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第14章~新しいバトル~
第82話
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――というか、こんなの使っていたら狙いを定める腕そのものが腐りそうだ……。
ヤドリギの軌道修正に甘えて、本来の腕が落ちるのはよろしくない。
たまにはヤドリギではなく、普通のボールで的当てをした方がいい気がする。
「よいしょ……っと」
裏の武器庫に置いてあった大量のボールを、バケツに入れて持ってきてみた。
それでせっせと的当て練習を行い、ボールを使い切ったら回収するという地味な作業を繰り返した。
ピピも回収を手伝ってくれたが、途中で面倒くさくなったのか、小屋に入ってぐーすか昼寝をし始めた。
――ま、まあ、これ以上同じこと繰り返しててもスキルは上昇しなさそうだしな……。
休憩がてらアクセルは家に戻り、ハチミツ入りレモン水で水分補給を行った。
そしてキッチンに立ったついでに夕食の仕込みをしてしまおうと、イノシシ肉と野菜を切ってシチューを作った。本格的に一からシチューを作るのは、結構久しぶりな気がする。
「ただいまー」
そうこうしているうちに兄が帰ってきた。見れば、もう夕方になっていた。
「おや、いい匂いがするね。今日はシチューかな?」
「ああ。久しぶりにイノシシのシチューを作ったんだ。そういや最近食べてないと思ってな」
「言われてみればそうかも。お前のシチューは美味しいから好きだよ」
嬉しそうに微笑み、次いで後ろ手に隠していた何かを見せつけてきた。
ヤドリギの軌道修正に甘えて、本来の腕が落ちるのはよろしくない。
たまにはヤドリギではなく、普通のボールで的当てをした方がいい気がする。
「よいしょ……っと」
裏の武器庫に置いてあった大量のボールを、バケツに入れて持ってきてみた。
それでせっせと的当て練習を行い、ボールを使い切ったら回収するという地味な作業を繰り返した。
ピピも回収を手伝ってくれたが、途中で面倒くさくなったのか、小屋に入ってぐーすか昼寝をし始めた。
――ま、まあ、これ以上同じこと繰り返しててもスキルは上昇しなさそうだしな……。
休憩がてらアクセルは家に戻り、ハチミツ入りレモン水で水分補給を行った。
そしてキッチンに立ったついでに夕食の仕込みをしてしまおうと、イノシシ肉と野菜を切ってシチューを作った。本格的に一からシチューを作るのは、結構久しぶりな気がする。
「ただいまー」
そうこうしているうちに兄が帰ってきた。見れば、もう夕方になっていた。
「おや、いい匂いがするね。今日はシチューかな?」
「ああ。久しぶりにイノシシのシチューを作ったんだ。そういや最近食べてないと思ってな」
「言われてみればそうかも。お前のシチューは美味しいから好きだよ」
嬉しそうに微笑み、次いで後ろ手に隠していた何かを見せつけてきた。
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