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オレを楽シませてね
しおりを挟む息苦しさを感じて、瞼を開く。
――ここは……?
暗がりの中、見覚えのない部屋を見渡し、ゆっくりと体を起こす。足元からガチャリと金属音が聞こえ、音がした方に目を向けると、足には枷が付けられていた。その足枷から伸びる鎖は重たげな丸い金属の重りに繋がっている。
――何これ……。
足を動かそうにも、重りが重くて僅かしか動かせない。そうこうしているうちに、徐々に目が暗闇に慣れてくる。周囲に鉄の棒がいくつも並んでいるのが見えて、その棒に手を伸ばす。手には確かに金属の冷たい感触があった。今、自分が鉄格子の檻に閉じ込められていることを理解する。
「え……? なん……」
暗闇で拘束されて、檻にまで入れられていることを自覚した私は、呼吸が浅くなり鼓動が速まっていくのを感じる。いつ、どこで、誰が、何を、なぜ、どうやって。ここにいる理由を自分に必死に問いかけるが、緊迫した状況で何一つ答えを導くことはできない。
しかし、今私はこの場所にいる。私の足でこの場所に来たのではない。そうであるなら、誰かに連れてこられたということ。それだけは、はっきりとしていた。
今、泣き叫んで助けを呼ぶのも手ではあるが、私をここに閉じ込めた犯人がすぐそこにいるかもしれない。深呼吸をして自分を落ち着かせる。
――大丈夫。落ち着いて、私。
足枷は重く、移動するのに苦労する。約八立方センチメートルほどの檻の中で、錠前が付いている場所まで、やっとの思いで移動する。
当然と言うべきか、錠前にはしっかりとカギがかかっており開く様子は一切ない。まるで捕獲された動物のような扱いだ。
鉄格子を掴み、顔をのぞかせて周囲を注意深く観察する。見渡しても人の気配は感じられず、ベッドと机と椅子があるだけ。いや、正確には私を閉じ込めている檻もある。生活感漂う部屋に、檻というインテリアが部屋の一端を飾っているのはどう考えてもおかしい。
普通ならもっと、物置のような場所に閉じ込めるのが普通ではないのか。こんなにも生活感あふれるものと一緒に閉じ込められているとなると、目的は人身売買や殺害というより、監禁観察することが目的なのかもしれない。仮に観察が目的ならば――
――私を捕まえた人物は私を知っている……?
目的から犯人像を思い浮かべる。考えられるのはストーカーの存在。しかし、今までストーカー行為にあったことは無い上に、そういった危険性を感じたことは一切無かった。身近な人物で私に危害を加えようとする相手も思い浮かばない。
ならばと、私はここに来るまでの直前の記憶を思い出そうと頭をひねる。
部屋には窓一つなくカレンダーもないこの部屋では、日にちも時間もわからないが、直近の記憶として思い出せるのは、土曜日に遊園地に居たということ。
私は大の絶叫マシーン好きで、月に二度程遊園地に行ってアトラクションを楽しんでいる。友人の中で絶叫マシーンを一緒に楽しみ、それに付き合ってくれる人物はいないため、遊園地には一人で行っていた。
いつもと違っていたのは、その遊園地内に臨時で開かれたサーカスを目にしたこと。私はそこに興味本位で立ち寄り、想像よりも本格的な芸が見られて満足していたことを覚えている。
そして、いざ帰ろうとした時に、そう、たしか……。テントの入口に風船を持ったピエロが立っていた。ピエロは私に風船を渡して、テントに戻るように促して。何かのパフォーマンスかと思った私は、彼に誘われるがままもう一度テントに入り……。……。そこから記憶がない。
――もしかして、あのピエロが?
そう思った瞬間、ドアがギィッと音を立てて開かれる。私は即座に身構え、鉄格子から距離を取る。ドアの方からパチンと音が聞こえ、この暗闇の部屋に明かりが灯る。
眩しさに目がくらんだが、目を細めてドアの前に立っている人物の姿を、視界が捉えていく。そこには、フルフェイスのマスクをつけ、全身に血を浴びた――
「ヒッ」
その姿を見た途端、足の痛みを無視して重りを引きずりながら、檻の端まで移動する。痛みなど気にしていられなかった。
――何だあの血は!? 何なんだこの人は!?
私はその姿を見てパニックになり、どうにか逃げようと格子を揺らし、脚の枷を外そうとするが何ひとつ思い通りにはならない。
何をしてもこの約八立方センチメートルの檻から逃げることは叶わず、これから自分の身に起こるであろう恐ろしい情景を想像し、身体が震える。
しばらくそのままこちらを見ていただけのマスクの男は、こちらに向かい歩いてきた。近づいてくる男の姿を見て、震える私の口元は叫ぶように助けを呼ぶ。
「だ、だれか助けて!!」
ガァン。
その声を叱りつけるかのように男は音を立て檻を掴む。私が「ヒッ」と声を漏らすと、彼はゆっくりとマスクを取り外した。現れたのは不健康そうな白い顔と、ホワイトアッシュの髪色で、真っ黒なマスクとは対照的な印象を受ける。でも、長い前髪に隠されてチラチラと見える目の色だけは暗い色で、深淵を映し出すようなその目に引き寄せられ、決して目を離すことができない。それは見たこともない若い男の姿だった。
「そんな大きな声、出さないでよォ……」
男は間延びした声で私に話しかけ、犬のようにフルフルと頭を振り、髪の毛を揺らす。
「木榑 愛ちゃんで合ってる?」
「な、何で名前を……」
彼は私の答えを聞いて大きくため息をつく。二本指で挟んだカードを取り出す。それは身分証明書――運転免許証――だ。
「ここに書いてある通りだと、25歳ってコトだよねェ。失敗シちゃったなァ……」
――失敗? 私を捕まえる必要がなかったということか?
男は少しイントネーションがおかしく、変わった喋り方をする。おそらく見た目から言って私より若い。私は一か八か、彼に提案を持ちかける。
「え、えっと、間違って捕まえちゃった感じですか? け、警察にも通報しないって約束するので、解放してほしいかなぁ、なんて……」
「えェ~? それはダメ。こうシて顔を見られちゃったシ……」
「えっと、顔だって忘れます。私、物覚えは悪い方ですし――」
ガンッ!
私が話し終える前に、彼は長い足で檻を蹴る。すぐそばで大きい音が鳴り、耳がキーンとなった。ダメだ。余計なことを言ったら殺される。いや、何もしなくても殺されるだろう。私は震える身体を押さえつけ、これ以上彼を刺激しない様に口を噤む。少しでも長く生き残るために。
「俺もさァ、折角美味シそうなご飯にありつけると思ったら、まさかの腐った肉を掴ませられたワケ。かわいそーでしょ? オレ」
「……」
「聞いてンの?」
「聞いてます……」
目の前の男は『肉』と言う単語を使う。私は男が話す『肉』の意味がわからず、恐怖心を一層掻き立てられる。
「ッソ。ンで仕方ねえカラ、そこらで見繕って、代わりの肉を解体シてたワケだよ。その間飯抜きだったンだよ? 今もまだ血抜き作業中だシ。ホント、最悪」
――まさか……っ。
彼の言葉の意味を察してしまい、私は歯をカチカチと鳴らし始める。
おそらく『腐った肉』とは私のこと。理由はわからないが私は対象外で、代わりの人物が殺されたということが分かる。罪悪感も何もなさそうに話すこの男が理解できなくて、私がバラバラに解体される所だったということを知り、歯がより一層ガチガチと鳴るのを止められない。
「まァ、今は何もすることがないシ、ちょっとオレの話に付き合ってよ。君みたいな人と話シたことはないシ、なんか面白い話でもシて?」
こんな状況でなど面白い話などできるわけがない。私は抱いた疑問をそのまま口に出す。
「わ、私は殺されるんでしょうか……?」
「ン? 今はまだ決めてないよォ。間違ったのは初めてだシ、どうシようか悩み中。だからこうやって檻の中に入れてんの」
「……」
「だからさァ、オレを楽シませてね♪ それともォ……、やっぱり死ンどく?」
――こんなところで、こんな男に殺されてたまるか……。絶対、絶対生きてこの場所から逃げ出してやる。
私は必死に首を横に振ると、男は「そっかァ」とにこやかに笑った。
彼の機嫌を損ねたら殺されるということだけはわかる。言葉は選ばなければならない。彼の一挙一動、表情に対し目を見張る。
「ねえ、君。あ、アイちゃんだっけ。アイちゃんは何で遊園地で一人でいたの? 親とはぐれた子供かと思っちゃったジャン」
「一緒に遊園地に行って楽しむ友人もいないので、一人でいました」
「ふーん? オレも遊園地は好きだよ~♪ 気が合うね」
「そうですね……」
「あ、オレのことはユートって呼んでね。短い間かもシれないけどヨロシク。あー、そろそろいいかも」
彼は腰を上げ、そのままドアから部屋を出ていく。彼の姿が消えたおかげで、張りつめていた緊張が少し緩む。
彼は「短い間」と言っていた。それは、おそらく、私が生かされる期間のことだろう。そして、私が何か彼の気に触ることをすれば、さらにその期間は狭まるであろうことを示唆している。
絶対にそうであってはならない。今すぐ逃げ出したいという気持ちは強くあるが、殺されては元も子もない。まずは彼を観察し、殺されない様に気を付けなければ……。
私が檻の中で生存戦略を立てていると、服を着替えたユートが部屋に入ってくる。その手には皿を乗せて。
彼は椅子をわざわざ檻に近づけて、そこに腰を下ろす。そして肉にフォークを突き刺し、鉄格子の間から私に向けて、差し出してくる。
「見て? さっき調達シた肉で作ったステーキだよォ。アイちゃんも食べる?」
その言葉を聞いて、私は急いで口元に手を当てる。胃から押し上がってくる液体に必死に抵抗するが、勢いよく上ってきたソレを口から吐き出してしまう。
ベチャッ。ビタビタビタッ。
「ハ!? ちょっとォ! コッチはこれから食事するトコなのに……。汚いよォ! も~」
ユートは椅子の上に皿を置き、タオルを一枚檻の中に投げ入れる。
「それでキレイにシて」
ユートは汚いものを見るかのように私を見る。しばらく私を見つめた後、「ヤレヤレ」と言いながら、彼は再び椅子に腰を下ろし、皿に乗っている物を食べ始めた。
「ン~。今日はちょっと臭みが強いなァ。あんまり美味シそうジャなかったシ、シょうがないかァ……」
――嘘……、でしょ……?
男はむしゃむしゃと皿のモノを食べている。人の肉を食べている。放心していると、ユートから「早くキレイにシなよ」と言われ、私は舌にピリピリとした酸味を感じながら、投げ込まれたタオルを拾う。遊園地に行った日の朝ごはん以降、何も食べていないため固形物は吐き出していない。胃液だけが辺りに散らばり、最小限の嘔吐に留められていた。
「いい歳シて、部屋の中で吐き出シちゃうなんて、本当に大人なの?」
ユートは機嫌が悪いのか、私に唾を吐き捨てるように言う。吐き戻したのは小学4年生以来だ。彼が人の肉を食べるカニバリズムの癖を持つとわかり、人の肉をフォークで突いて差し出され、どうしても込み上げてくるものを止めることは出来なかった。
部屋の中は静寂を感じさせるほど、外からは何も聞こえてこない。聞こえるのは私と彼の音だけ。
グチャグチャ。
彼の咀嚼音が耳に響く。彼は今、人間の肉を食べているのだ。ありえない。ありえない…。寒気がして再び吐き気を感じながらも、タオルで口元を拭いた後、吐き出したものをノソノソと拭きとる。
未だ聞こえてくるグチャグチャという音のせいで視界は下から動かせない。私は喉の渇きを感じながらも、瞳から液体が零れそうになる。
――何で、何で、私がこんな目に……。
唇を噛み締め、身体を小さくするように縮こまる。
こんな猟奇的な殺人鬼に捕まるような、殺されるような悪い事をした覚えはない。善良とは言いきれないが、人の迷惑にならないように過ごしてきたつもりだ。それなのに……。それなのに、こんな仕打ちはあんまりだ。
私が顔を埋め自分の運命を呪っていると、ユートが声をかけて来る。いつの間に用意していたのだろう、その手には大きな箱を持っていた。
「汚いからそのタオル、ココに入れて? 一緒に処分するカラさァ」
彼の手によって傾けられた箱の中に、血が、肉が、骨が、服が切り刻まれて入っているのが見えて、私は途端に気が遠くなっていく。
彼は虚言癖があり、言っていたことは全て嘘だと思い込もうとし始めた私の脳が、彼が言ったこと、私が想像していたことが事実である証拠を眼前に叩きつけられ拒否反応を起こす。
――あぁ、誰か嘘だと、夢だと言って……。
倒れる直前に男の声が聞こえたが、視界とともに意識が途切れた。
◇◆◇◆
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