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第五話 荒野のスカベンジャー!
戦闘・ロックホーク!
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「ろ、ロックホーク!」
「縄張りに入られて気が立ってやがるぜ! 二人とも、気をつけろっ!」
一斉に抜刀した三人を見ると、ロックホークは「クェーッ!」とやかましく鳴きながら、羽をバタバタ振り回した。あれはロックホークの威嚇なのだが、三人は逃げる様子を見せない。
「クェッ……グエェーッ!」
こちらのやる気が伝わったのか、ロックホークは高度を下げて近くまでやって来た。そして真ん中にいたナガレへ頭を振り下ろし、鋭いクチバシで突っつき攻撃を放つ!
キィン!
「ふっ!」
マルチスタッフを盾にかざして防御するナガレ。クチバシは地面を抉って突き刺さった。その隙にヒズマが駆け、ロングソードを振り下ろす。加工屋で素材が銅に強化されている、パワーアップした一撃だ!
「ていやぁーっ!」
シャキーン!
踏み込んだ勢いの乗った攻撃は、確かなダメージになったようだ。斬られた胴体から羽が舞い、鮮血が吹き出した。ロックホークもたまらず地面に落っこちてしまう。
「クェッ! クェーー……!」
「今だっ! 見せてやるぜ、俺様の新技をよぉっ!」
すぐさまタネツが飛び上がり、シールドを構えて地面を殴りつける。その振動は半透明の『衝撃波』となりロックホークに襲いかかった!
「シールドクエイクっ!」
ドドドトド……ガァンッ!
「グェーーッ⁉︎」
鉄球を投げつけられたような衝撃に、ロックホークの巨体が吹き飛んだ! しかし空中で体勢を整えて、再び低空飛行を始める。
「こんな技が出せるなんて、すごいわ~!」
「へっ! 特訓で成長してんのは、ナガレだけじゃあないってこった!」
(ホントすげえよ、タネツさん……こりゃあ隠れて相当特訓していたな!)
行き当たりばったりで出せるような技ではない。おそらくナガレたちとの特訓以外の時間にも、一人で頑張っていたようだ。
「油断しちゃダメだ! 来るぞっ!」
「クェェーッ!」
「うわ⁉︎」
ロックホークが羽をばたつかせると風が吹いた。まあそれは当然なのだが、続けるうちに風が一箇所に集まっていく。……そしてなんと、風が渦を作っていき、小さな竜巻が発生した! 小さな石を巻き込みながらナガレたちを強襲!
ビュウウウウ!
「ナガレ、避けろっ!」
「どわっ!」
流石に急すぎて避けられず、暴れ狂う竜巻がナガレに直撃した。
ビュウウウウッ!
「ぐ~~わ~~っ⁉︎」
回転に体をさらわれて、竜巻の中でコマのようにグルグル回るナガレ。砂粒や小石が体にビシバシ当たって痛い!
パシュン!
「あぁ~~れぇ~~っ!」
ドサァッ……。
そして上に巻き上げられ、無様に地面へ落っこちた。
「ぐ……いてててて……」
「ナガレっ、次が来るわ!」
「はっ⁉︎」
好機と見たかロックホークは空中で頭を下げて、羽を折りたたむ。そしてナガレへ向かって槍のように突っ込み始めた!
「くそ……」
タネツが間に割り込もうとするも、ロックホークの動きが早く間に合わない!
「ナガレーっ!」
窮地を前に、タネツが思わず叫んだ。それを聞いたナガレはハッとして体勢を立て直し、マルチスタッフを構える。
「クェェーッ!」
(…………見えたっ、そこだぁ!)
キィンッ……!
「グェッ⁉︎」
一瞬で長棒を真横に持ち変え、ロックホークのクチバシを当てて後ろに受け流した! 驚く間もなくロックホークは後ろの岩壁に激突する!
ドガーーーン!
「グェェェ!」
激突のダメージに加え衝撃で落石が発生し……大きな岩がロックホークの脳天に落っこちた。
「んっんっ……ぷはぁっ。うわあれ絶対痛いだろうな……」
「ナガレ! それが受け流しか……身につけることが出来たんだな!」
「すごいわナガレ! 完璧に使いこなせてるじゃない~!」
「へへ、訓練の結果だな!」
回復薬を飲み干して、ナガレはニッと笑った。少しずつではあるが、ロックホークを追い詰めている……!
「縄張りに入られて気が立ってやがるぜ! 二人とも、気をつけろっ!」
一斉に抜刀した三人を見ると、ロックホークは「クェーッ!」とやかましく鳴きながら、羽をバタバタ振り回した。あれはロックホークの威嚇なのだが、三人は逃げる様子を見せない。
「クェッ……グエェーッ!」
こちらのやる気が伝わったのか、ロックホークは高度を下げて近くまでやって来た。そして真ん中にいたナガレへ頭を振り下ろし、鋭いクチバシで突っつき攻撃を放つ!
キィン!
「ふっ!」
マルチスタッフを盾にかざして防御するナガレ。クチバシは地面を抉って突き刺さった。その隙にヒズマが駆け、ロングソードを振り下ろす。加工屋で素材が銅に強化されている、パワーアップした一撃だ!
「ていやぁーっ!」
シャキーン!
踏み込んだ勢いの乗った攻撃は、確かなダメージになったようだ。斬られた胴体から羽が舞い、鮮血が吹き出した。ロックホークもたまらず地面に落っこちてしまう。
「クェッ! クェーー……!」
「今だっ! 見せてやるぜ、俺様の新技をよぉっ!」
すぐさまタネツが飛び上がり、シールドを構えて地面を殴りつける。その振動は半透明の『衝撃波』となりロックホークに襲いかかった!
「シールドクエイクっ!」
ドドドトド……ガァンッ!
「グェーーッ⁉︎」
鉄球を投げつけられたような衝撃に、ロックホークの巨体が吹き飛んだ! しかし空中で体勢を整えて、再び低空飛行を始める。
「こんな技が出せるなんて、すごいわ~!」
「へっ! 特訓で成長してんのは、ナガレだけじゃあないってこった!」
(ホントすげえよ、タネツさん……こりゃあ隠れて相当特訓していたな!)
行き当たりばったりで出せるような技ではない。おそらくナガレたちとの特訓以外の時間にも、一人で頑張っていたようだ。
「油断しちゃダメだ! 来るぞっ!」
「クェェーッ!」
「うわ⁉︎」
ロックホークが羽をばたつかせると風が吹いた。まあそれは当然なのだが、続けるうちに風が一箇所に集まっていく。……そしてなんと、風が渦を作っていき、小さな竜巻が発生した! 小さな石を巻き込みながらナガレたちを強襲!
ビュウウウウ!
「ナガレ、避けろっ!」
「どわっ!」
流石に急すぎて避けられず、暴れ狂う竜巻がナガレに直撃した。
ビュウウウウッ!
「ぐ~~わ~~っ⁉︎」
回転に体をさらわれて、竜巻の中でコマのようにグルグル回るナガレ。砂粒や小石が体にビシバシ当たって痛い!
パシュン!
「あぁ~~れぇ~~っ!」
ドサァッ……。
そして上に巻き上げられ、無様に地面へ落っこちた。
「ぐ……いてててて……」
「ナガレっ、次が来るわ!」
「はっ⁉︎」
好機と見たかロックホークは空中で頭を下げて、羽を折りたたむ。そしてナガレへ向かって槍のように突っ込み始めた!
「くそ……」
タネツが間に割り込もうとするも、ロックホークの動きが早く間に合わない!
「ナガレーっ!」
窮地を前に、タネツが思わず叫んだ。それを聞いたナガレはハッとして体勢を立て直し、マルチスタッフを構える。
「クェェーッ!」
(…………見えたっ、そこだぁ!)
キィンッ……!
「グェッ⁉︎」
一瞬で長棒を真横に持ち変え、ロックホークのクチバシを当てて後ろに受け流した! 驚く間もなくロックホークは後ろの岩壁に激突する!
ドガーーーン!
「グェェェ!」
激突のダメージに加え衝撃で落石が発生し……大きな岩がロックホークの脳天に落っこちた。
「んっんっ……ぷはぁっ。うわあれ絶対痛いだろうな……」
「ナガレ! それが受け流しか……身につけることが出来たんだな!」
「すごいわナガレ! 完璧に使いこなせてるじゃない~!」
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