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文化祭編
第18話*
(『いかがですか』じゃないだろ! この変態教師!)
自分の精液なんて口に合うわけがない。それを「大変結構でございます」などと答えてしまったら、とんでもないド変態ではないか。
意地でも言いたくなかったので、夏樹はわざと別の言葉を口にした。
「……最悪です」
ところがそう言った途端、市川にぐっ……と喉奥まで指を突っ込まれて舌を掴まれてしまった。生理的な吐き気がこみ上げてきて、視界もじわじわ滲んでくる。
「お、えっ……うっ……うう……っ」
「そういう返答はお点前ではNGだ。『最悪』なんて言ったら亭主に失礼だろ?」
「うっ、く……うえっ」
「さ、もう一度だ。今度は間違えないようにな。御服加減はいかがですか?」
「うう……」
これは完全に夏樹の分が悪い。
市川はちゃんとした答えが得られるまで問いかけてくるだろうし、間違えたら間違えた分だけお仕置きめいた苦痛を与えてくるはずだ。
今度違う言葉を口にしたら、何をされるかわからない。もしかしたら、お茶の道具を使っていやらしいことをされるかもしれない。
(くそ……っ)
変態教師め、覚えてろよ!
心の中で毒づきながら、夏樹は切れ切れに求められている言葉を呟いた。
「た……大変、結構……で、ございます……」
「よしよし、よく言えたな。偉いぞ、夏樹」
くしゃっ、と髪を撫でられて反射的にドキッとする。
我ながら単純だと思うけど、頭を撫でられるのにはちょっと弱かった。不意打ちのように後頭部をポンポンされたり、髪を掻き上げるように指で梳かれるとついキュンとしてしまう。
自分の精液なんて口に合うわけがない。それを「大変結構でございます」などと答えてしまったら、とんでもないド変態ではないか。
意地でも言いたくなかったので、夏樹はわざと別の言葉を口にした。
「……最悪です」
ところがそう言った途端、市川にぐっ……と喉奥まで指を突っ込まれて舌を掴まれてしまった。生理的な吐き気がこみ上げてきて、視界もじわじわ滲んでくる。
「お、えっ……うっ……うう……っ」
「そういう返答はお点前ではNGだ。『最悪』なんて言ったら亭主に失礼だろ?」
「うっ、く……うえっ」
「さ、もう一度だ。今度は間違えないようにな。御服加減はいかがですか?」
「うう……」
これは完全に夏樹の分が悪い。
市川はちゃんとした答えが得られるまで問いかけてくるだろうし、間違えたら間違えた分だけお仕置きめいた苦痛を与えてくるはずだ。
今度違う言葉を口にしたら、何をされるかわからない。もしかしたら、お茶の道具を使っていやらしいことをされるかもしれない。
(くそ……っ)
変態教師め、覚えてろよ!
心の中で毒づきながら、夏樹は切れ切れに求められている言葉を呟いた。
「た……大変、結構……で、ございます……」
「よしよし、よく言えたな。偉いぞ、夏樹」
くしゃっ、と髪を撫でられて反射的にドキッとする。
我ながら単純だと思うけど、頭を撫でられるのにはちょっと弱かった。不意打ちのように後頭部をポンポンされたり、髪を掻き上げるように指で梳かれるとついキュンとしてしまう。
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