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第四十一・五話 僧侶の惑いに惑う日々
ちびっこカウボーイ
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「ところでお前たちは何してるんだ、確かファンキーとかかったか」
「名前がカスリもしてないっ。ああ、かくかくしかじかで……」
と言う訳で事情を解説するフランク。もちろんインチキのことは言わずに、ナガレの家を探しているという話だけを言った。するとケンガは「むふー♪」と笑う。
「仕方ない、俺様が案内してやろう。感謝するがいい!」
「助かる、ありがとうございます! さすがはケンガ・アタカン様」
口から出まかせを言ったフランク達であった。
~☆~☆~☆~☆~☆~
という訳で、ナガレが住んでいた集合住宅の裏手にやって来たフランクたち。
「……しゃっ!」「すごい!」「あ、危ないよ……」「大丈夫なんですか?」
「ケケケ、ガキどもの声が聞こえるだ」「ゴーン! 馬車を持ってきなさい。商売よ!」
ニヤリと笑うフランクトリオ。ケンガやサランには何がなんやら分からない。
そうして裏手にやってくる。
「ハハハ! いやあ諸君、こんにちは! まず自己紹介を……」
「投げるぞー!」
パチパチパチ……! と、顔の前で拍手で注目を集める。意気揚々と裏手の影に飛び出したフランク達だったが……。
「あっ」 ヒュンッ! 「は?」 ヒュルルル……。
パシンッ! と、拍手していたフランクは何かを白刃取り。一瞬何が起こったか分からず、手にかかる質量の正体を見ると……。
「なんだなにを取った……」
「り……」「リーダー……」「おお、やるな」「きゃあ……!」
フランクが取ったのは、トマホークの刃の部分だった。真剣白刃取り。あと少し遅ければ、顔面に手斧がブッ刺さっていた事だろう。
「お……ホッ、おぉぉぉ……!」
トマホークを持ったまま、もんのすごい表情でガクッと崩れ落ちるフランク。「「リーダー!」」と慌ててお供の二人が駆け寄った。
一方ケンガが斧の先を見ると……そこにいたのはルックたちだった。
「おーい、大丈夫か!」「わぁぁぁぁ! し、死んだ……⁉」
見るとソンブレロ被ったルックとハットをかぶったターショが、急いでこっちに駆け寄ってくる。
「ごめんなさい! だ、大丈夫ですか……!」「大丈夫です、彼は無事です。すいませんご迷惑を……」
シャツにジーンズと言った姿のディーネと、いつもの教会服のモンテくんもいた。
「おお、お前たち。元気か? トマホークの特訓とは、なかなか隅に置けないなあ」
「へへへ、トマホークだけじゃないぜ。ほら!」
ルックが指さす先には、木製の台があった。上にはナイフに投げ斧に……と、投擲武器が乗っている。
「名前がカスリもしてないっ。ああ、かくかくしかじかで……」
と言う訳で事情を解説するフランク。もちろんインチキのことは言わずに、ナガレの家を探しているという話だけを言った。するとケンガは「むふー♪」と笑う。
「仕方ない、俺様が案内してやろう。感謝するがいい!」
「助かる、ありがとうございます! さすがはケンガ・アタカン様」
口から出まかせを言ったフランク達であった。
~☆~☆~☆~☆~☆~
という訳で、ナガレが住んでいた集合住宅の裏手にやって来たフランクたち。
「……しゃっ!」「すごい!」「あ、危ないよ……」「大丈夫なんですか?」
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そうして裏手にやってくる。
「ハハハ! いやあ諸君、こんにちは! まず自己紹介を……」
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パチパチパチ……! と、顔の前で拍手で注目を集める。意気揚々と裏手の影に飛び出したフランク達だったが……。
「あっ」 ヒュンッ! 「は?」 ヒュルルル……。
パシンッ! と、拍手していたフランクは何かを白刃取り。一瞬何が起こったか分からず、手にかかる質量の正体を見ると……。
「なんだなにを取った……」
「り……」「リーダー……」「おお、やるな」「きゃあ……!」
フランクが取ったのは、トマホークの刃の部分だった。真剣白刃取り。あと少し遅ければ、顔面に手斧がブッ刺さっていた事だろう。
「お……ホッ、おぉぉぉ……!」
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一方ケンガが斧の先を見ると……そこにいたのはルックたちだった。
「おーい、大丈夫か!」「わぁぁぁぁ! し、死んだ……⁉」
見るとソンブレロ被ったルックとハットをかぶったターショが、急いでこっちに駆け寄ってくる。
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