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掃き溜めに鶴
シンとアイラの会話 ②
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嗚呼嗚呼、シン、シン。何でことでしょう。カリンが盗賊にさらわれました。それもただの盗賊団ではないようです。貴族も絡んでいるようです。どうしてでしょう。娼館街へ行ったら、炎が広がって、一番高級な娼館を中心に廃墟になっていました。今、生き残った人たちが生存者を助けたり、燃えたものなどを片付けています。
私のいた娼館も無惨に壊れていました。呆然としていると、奇跡的に生きていた娼館の主人が私を覚えていて駆け寄ってきてくれました。彼は、傷だらけで痛ましい様子でした。
彼は「すまなかった。カリンとお前の知っている娼婦たちはほとんど盗賊団にさらわれた。」
「あいつらは、とても凶暴だった。俺の目の前で娼婦が数人殺された。男たちもだ。カリンの言う通りにすればよかった。カリンは、大きな宴が開かれると聞いて嫌な予感がすると言ってたんだ。止めた方が良いとも言っていた。 俺も怪しいなとは思っていたが、まさかこんな結果になるとは思わなかった。甘かった。この事件は、なんかきな臭いんだ。破格のお金で催された宴。そこで行われた乱闘。まるで殺し合いの遊戯をしているようだったとそこで働いていた従業員の証言があった。まるで貴族の悪ふざけのようだ。玩具みたいに殺されていった人たちが多い。」
「どうしても偉い人や何かの力を感じたんだ。娼館街が目障りだったのかもしれない。」
嗚呼、私もとても偉い貴族が戯れに村一つ燃やしたことがある事は聞いています。でもそんなことをして何になるのでしょうか?よほど気に入らなかったのでしょうか?その人の頭を知りたいです。とてもおかしな事を考えているに決まっています。
私は、懇意の貴族に、彼にこの事を伝えました。彼も驚愕したようで、すぐに調べると言ってくれました。
だれが首謀者が知りたいです。カリンやさらわれた人たちの行方も探してくれるようにお願いしました。
シン。貴方もカリンが気になるでしょう。私はこの事件をどうしても許すことができません。
だれがやったのかどうしても追及して裁かれてほしいです。苦労もしたし嫌なこともありましたが、私の故郷です。
無惨に滅ぼしたのは誰か知りたいです。盗賊団も裁かれてほしいです。
シンよ。貴方ならわかってくれますね。貴方も調べてほしいのです。
アイラからの緊急の手紙を持った使者が、隊商のシンを探しあてアイラからの嘆願の手紙をシンに手渡したのは事件が起きてから数か月後だった。運が悪かった。隊商のシンは商売のためあちこち移動する。拠点とするところをアイラには知らせていた。何かあったらここに連絡をよこせと言ったが、丁度その頃は、とても大きな商談のため長旅をしている途中だった。やっと終わって拠点に戻ったら、使者がようやくお戻りになられたと叫んで、急いでこの手紙を読んでくださいと汗を流しながら俺に渡した。
何事かと思ったらとんでもない事件が書かれていた。貴族がらみだと。これは危険だ。アイラを寵愛している貴族が調べてくれるのならいいが、俺も念のために調べてみよう。蛇の道は蛇にまかせよう。裏社会のツテがある。そこに頼むと、きな臭い事件の真相がわかることが多い。
シンは大きく溜息をついた。
アイラもカリンもとんだ災難を受けたな。
せっかくお互いに平穏をつかむことができたと思ったのに。神様はまだまだ彼女らに試練を与えるらしい。
悪趣味野郎だ。
分かったよ。アイラ。こちらも調べるから安心してくれ。と使者には殴り書きのような手紙を渡した。
使者はほっとしたように、手紙をアイラ様に必ず渡しますと約束してくれた。実直そうな男だった。
シンは頼むぞと使者に告げた。
私のいた娼館も無惨に壊れていました。呆然としていると、奇跡的に生きていた娼館の主人が私を覚えていて駆け寄ってきてくれました。彼は、傷だらけで痛ましい様子でした。
彼は「すまなかった。カリンとお前の知っている娼婦たちはほとんど盗賊団にさらわれた。」
「あいつらは、とても凶暴だった。俺の目の前で娼婦が数人殺された。男たちもだ。カリンの言う通りにすればよかった。カリンは、大きな宴が開かれると聞いて嫌な予感がすると言ってたんだ。止めた方が良いとも言っていた。 俺も怪しいなとは思っていたが、まさかこんな結果になるとは思わなかった。甘かった。この事件は、なんかきな臭いんだ。破格のお金で催された宴。そこで行われた乱闘。まるで殺し合いの遊戯をしているようだったとそこで働いていた従業員の証言があった。まるで貴族の悪ふざけのようだ。玩具みたいに殺されていった人たちが多い。」
「どうしても偉い人や何かの力を感じたんだ。娼館街が目障りだったのかもしれない。」
嗚呼、私もとても偉い貴族が戯れに村一つ燃やしたことがある事は聞いています。でもそんなことをして何になるのでしょうか?よほど気に入らなかったのでしょうか?その人の頭を知りたいです。とてもおかしな事を考えているに決まっています。
私は、懇意の貴族に、彼にこの事を伝えました。彼も驚愕したようで、すぐに調べると言ってくれました。
だれが首謀者が知りたいです。カリンやさらわれた人たちの行方も探してくれるようにお願いしました。
シン。貴方もカリンが気になるでしょう。私はこの事件をどうしても許すことができません。
だれがやったのかどうしても追及して裁かれてほしいです。苦労もしたし嫌なこともありましたが、私の故郷です。
無惨に滅ぼしたのは誰か知りたいです。盗賊団も裁かれてほしいです。
シンよ。貴方ならわかってくれますね。貴方も調べてほしいのです。
アイラからの緊急の手紙を持った使者が、隊商のシンを探しあてアイラからの嘆願の手紙をシンに手渡したのは事件が起きてから数か月後だった。運が悪かった。隊商のシンは商売のためあちこち移動する。拠点とするところをアイラには知らせていた。何かあったらここに連絡をよこせと言ったが、丁度その頃は、とても大きな商談のため長旅をしている途中だった。やっと終わって拠点に戻ったら、使者がようやくお戻りになられたと叫んで、急いでこの手紙を読んでくださいと汗を流しながら俺に渡した。
何事かと思ったらとんでもない事件が書かれていた。貴族がらみだと。これは危険だ。アイラを寵愛している貴族が調べてくれるのならいいが、俺も念のために調べてみよう。蛇の道は蛇にまかせよう。裏社会のツテがある。そこに頼むと、きな臭い事件の真相がわかることが多い。
シンは大きく溜息をついた。
アイラもカリンもとんだ災難を受けたな。
せっかくお互いに平穏をつかむことができたと思ったのに。神様はまだまだ彼女らに試練を与えるらしい。
悪趣味野郎だ。
分かったよ。アイラ。こちらも調べるから安心してくれ。と使者には殴り書きのような手紙を渡した。
使者はほっとしたように、手紙をアイラ様に必ず渡しますと約束してくれた。実直そうな男だった。
シンは頼むぞと使者に告げた。
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