35 / 46
35夏休み
しおりを挟む
交流会は、あのまま流れて夏休みに入った。あの後から、生徒会メンバーはみんな忙しそうで、生徒会室には来なかった。
私は、最後片付けと記録だけ書き残した。チラッと見た今までの生徒会の議事録だけみても、ローズリーさんが、どれだけ優秀だったかわかる。
バタンと閉めた扉がとても重かった。
私は、領地に向かった。早く学園から出たかった。エリオンが手配してくれた馬車に乗り、エリオンにも少し領地でのんびりした方がいいと告げた。
私は、エリオンに言い出せなかった。私がローズリーさんにもう一つ警備隊を増やした方が良いと言ったこと、警備隊がローズリーさんのご実家の警備隊だと知っていたこと、アステリア王国の関係者ばかりだったこと、何か起こすのではと思った事。
「ごめんなさい、エリオン様」
言えなかったことを空に向かって言った。ミリーは、目をパチパチさせていた。深くは聞かないところがミリーだ。
「ただいま帰りました」
明るく迎えてくれる家族、使用人達。私は幸せだ。お母様とお祖母様が待っていてくれる。笑顔で抱きしめてくれる。
「あら、まだ子供ね」
泣きたい気持ちは抑えて、もう一度、
「ただいま」
と言った。
二人には、お茶を飲みながら、今回のアステリア王国の交流会の件を話した。私がした事、エリオンが恋心を失ったかも知れない事。そして私の考えとフランツ王子の考えの違い。
「フランツ王子様は、第一王子としてこの国を統治する者として、当たり前のことをしたまでです。計画したけど計画通りにいかなかったから許しましょうは、駄目でしょう。アーシャだってわかっているんでしょう?だから取り押さえるよう警備配置を変えたわけでしょう」
お祖母様に言われ、私は、
「それは、ローズリーさんだけとは限らないです。それにローズリーさんが襲うとは考えられなかった。司会をして王子様に近づき何か言おうとしていて、護衛騎士に払われたのです。アステリア王国の交流学生の中に襲撃事件の関係者がいたかもしれないと思ったからです。生徒会は婚約候補者の関係者ばかり、巻き込まれてもおかしくなかったです、だから警備の配置を変えました」
これも言い訳として言った。もう少し上手くやれただろうと言われたらきっと出来た。もっと情報を聞き出したり、情報操作をしたりすれば良い。私には一日前には情報が入っていたのだから。
「少し疲れているわね」
お母様が私の背中を摩ってくれる。そして自部屋に帰った。
いつものベッドにいつもの机。
4カ月離れただけなのに、恋しかった空間。
バサッと雪崩れ込む布団の中で私は、安心して眠った。
「先生、王子一人じゃインパクト弱くなってきましたよ」
「そうね、ヒロインの一途さもいいけど、揺れる恋心も描きたいわね」
「エリオンやゼノンは弱いのよね、どの設定がいい、隣国の王子、魔界でも出す?」
「先生少女漫画です。ありふれた設定の胸キュンを!」
「困ったわね、二人の王子の奪い合いなんてあるあるよ。あとは、イケオジ!」
「少女漫画ですよ、おじさんはちょっと」
「いやいや、おじさんは言い方悪かったなぁ?イケ兄は!」
「ヒロインに兄がいた設定ですか?」
「いや、いや、それじゃ、王子の方!」
「キャラが足りないとはいったのは、こちらですが、突然兄出てきたら、変ですよ。でも例えば、従兄弟だ、隠し子だのは…」
「綾ちゃん、先生達揉めているね」
「なんで、連載終わりに出来ないんですか?かなりヒロインと王子、ラブラブじゃないですか?」
「ああそれは、最後コラボが…」
「アーシャ様アーシャ様、起きて下さいな」
えっ?
「コラボ!」
「はい?コラボって何ですか?」
コラボって何?いや、それより、今の予告書?
「ごめん、ミリー、後10分だけ手紙を書かせて、すぐだから」
と書き綴る。
私の夢、妄想、想像?
覚えている限りを、
王子に兄、従兄弟、隠し子。
ヒロインと王子はラブラブ
おや、書いていておかしな言葉、ラブラブって何だ。恋ってことかしら?
マリーさんとフランツ王子は、恋しているのかな?今はいないけど。
「アーシャ様、10分です。ご用意して夕食です」
久しぶりの家族全員での食事は暖かくて美味しかった。
領地休養は、ゆっくり魚釣りから始まった。まだまだゴロゴロ過ごすぞと心に決めている。
王宮では、エリオンとフランツが言い合いになっていた。
「何故、あのようにみんなの前で捕らえたのですか?見せしめのように、どう考えてもわざとアステリア王国の者達がいる前で捕らえたようにしか見えない。何かしようとしたかもしれませんが、武器も持ってない令嬢でしたよ」
とエリオンが怒った。フェルナンドが前に出た。しかしフランツは片手を上げて
「アステリア王国の前で捕まえる。リオンに王太子の座は渡さないと何度でもわからせなければいけない。それが国や立場を守るためだ。エリオン、宰相の息子として甘いんじゃないか?もう私の執務室に来なくていい」
無表情のまま、フランツは、エリオンに言った。
「王子殿下、学園とは、学生同士の交流の場、身分も関係なく同じ勉強をし体験をし、新しい発見をする。その場に政治を持ち込んだ殿下を私は、非難します。失礼します」
私の知らない所で、また予告書とは違う話が展開されていた。
「全く釣れない。小さい魚さえも。餌が悪いのかしら?林の腐葉土から虫を捕まえてみようかしら?」
「おやめください、令嬢ですよ」
「ミリー、少し厳しくなったわね」
「それがですね。ガレットさんにメイドの心得や王宮の給仕など教えて頂いて、私成長したんです」
「良かった、良かった」
「お嬢様、口の利き方!」
領地内の学校をマークと視察に行った。元公爵家の使用人達が引退して講師を務めている。
その様子を見て、みんな生き生きしている。学校は、何も子供だけじゃない。手が空いている妊婦さんや怪我をした猟師など幅広くいる。主に字を学ぶことが多いが、剣術、算術、礼儀作法もある。
「絵を描く時間があったっていいじゃない」
すぐにお父様に提案した。
仕事に結びつかないかもしれないが、心を豊かにしてくれると母様も同意してくれた。
好きな事をもう少し時間を持ってみんなが出来たらいいね、とマークに話したら、自分が領地を継ぐ時には、そうすると言った。相変わらず、可愛い弟だ。
ドミルトン伯爵家は、安泰だと思う。
そう言えば、フランツ王子の領地の視察はどうなったんだろう?エリオンが言っていたがドミルトン伯爵領は外されたのかな。久しぶりに魚釣りや的当て、手押し相撲をやりたかったが、お父様も何も言わない。
エリオンは、どうしたかな?
本当にあっと言う間に夏休みも終わりが近づいた。ミリーは、また荷物をまとめ始めた。
私は、お祖母様、お母様のそれぞれの茶会に顔を出しつつも、やはり印象が薄いのか、以前もいましたか?扱いで見合い話など出てこない。
フゥー、また寄宿舎に戻るのですか。学園に行かなくても良いんじゃないかと思っている。空を見ていれば、伝書鳩が飛んできた。
フランツ王子から手紙が届いた。
いつも手紙など付いてないのに!
見ると、
『婚約者が決まった。ルイーゼ・ドミルトン』
話が見えなかった。あと4人いたはずなのに、何故突然?
あの時交流会の日の生徒会メンバーの立って見てた表情を思い出した。
彼らは、いやエリオン以外、驚いてなかった。なんかギラっとしたものを感じたんだ。それは、誰かに対する怒りとかじゃなくて。手押し相撲を始める時の瞬間に似ている感じ。
いや、今はそんなこと関係ないか。
これは、フランツ王子の意志なのかを確認する手紙を鳩につけて送ったが、返ってこなかった。
私が領地を発つ日、お祖父様宛に手紙が来た。
「ルイーゼが、第一王子フランツ殿下の正式な婚約者に決まった。婚約パーティーが近く開催される。アーシャにも招待状がきているぞ」
と怪訝そうに話された。お祖母様も少し怪しげな顔をしたが、おめでたい話でもあるので、パーティーのドレスは、王都で買いましょうねと微笑まれた。
夏休みの終わりは、そのニュースでもちきりだった。
そして私は、今、婚約パーティーという場違いな煌びやかな王宮にいる。
私は、最後片付けと記録だけ書き残した。チラッと見た今までの生徒会の議事録だけみても、ローズリーさんが、どれだけ優秀だったかわかる。
バタンと閉めた扉がとても重かった。
私は、領地に向かった。早く学園から出たかった。エリオンが手配してくれた馬車に乗り、エリオンにも少し領地でのんびりした方がいいと告げた。
私は、エリオンに言い出せなかった。私がローズリーさんにもう一つ警備隊を増やした方が良いと言ったこと、警備隊がローズリーさんのご実家の警備隊だと知っていたこと、アステリア王国の関係者ばかりだったこと、何か起こすのではと思った事。
「ごめんなさい、エリオン様」
言えなかったことを空に向かって言った。ミリーは、目をパチパチさせていた。深くは聞かないところがミリーだ。
「ただいま帰りました」
明るく迎えてくれる家族、使用人達。私は幸せだ。お母様とお祖母様が待っていてくれる。笑顔で抱きしめてくれる。
「あら、まだ子供ね」
泣きたい気持ちは抑えて、もう一度、
「ただいま」
と言った。
二人には、お茶を飲みながら、今回のアステリア王国の交流会の件を話した。私がした事、エリオンが恋心を失ったかも知れない事。そして私の考えとフランツ王子の考えの違い。
「フランツ王子様は、第一王子としてこの国を統治する者として、当たり前のことをしたまでです。計画したけど計画通りにいかなかったから許しましょうは、駄目でしょう。アーシャだってわかっているんでしょう?だから取り押さえるよう警備配置を変えたわけでしょう」
お祖母様に言われ、私は、
「それは、ローズリーさんだけとは限らないです。それにローズリーさんが襲うとは考えられなかった。司会をして王子様に近づき何か言おうとしていて、護衛騎士に払われたのです。アステリア王国の交流学生の中に襲撃事件の関係者がいたかもしれないと思ったからです。生徒会は婚約候補者の関係者ばかり、巻き込まれてもおかしくなかったです、だから警備の配置を変えました」
これも言い訳として言った。もう少し上手くやれただろうと言われたらきっと出来た。もっと情報を聞き出したり、情報操作をしたりすれば良い。私には一日前には情報が入っていたのだから。
「少し疲れているわね」
お母様が私の背中を摩ってくれる。そして自部屋に帰った。
いつものベッドにいつもの机。
4カ月離れただけなのに、恋しかった空間。
バサッと雪崩れ込む布団の中で私は、安心して眠った。
「先生、王子一人じゃインパクト弱くなってきましたよ」
「そうね、ヒロインの一途さもいいけど、揺れる恋心も描きたいわね」
「エリオンやゼノンは弱いのよね、どの設定がいい、隣国の王子、魔界でも出す?」
「先生少女漫画です。ありふれた設定の胸キュンを!」
「困ったわね、二人の王子の奪い合いなんてあるあるよ。あとは、イケオジ!」
「少女漫画ですよ、おじさんはちょっと」
「いやいや、おじさんは言い方悪かったなぁ?イケ兄は!」
「ヒロインに兄がいた設定ですか?」
「いや、いや、それじゃ、王子の方!」
「キャラが足りないとはいったのは、こちらですが、突然兄出てきたら、変ですよ。でも例えば、従兄弟だ、隠し子だのは…」
「綾ちゃん、先生達揉めているね」
「なんで、連載終わりに出来ないんですか?かなりヒロインと王子、ラブラブじゃないですか?」
「ああそれは、最後コラボが…」
「アーシャ様アーシャ様、起きて下さいな」
えっ?
「コラボ!」
「はい?コラボって何ですか?」
コラボって何?いや、それより、今の予告書?
「ごめん、ミリー、後10分だけ手紙を書かせて、すぐだから」
と書き綴る。
私の夢、妄想、想像?
覚えている限りを、
王子に兄、従兄弟、隠し子。
ヒロインと王子はラブラブ
おや、書いていておかしな言葉、ラブラブって何だ。恋ってことかしら?
マリーさんとフランツ王子は、恋しているのかな?今はいないけど。
「アーシャ様、10分です。ご用意して夕食です」
久しぶりの家族全員での食事は暖かくて美味しかった。
領地休養は、ゆっくり魚釣りから始まった。まだまだゴロゴロ過ごすぞと心に決めている。
王宮では、エリオンとフランツが言い合いになっていた。
「何故、あのようにみんなの前で捕らえたのですか?見せしめのように、どう考えてもわざとアステリア王国の者達がいる前で捕らえたようにしか見えない。何かしようとしたかもしれませんが、武器も持ってない令嬢でしたよ」
とエリオンが怒った。フェルナンドが前に出た。しかしフランツは片手を上げて
「アステリア王国の前で捕まえる。リオンに王太子の座は渡さないと何度でもわからせなければいけない。それが国や立場を守るためだ。エリオン、宰相の息子として甘いんじゃないか?もう私の執務室に来なくていい」
無表情のまま、フランツは、エリオンに言った。
「王子殿下、学園とは、学生同士の交流の場、身分も関係なく同じ勉強をし体験をし、新しい発見をする。その場に政治を持ち込んだ殿下を私は、非難します。失礼します」
私の知らない所で、また予告書とは違う話が展開されていた。
「全く釣れない。小さい魚さえも。餌が悪いのかしら?林の腐葉土から虫を捕まえてみようかしら?」
「おやめください、令嬢ですよ」
「ミリー、少し厳しくなったわね」
「それがですね。ガレットさんにメイドの心得や王宮の給仕など教えて頂いて、私成長したんです」
「良かった、良かった」
「お嬢様、口の利き方!」
領地内の学校をマークと視察に行った。元公爵家の使用人達が引退して講師を務めている。
その様子を見て、みんな生き生きしている。学校は、何も子供だけじゃない。手が空いている妊婦さんや怪我をした猟師など幅広くいる。主に字を学ぶことが多いが、剣術、算術、礼儀作法もある。
「絵を描く時間があったっていいじゃない」
すぐにお父様に提案した。
仕事に結びつかないかもしれないが、心を豊かにしてくれると母様も同意してくれた。
好きな事をもう少し時間を持ってみんなが出来たらいいね、とマークに話したら、自分が領地を継ぐ時には、そうすると言った。相変わらず、可愛い弟だ。
ドミルトン伯爵家は、安泰だと思う。
そう言えば、フランツ王子の領地の視察はどうなったんだろう?エリオンが言っていたがドミルトン伯爵領は外されたのかな。久しぶりに魚釣りや的当て、手押し相撲をやりたかったが、お父様も何も言わない。
エリオンは、どうしたかな?
本当にあっと言う間に夏休みも終わりが近づいた。ミリーは、また荷物をまとめ始めた。
私は、お祖母様、お母様のそれぞれの茶会に顔を出しつつも、やはり印象が薄いのか、以前もいましたか?扱いで見合い話など出てこない。
フゥー、また寄宿舎に戻るのですか。学園に行かなくても良いんじゃないかと思っている。空を見ていれば、伝書鳩が飛んできた。
フランツ王子から手紙が届いた。
いつも手紙など付いてないのに!
見ると、
『婚約者が決まった。ルイーゼ・ドミルトン』
話が見えなかった。あと4人いたはずなのに、何故突然?
あの時交流会の日の生徒会メンバーの立って見てた表情を思い出した。
彼らは、いやエリオン以外、驚いてなかった。なんかギラっとしたものを感じたんだ。それは、誰かに対する怒りとかじゃなくて。手押し相撲を始める時の瞬間に似ている感じ。
いや、今はそんなこと関係ないか。
これは、フランツ王子の意志なのかを確認する手紙を鳩につけて送ったが、返ってこなかった。
私が領地を発つ日、お祖父様宛に手紙が来た。
「ルイーゼが、第一王子フランツ殿下の正式な婚約者に決まった。婚約パーティーが近く開催される。アーシャにも招待状がきているぞ」
と怪訝そうに話された。お祖母様も少し怪しげな顔をしたが、おめでたい話でもあるので、パーティーのドレスは、王都で買いましょうねと微笑まれた。
夏休みの終わりは、そのニュースでもちきりだった。
そして私は、今、婚約パーティーという場違いな煌びやかな王宮にいる。
151
あなたにおすすめの小説
モブ令嬢、当て馬の恋を応援する
みるくコーヒー
恋愛
侯爵令嬢であるレアルチアは、7歳のある日母に連れられたお茶会で前世の記憶を取り戻し、この世界が概要だけ見た少女マンガの世界であることに気づく。元々、当て馬キャラが大好きな彼女の野望はその瞬間から始まった。必ずや私が当て馬な彼の恋を応援し成就させてみせます!!!と、彼女が暴走する裏側で当て馬キャラのジゼルはレアルチアを囲っていく。ただしアプローチには微塵も気づかれない。噛み合わない2人のすれ違いな恋物語。
目指せ、婚約破棄!〜庭師モブ子は推しの悪役令嬢のためハーブで援護します〜
森 湖春
恋愛
島国ヴィヴァルディには存在しないはずのサクラを見た瞬間、ペリーウィンクルは気付いてしまった。
この世界は、前世の自分がどハマりしていた箱庭系乙女ゲームで、自分がただのモブ子だということに。
しかし、前世は社畜、今世は望み通りのまったりライフをエンジョイしていた彼女は、ただ神に感謝しただけだった。
ところが、ひょんなことから同じく前世社畜の転生者である悪役令嬢と知り合ってしまう。
転生して尚、まったりできないでいる彼女がかわいそうで、つい手を貸すことにしたけれど──。
保護者みたいな妖精に甘やかされつつ、庭師モブ子はハーブを駆使してお嬢様の婚約破棄を目指します!
※感想を頂けるとすごく喜びます。執筆の励みになりますので、気楽にどうぞ。
※『小説家になろう』様にて先行して公開しています。
悪役令嬢の心変わり
ナナスケ
恋愛
不慮の事故によって20代で命を落としてしまった雨月 夕は乙女ゲーム[聖女の涙]の悪役令嬢に転生してしまっていた。
7歳の誕生日10日前に前世の記憶を取り戻した夕は悪役令嬢、ダリア・クロウリーとして最悪の結末 処刑エンドを回避すべく手始めに婚約者の第2王子との婚約を破棄。
そして、処刑エンドに繋がりそうなルートを回避すべく奮闘する勘違いラブロマンス!
カッコイイ系主人公が男社会と自分に仇なす者たちを斬るっ!
悪役令嬢ですが、ヒロインの恋を応援していたら婚約者に執着されています
窓辺ミナミ
ファンタジー
悪役令嬢の リディア・メイトランド に転生した私。
シナリオ通りなら、死ぬ運命。
だけど、ヒロインと騎士のストーリーが神エピソード! そのスチルを生で見たい!
騎士エンドを見学するべく、ヒロインの恋を応援します!
というわけで、私、悪役やりません!
来たるその日の為に、シナリオを改変し努力を重ねる日々。
あれれ、婚約者が何故か甘く見つめてきます……!
気付けば婚約者の王太子から溺愛されて……。
悪役令嬢だったはずのリディアと、彼女を愛してやまない執着系王子クリストファーの甘い恋物語。はじまりはじまり!
せっかく転生したのにモブにすらなれない……はずが溺愛ルートなんて信じられません
嘉月
恋愛
隣国の貴族令嬢である主人公は交換留学生としてやってきた学園でイケメン達と恋に落ちていく。
人気の乙女ゲーム「秘密のエルドラド」のメイン攻略キャラは王立学園の生徒会長にして王弟、氷の殿下こと、クライブ・フォン・ガウンデール。
転生したのはそのゲームの世界なのに……私はモブですらないらしい。
せめて学園の生徒1くらいにはなりたかったけど、どうしようもないので地に足つけてしっかり生きていくつもりです。
少しだけ改題しました。ご迷惑をお掛けしますがよろしくお願いします。
前世ブラックOLの私が転生したら悪役令嬢でした
タマ マコト
ファンタジー
過労で倒れたブラック企業勤めのOLは、目を覚ますと公爵令嬢アーデルハイトとして転生していた。しかも立場は“断罪予定の悪役令嬢”。だが彼女は恋愛や王子の愛を選ばず、社交界を「市場」と見抜く。王家の財政が危ういことを察知し、家の莫大な資産と金融知識を武器に“期限付き融資”という刃を突きつける。理想主義の王太子と衝突しながらも、彼女は決意する――破滅を回避するためではない。国家の金脈を握り、国そのものを立て直すために。悪役令嬢の経済戦争が、静かに幕を開ける。
転生してモブだったから安心してたら最恐王太子に溺愛されました。
琥珀
恋愛
ある日突然小説の世界に転生した事に気づいた主人公、スレイ。
ただのモブだと安心しきって人生を満喫しようとしたら…最恐の王太子が離してくれません!!
スレイの兄は重度のシスコンで、スレイに執着するルルドは兄の友人でもあり、王太子でもある。
ヒロインを取り合う筈の物語が何故かモブの私がヒロインポジに!?
氷の様に無表情で周囲に怖がられている王太子ルルドと親しくなってきた時、小説の物語の中である事件が起こる事を思い出す。ルルドの為に必死にフラグを折りに行く主人公スレイ。
このお話は目立ちたくないモブがヒロインになるまでの物語ーーーー。
幼馴染みが描いた悪役令嬢ものの世界に「メイド」として転生したので、6年後の断罪イベントをどうにか回避したい
ゆずまめ鯉
恋愛
通勤途中、猫好きではないのに轢かれそうな黒猫をうっかり助けてしまい、死んでしまった主人公──水縞あいり(26)
鳥の囀りで目を覚ますとそこは天国……ではなく知らない天井だった。
狭い個室にはメイド服がかかっている。
とりあえず着替えて備えつけの鏡を見ると、そこには十代前半くらいの子どもの姿があった。
「この顔……どこか見覚えが……」
幼馴染みで漫画家、ミツルギサイチ(御剣才知)が描く、人気漫画「悪役令嬢が断罪されるまで」の登場人物だということに気がつく。
名前はミレア・ホルダー(本名はミレア・ウィン・ティルベリー)
没落貴族の令嬢で、現在、仕えているフランドル侯爵によって領地と洋館を奪われ、復讐のために、フランドル侯爵の長女イザベラが悪役令嬢になるのを止めず、むしろ後押しして見事断罪されてしまうキャラだった。
原作は未完だが、相談を受けていたのでどういう結末を迎えるのか知っている。
「二期アニメもまだ見てないし、どうせ転生するなら村人Aとかヒロインの母親がよかった……!!」
幼馴染みの描く世界に転生してしまった水縞あいり=ミレアが、フランドル侯爵家で断罪回避するべく、イザベラをどうにかお淑やかな女性になるように導いている途中。
病弱で原作だと生死不明になる、イザベラの腹違いの兄エミールに、協力してもらっているうちに求愛されていることに気づいてしまい──。
エミール・ディ・フランドル(20)×ミレア・ウィン・ティルベリー(18)
全30話の予定で現在、執筆中です。2月下旬に完結予定です。
タイトルや内容が変更になる場合もあります。ご了承ください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる