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第三十九・五話 魔術師の退屈しない毎日
対決! シマシマムシ
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悲鳴を上げながら逃走を続けるローブの人々。そのすぐ後ろから、一体何をやらかしたのか、激怒したシマシマムシがウネウネ迫って来る。
「シュシューーッ!」
とブチ切れて鎌首を掲げているところを見ると、相当ヤバいことをしでかしたようだ。
「シュラーッ!」
バチンバチンッ! と何度も噛みついて来る。その度にスピードを早めなんとかかわしているが、いつまで持つかは分からない!
「「「わぁぁぁぁぁぁーーーーっ!」」」
ダダダダダッ! バチンバチンッ!
ジャラジャラジャラ……バキィッ!
「グシャッ⁉︎」「え⁉︎」
突然前方から飛んできた鉄球が、シマシマムシに直撃。チェーンが擦れる音を響かせ、後方へぶっ飛ばす!
ドサァッ!
「ジャッ! ……グシャーーッ!」
バタッと倒れたものの、すぐに起き上がるシマシマムシ。次なる敵の登場に、舌をチロチロさせて威嚇する。
「だ、誰だ!」
「助けに来たぜ、ヒューマンズ! 俺様の名を覚えていけよ! この偉大なるケンガ・アタカン様をな!」
「ここは私たちに任せて、あなたたちは隠れていてください! フローレンス・イフシノー、見参ですっ!」
剛腕で引っ張り鉄球を引き戻すのはフローレンス! その横で両腕を氷で固め、ビシッとポーズを取るのはケンガ!
「足引っ張らないでくださいよ!」「ヘッ、てめえもな!」
「あ、ありがとよ! ここは任せた!」
そう言ってフードの男たちは、そそくさと町の方へ逃げ出した。シマシマムシは「ギギシャーッ!」と後を追おうとするが……。
「貴様の相手はこの俺様だ! くらえっ、アイシングアッパー!」
パキィーーンッ!
「グジャジャッ⁉︎」
低姿勢の突進から、飛び上がるジャンプアッパー! 氷気を纏いながら下顎を打ち上げ、シマシマムシはひっくり返った。
「ブルルッ! ギシャシャ…………!」
ヘビは低温に弱い。顎が凍りついてしまい、露骨に怯んだリアクションを見せる。
「おおっ、効いてる! さすがは俺様だ……とっ!」
「グシャーシャアッ!」
ケンガの隙を刺すように、バチンッ! と噛みついてきた! だが隙を作っても、決して油断していたわけではない。バックステップで攻撃をかわすケンガ。
「そこっ! アイアンカノン!」
その隙間を縫うように、フローレンスの攻撃。魔力で巨大化させた鉄球で、シマシマムシをぶん殴る!
「グシャーッ⁉︎」
ドガァン!
しかし相手もさるもの、素早く身を捻り受け身を取った。そして爬虫類特有の目をくわっと開き、後ろに体を逸らす!
「ギシャアッ!」
「シュシューーッ!」
とブチ切れて鎌首を掲げているところを見ると、相当ヤバいことをしでかしたようだ。
「シュラーッ!」
バチンバチンッ! と何度も噛みついて来る。その度にスピードを早めなんとかかわしているが、いつまで持つかは分からない!
「「「わぁぁぁぁぁぁーーーーっ!」」」
ダダダダダッ! バチンバチンッ!
ジャラジャラジャラ……バキィッ!
「グシャッ⁉︎」「え⁉︎」
突然前方から飛んできた鉄球が、シマシマムシに直撃。チェーンが擦れる音を響かせ、後方へぶっ飛ばす!
ドサァッ!
「ジャッ! ……グシャーーッ!」
バタッと倒れたものの、すぐに起き上がるシマシマムシ。次なる敵の登場に、舌をチロチロさせて威嚇する。
「だ、誰だ!」
「助けに来たぜ、ヒューマンズ! 俺様の名を覚えていけよ! この偉大なるケンガ・アタカン様をな!」
「ここは私たちに任せて、あなたたちは隠れていてください! フローレンス・イフシノー、見参ですっ!」
剛腕で引っ張り鉄球を引き戻すのはフローレンス! その横で両腕を氷で固め、ビシッとポーズを取るのはケンガ!
「足引っ張らないでくださいよ!」「ヘッ、てめえもな!」
「あ、ありがとよ! ここは任せた!」
そう言ってフードの男たちは、そそくさと町の方へ逃げ出した。シマシマムシは「ギギシャーッ!」と後を追おうとするが……。
「貴様の相手はこの俺様だ! くらえっ、アイシングアッパー!」
パキィーーンッ!
「グジャジャッ⁉︎」
低姿勢の突進から、飛び上がるジャンプアッパー! 氷気を纏いながら下顎を打ち上げ、シマシマムシはひっくり返った。
「ブルルッ! ギシャシャ…………!」
ヘビは低温に弱い。顎が凍りついてしまい、露骨に怯んだリアクションを見せる。
「おおっ、効いてる! さすがは俺様だ……とっ!」
「グシャーシャアッ!」
ケンガの隙を刺すように、バチンッ! と噛みついてきた! だが隙を作っても、決して油断していたわけではない。バックステップで攻撃をかわすケンガ。
「そこっ! アイアンカノン!」
その隙間を縫うように、フローレンスの攻撃。魔力で巨大化させた鉄球で、シマシマムシをぶん殴る!
「グシャーッ⁉︎」
ドガァン!
しかし相手もさるもの、素早く身を捻り受け身を取った。そして爬虫類特有の目をくわっと開き、後ろに体を逸らす!
「ギシャアッ!」
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