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二章
決意
しおりを挟むその人は、泣いていた。
その目は潤み、大粒の涙がたまっていた。
その人は、立っていた。
その眼にはもはや迷いはなく、覚悟を決めた者の、気高い、姿だった。
シャルロット・クローズ。この人は、この世を正してくれる。そんな気がした。
…なら俺は、この人についていこう。大切なものを守るため、これからの平和を守るため。
日本のような、平和な国を造りたい。
愛しい人、そしてこれから生まれてくるだろう子供たちが、笑って暮らせるように。
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