【完結】名前もない悪役令嬢の従姉妹は、愛されエキストラでした

犬野きらり

文字の大きさ
34 / 46

34交流会

しおりを挟む
珍しく、今日は朝から雨でミリーが溜息を吐いた。
「お洗濯できません」
「なら、久しぶりにミリーのケーキを食べたいわ」
と言うと、良い笑顔で返してくれた。
「この間、王都のカフェのケーキが美味しかったんですよ。アーシャ様。なんでもモンブランというイガグリを使ったケーキで、あの日のことを思い出しました。貯蔵庫に入ったら、イガグリが落ちてきて逃げ帰ったこと」
懐かしい顔して語るミリー。
「あれ考えたのもアーシャ様ですよね。子供ながら意地悪です。痛かったんですよ」
「ごめんなさいね」
「あの日のことで思い出したんですが、あの時逃げ出した仲間が学園の生徒にいましたね。私も門の出入りだけなので声はかけませんでしたが」
とミリーの衝撃発言。
「えっ?本当?」
「はい、一番最初に教会に行った子です」
と胸を張って答えるミリー。
「ミリー、私、名前忘れちゃったんだけど、覚えている?」
「申し訳ありません。あの頃みんなボロボロで名前なんて聞いたかどうかさえ忘れてしまいましたけど、でも荷馬車に乗せられた時や川で綺麗にした時、あの赤茶の髪は印象に残ってます」

ゼノン!?
ゼノン・アキュアなの。
いや、向こうからも話しかけてこないし、こっちから、あなた昔、誘拐されましたかなんて聞けない。確かに貴族の子かなとは思ったけど、明るい騎士だっけ予告書。マリーさんとの出会い、確かに明るかったな。
まぁ、私は、漫画には巻き込まれていないから、関わりはないけど。

「元気そうなら何より嬉しいわね」

交流会1日前

「フランツ王子様が剣舞披露をご一緒に見ることになりました。ローズリー嬢が警備を一団手配してくれたおかげで慌てずにすんだ。リア王女も参加するそうなので、粗相のないよう頼む」
とサミエル会長から、朝、連絡事項が追加された。
「最終準備とリハーサルをしましょう」
とローズリーさんが司会進行する。

首筋に視線を感じ、私は、ゆっくりと手洗い場に行く。
「アーシャ様、こちら事前に提出された警備隊と騎士団、私設警備隊で、今日変更の名前がこちらになります」
「ありがとうございます、ユイナ様」
「やめて下さい、様付けなんて私平民ですから」
「クラスメートに平民も貴族も関係ないでしょう。それより、私設警備隊と変更の名前の横の勢力図、アステリア王国の関係者ばかりじゃないですか?ガレットさんはこれでいいとおっしゃっているんですか?」
「私は渡しに来ただけですから!」
「フランツ王子様なのか婚約候補者達が邪魔なのか、もちろん誰の為かもわかりません。では、ガレットさんにフランツ王子様は剣舞披露前に挨拶されて、すぐに帰路されるルートを一本確保して下さい」
「フランツ王子様なんですか、本命?」
とユイナが聞いた。
「さぁどうでしょうね。ただ三年前のカイル王子襲撃事件の親族が中心にいるのはどうでしょうね?」

あのカイル王子襲撃、側妃の侍女が後妻に入った家の義理息子が首謀者となり、侯爵家は取り潰し、領地も没収になった。親戚一同大変だったろう。そしてアステリア王国と縁を持った家もひたすら爪を隠し、尻尾を隠し、陰謀論なんてないと何度も言う。
アステリア王国のリア王女がフランツ王子が好きかどうかもわからない、会ったこともない、悪役令嬢がどうかさえわからない。ただあの事件があった事実と政治的を思えば、王子は逃れるなら逃げた方がいい。リア王女を思えば婚約候補者を蹴散らす何か不祥事を起こすのかもしれない。
「では、ユイナさんよろしくね。事件は何も起こらない。これが一番平和だから」

寄宿舎であったガレットさんは何も言わない。管理人のガレットさんだ。理事長の顔をしたのは、学園長室の一度だけ。
「今日の夕飯も美味しいですね」

交流会当日

生徒達は、窓からアステリア王国の交流学生を見ている。
生徒会メンバーは、おそろいの黄色の腕章をした。私は、一番後ろにつく。リア王女が一番前にいる方なら、ルイーゼと同じ香りがする令嬢だ。同じ学園の生徒を指差して呼ぶ。名前は呼ばない。中々の傲慢さだ。
そしてアステリア王国の学生を会議室に案内して、これからのスケジュールをローズリーさんが説明した。
交流会参加10名を5名ずつに分けて校内見学、その後、講堂で合唱、昼食を学食で取る。そして剣舞を見る。
説明が終わると、リア王女から
「フランツ王子様が見当たらないわ」
とご立腹の様子だったが、会長が剣舞披露前に挨拶と並んで見学すると伝え納得した。

「では案内します」
と廊下を通り一年の教室から周り、四年生まで進み、
「私は、化学に興味があるので実験室を見たい」
とリクエストがあった。警備隊は、目につく所にいた。何もない事が一番、私は、そう信じていた。
ローズリーさんの司会進行もとても上手く合唱を聞き、リア王女も何も文句は言わなかった。

学食でサプライズが起きた。
フランツ王子様がいて、みんなと一緒に食べると座って待っていた。フランツ王子の横にリア王女が座り、その周りをアステリア王国の学生が座る。少し離れた場所に生徒会が座った。和やかに食事が進むわけがなかった。
「失礼します。リア王女様、私達フランツ王子様の婚約候補者ですが、あまり馴れ馴れしくしないでください」
と候補者の一人が強気な物言いで言った。そうすればルイーゼも調子に乗って、
「未婚の男女が触れそうな距離ってはしたないですわよね、みなさん」
とリア王女を蔑める発言をすれば、アステリア王国の学生が睨みつけ、学生騎士が何人か立ち上がる。
リア王女は、楽しそうに、
「みなさん、お心が狭いのね。一国の王妃候補者なら全員もう一度教育し直した方がいいわ。オルビア王国の品格を感じないですわ」
と言った。
候補者達が、少し後退りした時、学園長が現れた。
「まぁみなさん、今は、学生同士交流を深めましょう」
と言い、候補者達を席に戻した。
私の首筋に視線を感じた。手ではらい食事を続けた。会議室でお茶を飲む手筈になっているので、会長に
「カップを一つ増やしてきます」
と言って先に会議室に行く。スッと足音もなくユイナが斜め後ろに入った。
「変更だそうです。フランツ王子様は帰路しないそうです」
廊下や階段に待機している警備隊や騎士を目で確認しながら、
「フェルナンドさんだけで大丈夫?」
と聞くと、
「もう一人すぐ近くにいますが、生徒会メンバーは守れないです」
でしょうね。私達は狙われるというより、ついでや巻き込まれだろう。
「剣舞を見る時、流石に武器持ってたら怪しいよね?」
「全く平和的に感じません」
とユイナは言った。何かが起きる前提で話さないといけない。
「では、二重取りにしようか?警備隊を大外に移動させて剣舞披露の内側に下がって騎士待機かな。内と外で挟む。騎士は、担当教師や学生服着せて剣は隠せる物でね。至急ね」
「はい、お伝えします」

面倒なことにならなければいい。危惧している程度で済めばいい。何故人のために家の為に自分や家族を犠牲にするのか?何の信念を持っているのか、私にはわからない。権力なのか?
会議室でお茶を配るメイド、お菓子を配るメイド、みんな和気藹々と話している。交流はちゃんと出来ている。

何故何もなかったで終わらせないのだろうとフランツ王子を見た。笑いもしない冷たい目と合う。帰路と言った時点で私の気持ちはわかってくれていると思う。でも、フランツ王子は…

剣舞披露の会場に移動する。
ゾロゾロと。会場には、前もって配置していた警備が異常ない事を告げた。

フランツ王子の挨拶、そして剣舞披露が始まる準備をした。フランツ王子は席に戻ろうとした。令嬢が一気に近づいた。
フェルナンドさんが払ったと同時に私設警備隊が動き出した。フランツ王子に向かっていくが、中には騎士が外扉からは警備隊が入る。生徒会メンバーは、椅子席に身を屈めている。私もその一人だ。身を屈めるよう指示したのはアステリア王国の騎士学生だった。リア王女を守りながら。フェルナンドさんに簡単に捕まった令嬢、ローズリーさん。私設警備隊も取り押さえられた。エリオンは信じられないという顔をしている。

ローズリーさんの髪は乱れフランツ王子を睨んでいる。生徒会メンバーは立って見ている。ローズリーさん以外フランツ王子の婚約候補の関係者、王妃がフランツ王子に敵対する令嬢を選ぶわけない、きっと。しかし表情が気になった。なんというかギラついているような。リア王女の顔を見る。驚いてもいなさそうだ。こちらは、何故か哀れんでいるような顔?
すぐに騎士達が王女や生徒会メンバーを移動させている。

ローズリーさんのご実家は伯爵家。アステリア王国の側妃侍女が入り込んでいなかったが、先に取り潰された侯爵家の出のお母様がいただけ。
それが問題だったのだろうか。
「どうして?」
と聞きたいけど聞けないだろう。フランツ王子は、もう決めているようだから。

騎士団や警備隊に連れられて、本日は、下校。寄宿舎に戻れば、先にフランツ王子様とフェルナンドさん、ガレットさんがいた。
「これから迎えの馬車が来るまで、お茶を飲みますから、ご一緒にいかがですか?」
と誘われた。

「申し訳ございません。本日は疲れました。ご遠慮させていただきます」
と言ってミリーと自部屋に戻った。
描き溜めているイラストを一枚抜いた。
エリオンとローズリー
朗らかに優しい先輩と後輩の構図だ。
エリオンの頬の紅葉が今は、胸が痛かった。
しおりを挟む
感想 10

あなたにおすすめの小説

公爵令嬢は、どう考えても悪役の器じゃないようです。

三歩ミチ
恋愛
*本編は完結しました*  公爵令嬢のキャサリンは、婚約者であるベイル王子から、婚約破棄を言い渡された。その瞬間、「この世界はゲームだ」という認識が流れ込んでくる。そして私は「悪役」らしい。ところがどう考えても悪役らしいことはしていないし、そんなことができる器じゃない。  どうやら破滅は回避したし、ゲームのストーリーも終わっちゃったようだから、あとはまわりのみんなを幸せにしたい!……そこへ攻略対象達や、不遇なヒロインも絡んでくる始末。博愛主義の「悪役令嬢」が奮闘します。 ※小説家になろう様で連載しています。バックアップを兼ねて、こちらでも投稿しています。 ※以前打ち切ったものを、初めから改稿し、完結させました。73以降、展開が大きく変わっています。

【完結済】私、地味モブなので。~転生したらなぜか最推し攻略対象の婚約者になってしまいました~

降魔 鬼灯
恋愛
マーガレット・モルガンは、ただの地味なモブだ。前世の最推しであるシルビア様の婚約者を選ぶパーティーに参加してシルビア様に会った事で前世の記憶を思い出す。 前世、人生の全てを捧げた最推し様は尊いけれど、現実に存在する最推しは…。 ヒロインちゃん登場まで三年。早く私を救ってください。

【完結】私ですか?ただの令嬢です。

凛 伊緒
恋愛
死んで転生したら、大好きな乙女ゲーの世界の悪役令嬢だった!? バッドエンドだらけの悪役令嬢。 しかし、 「悪さをしなければ、最悪な結末は回避出来るのでは!?」 そう考え、ただの令嬢として生きていくことを決意する。 運命を変えたい主人公の、バッドエンド回避の物語! ※完結済です。 ※作者がシステムに不慣れかつ創作初心者な時に書いたものなので、温かく見守っていだければ幸いです……(。_。///) ※ご感想・ご指摘につきましては、近況ボードをお読みくださいませ。 《皆様のご愛読に、心からの感謝を申し上げますm(*_ _)m》

【完結】財務大臣が『経済の話だけ』と毎日訪ねてきます。婚約破棄後、前世の経営知識で辺境を改革したら、こんな溺愛が始まりました

チャビューヘ
恋愛
三度目の婚約破棄で、ようやく自由を手に入れた。 王太子から「冷酷で心がない」と糾弾され、大広間で婚約を破棄されたエリナ。しかし彼女は泣かない。なぜなら、これは三度目のループだから。前世は過労死した41歳の経営コンサル。一周目は泣き崩れ、二周目は慌てふためいた。でも三周目の今回は違う。「ありがとうございます、殿下。これで自由になれます」──優雅に微笑み、誰も予想しない行動に出る。 エリナが選んだのは、誰も欲しがらない辺境の荒れ地。人口わずか4500人、干ばつで荒廃した最悪の土地を、金貨100枚で買い取った。貴族たちは嘲笑う。「追放された令嬢が、荒れ地で野垂れ死にするだけだ」と。 だが、彼らは知らない。エリナが前世で培った、経営コンサルタントとしての圧倒的な知識を。三圃式農業、ブランド戦略、人材採用術、物流システム──現代日本の経営ノウハウを、中世ファンタジー世界で全力展開。わずか半年で領地は緑に変わり、住民たちは希望を取り戻す。一年後には人口は倍増、財政は奇跡の黒字化。「辺境の奇跡」として王国中で噂になり始めた。 そして現れたのが、王国一の冷徹さで知られる財務大臣、カイル・ヴェルナー。氷のような視線、容赦ない数字の追及。貴族たちが震え上がる彼が、なぜか月に一度の「定期視察」を提案してくる。そして月一が週一になり、やがて──「経済政策の話がしたいだけです」という言い訳とともに、毎日のように訪ねてくるようになった。 夜遅くまで経済理論を語り合い、気づけば星空の下で二人きり。「あなたは、何者なんだ」と問う彼の瞳には、もはや氷の冷たさはない。部下たちは囁く。「閣下、またフェルゼン領ですか」。本人は「重要案件だ」と言い張るが、その頬は微かに赤い。 一方、エリナを捨てた元婚約者の王太子リオンは、彼女の成功を知って後悔に苛まれる。「俺は…取り返しのつかないことを」。かつてエリナを馬鹿にした貴族たちも掌を返し、継母は「戻ってきて」と懇願する。だがエリナは冷静に微笑むだけ。「もう、過去のことです」。ざまあみろ、ではなく──もっと前を向いている。 知的で戦略的な領地経営。冷徹な財務大臣の不器用な溺愛。そして、自分を捨てた者たちへの圧倒的な「ざまぁ」。三周目だからこそ完璧に描ける、逆転と成功の物語。 経済政策で国を変え、本物の愛を見つける──これは、消去法で選ばれただけの婚約者が、自らの知恵と努力で勝ち取った、最高の人生逆転ストーリー。

【完結】悪役令嬢の断罪から始まるモブ令嬢の復讐劇

夜桜 舞
恋愛
「私がどんなに頑張っても……やっぱり駄目だった」 その日、乙女ゲームの悪役令嬢、「レイナ・ファリアム」は絶望した。転生者である彼女は、前世の記憶を駆使して、なんとか自身の断罪を回避しようとしたが、全て無駄だった。しょせんは悪役令嬢。ゲームの絶対的勝者であるはずのヒロインに勝てるはずがない。自身が断罪する運命は変えられず、婚約者……いや、”元”婚約者である「デイファン・テリアム」に婚約破棄と国外追放を命じられる。みんな、誰一人としてレイナを庇ってはくれず、レイナに冷たい視線を向けていた。そして、国外追放のための馬車に乗り込むと、馬車の中に隠れていた何者かによって……レイナは殺害されてしまった。 「なぜ、レイナが……あの子は何も悪くないのに!!」 彼女の死に唯一嘆いたものは、家族以上にレイナを知る存在……レイナの親友であり、幼馴染でもある、侯爵令嬢、「ヴィル・テイラン」であった。ヴィルは親友のレイナにすら教えていなかったが、自身も前世の記憶を所持しており、自身がゲームのモブであるということも知っていた。 「これまでは物語のモブで、でしゃばるのはよくないと思い、見て見ぬふりをしていましたが……こればかりは見過ごせません!!」 そして、彼女は決意した。レイナの死は、見て見ぬふりをしてきた自身もにも非がある。だからこそ、彼女の代わりに、彼女への罪滅ぼしのために、彼女を虐げてきた者たちに復讐するのだ、と。これは、悪役令嬢の断罪から始まる、モブ令嬢の復讐劇である。

逆行した悪女は婚約破棄を待ち望む~他の令嬢に夢中だったはずの婚約者の距離感がおかしいのですか!?

魚谷
恋愛
目が覚めると公爵令嬢オリヴィエは学生時代に逆行していた。 彼女は婚約者である王太子カリストに近づく伯爵令嬢ミリエルを妬み、毒殺を図るも失敗。 国外追放の系に処された。 そこで老商人に拾われ、世界中を見て回り、いかにそれまで自分の世界が狭かったのかを痛感する。 新しい人生がこのまま謳歌しようと思いきや、偶然滞在していた某国の動乱に巻き込まれて命を落としてしまう。 しかし次の瞬間、まるで夢から目覚めるように、オリヴィエは5年前──ミリエルの毒殺を図った学生時代まで時を遡っていた。 夢ではないことを確信したオリヴィエはやり直しを決意する。 ミリエルはもちろん、王太子カリストとも距離を取り、静かに生きる。 そして学校を卒業したら大陸中を巡る! そう胸に誓ったのも束の間、次々と押し寄せる問題に回帰前に習得した知識で対応していたら、 鬼のように恐ろしかったはずの王妃に気に入られ、回帰前はオリヴィエを疎ましく思っていたはずのカリストが少しずつ距離をつめてきて……? 「君を愛している」 一体なにがどうなってるの!?

【完結】ど近眼悪役令嬢に転生しました。言っておきますが、眼鏡は顔の一部ですから!

As-me.com
恋愛
 完結しました。 説明しよう。私ことアリアーティア・ローランスは超絶ど近眼の悪役令嬢である……。  気が付いたらファンタジー系ライトノベル≪君の瞳に恋したボク≫の悪役令嬢に転生していたアリアーティア。  原作悪役令嬢には、超絶ど近眼なのにそれを隠して奮闘していたがあらゆることが裏目に出てしまい最後はお約束のように酷い断罪をされる結末が待っていた。  えぇぇぇっ?!それって私の未来なの?!  腹黒最低王子の婚約者になるのも、訳ありヒロインをいじめた罪で死刑になるのも、絶体に嫌だ!  私の視力と明るい未来を守るため、瓶底眼鏡を離さないんだから!  眼鏡は顔の一部です! ※この話は短編≪ど近眼悪役令嬢に転生したので意地でも眼鏡を離さない!≫の連載版です。 基本のストーリーはそのままですが、後半が他サイトに掲載しているのとは少し違うバージョンになりますのでタイトルも変えてあります。 途中まで恋愛タグは迷子です。

転生令嬢はやんちゃする

ナギ
恋愛
【完結しました!】 猫を助けてぐしゃっといって。 そして私はどこぞのファンタジー世界の令嬢でした。 木登り落下事件から蘇えった前世の記憶。 でも私は私、まいぺぇす。 2017年5月18日 完結しました。 わぁいながい! お付き合いいただきありがとうございました! でもまだちょっとばかり、与太話でおまけを書くと思います。 いえ、やっぱりちょっとじゃないかもしれない。 【感謝】 感想ありがとうございます! 楽しんでいただけてたんだなぁとほっこり。 完結後に頂いた感想は、全部ネタバリ有りにさせていただいてます。 与太話、中身なくて、楽しい。 最近息子ちゃんをいじってます。 息子ちゃん編は、まとめてちゃんと書くことにしました。 が、大まかな、美味しいとこどりの流れはこちらにひとまず。 ひとくぎりがつくまでは。

処理中です...