【不遇転生：４】悪役子息と婚約者 ～俺はまた悪役子息に転生した～

2章：学園編

図書館で、イベントに巻き込まれた

俺が邪竜が封印されている場所を探すために図書館で本をよんでいるなか、男女3人の口論ってか男子生徒が一方的に女子生徒に迫っている。

本当、なんのイベントだよ。
司書は見ていないふりしているしな。　男子生徒達がセオドリックとつながっているっていうのは会話でまるわかりだ。　余計な事して、クリスバーグ公爵家に睨まれたくないだろうしな。　俺もスルーするかなって思ったけど。。

「お前らうるぜぇー！　図書館は私語厳禁だろ。」って仕方なくその場に行った。
女生徒は暗めの赤髪で前髪が長くて、俺より10cm以上は高いけど細い。　俺、まだ170cm。　たぶん今世も175cmだろう。　ユキは、175cmである。　前世でも同じぐらいの身長だったから今世も同じか。

「ロイス、なぜ貴様がここにいる！」って護衛騎士。
「勉強してたから。」って普通に答えた。
「はぁー、お前が勉強、嘘つくな！」ってマルコ。

「俺の事はどうでもいいけど、その子離してやれよ。　お前が手首掴んでるから、腕赤いぞ。　異性に触れていいんだっけ？」って突っ込んだら、慌てて話す護衛騎士。
んで、彼女は勢いで絨毯の上に倒れて、眼鏡割れたし、スカートはめくれ上がってる。

「あーあ」って仕方なく、俺のジャケット脱いで投げかけてはだけたのを隠した。

「お前ら、これどうすんの？」って聞いたら、
「お前が離せていうから、お前のせいだ！」って護衛騎士。
ヅカヅカ誰か来るなって思ったら、マックベインだ。
「ロイス、貴様！」っていきなり胸ぐら掴まれて俺、殴られた。

「女生徒に暴行しやがって」って馬乗りになって殴られ続けたわ。
いてぇーじゃねぇーかよ！！

「もうやめて」ってフローレアだ。
「レア、こいつは」って言ってるよ。

もうさ、勝手に悪者にすんのやめろよ。　口の中は切れてるし、鼻血ぶーだよ。　鼻と頬折れたな。　まぁ後で治せるからいいけど。

「これはどういう事ですの。　彼女気絶してるわ。　医務室に連れて行って」って他にも女生徒いたらい。

「これはどういう事だ？」ってセオドリックだ。
マックベインさ、お前重いから退いてくんない。

「俺が来た時に、アン嬢が倒れていて、ロイスがやったに決まってるで制裁を入れたんです。」ってマックベイン、ようやく退いてくれた。
最後に溝打ちの蹴りだ。　「ぐほぉ」って漏れたよ。　もう起き上がるの面倒。

「やはり、うわさ通りだな。」
「マルコ君とデレク君は、マックベイン君が図書館へ向かう前にいたんですよね。　ロイス君が、先ほどの女生徒に暴行したの見たんですの？」ってユキ。
「僕達が来た時には、アン嬢が倒れいたんです。」ってマルコだ。　この嘘つきめ。
「ああ、」って濁した護衛騎士だよ。　デレクっていうのか。
「本当ですの？　彼女の手首にくっきり掴んだ後がありましたわ。　ロイス君の背丈と腕力ではあそこまでには。」っていうユキ。

さすが状況判断早い。
「ユキアナ様、マルコ君とデレク君を疑うですか。　酷いです。」ってフローレアだ。
あーうざい。
「ユキアナは、そこの屑の味方なのか？　それに、その屑が図書館にいる事自体おかしい」っていうセオドリック。
「私は、一方的に決め付けるのは良くないと」

俺:「ユキ、俺の事悪者にしたいだけだ。　さっきの彼女が変に証言したら、彼女のほうに圧力かかる。　そっちをどうにかしろ。」
ユキ:「わかったわ。　もう、怪我大丈夫」
俺:「平気、回復魔法でさくっと治る」
ユキ:「なら良かったわ。　もう、このお花畑達いや」

同感すぎて、笑える。
「ろ、ロイス様は、横暴なんです。　ユキアナ様」ってフローレア。
「それはあなたの妄想ではなくって」
「ひ、ひどい。」
「ユキアナ、またフローレア嬢を苛めるな」ってセオドリック。
「彼女が心配ですので、私は医務室に行きますわ」って言ってユキは去って行った。
「僕達もいこう」ってセオドリックで、ようやく皆いったよ。
デレクに「ざまぁーねな」って言われて蹴り入れられた。　あー、むかつくわ。
回復魔法で回復。

やっぱり司書は、見て見ぬ振りだしな。
って、辛そうに起き上がったふりして、本を片付けて、図書館出たところで転移で自宅に戻った。