいだね~。」
「はい。どうぞ~。」
男は今にも泣きそうだ。風が吹き、男の耳元にぎりぎりでくっついていた目隠しが飛んでいく。
その様子に、男は自らの運命を重ね合わせたようだ。
(泣きながら謝れば許してくれるかもしれない。そうだ、ダンジョンコアに合図してもう一回転移させてもらおう。いや、言い争いをしていてこっちのことに全く意識が向いていない。あいつら、この状況が分かっているのだろうか。)
男の往生際の悪さをなめていた。目隠しのことなど、気にも留めていない。
(よしっ、ここは歌おう。もしかしたら感動して小瓶を引っ込めてくれるかもしれない。)
この男、おかれている状況を理解できているのだろうか。
「飲んで~。」
「うぎゃ?うぎゃあっ!」
「あらら、邪魔が入ったみたいだね~。」
「うぎょおっ!ぎょっ!」
「うわっ!」
小瓶の液体によって空いた穴から、突然槍が伸びてきた。
「うぎゃっ!」
空いた穴は、ダンジョンまで到達していたようだ。謎の光に驚いたダンジョンの侵入者が、その光の元に、槍を差し込んでいる。
「この声は、ゴブリンかな~。」
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