【不遇転生：４】悪役子息と婚約者 ～俺はまた悪役子息に転生した～

3章：従軍編

いざ、初任務の活動ですわ

私実況のユキです。　グリム・ノアの初任務ですわ。

私とラウロとダッカは、砦から離れた小屋にいます。
私は小屋の中で、ラウロとダッカは外で見張りです。
砦の隠し通路から、出てくる令嬢、その他人質の確保です。
何気にヌトは、私の所にいます。　ロイが、私の護衛のためにヌトがいます。　護衛は必要ないですが、念のためですわ。

ただいま、ロイ達が砦内部に侵入です。　まったく、ロープ使って一旦、屋上に登って地下の牢屋に向かうなんて面倒です。　ロイも念話で文句ダラダラです。　隠し通路があるのなら、そこから侵入が鉄板でしょ。

あの補填要員曰く内部からしか開けられないらしい。　ロイ、私、エマならそんな鍵すぐに開錠です。

無事、気づかれずに地下へ潜入です。
人質は、女性ばかり令嬢とその侍女含めて10名だそうです。　もちろん地下にいる監視は５名です。
最初の地下入口にいた監視２名は、エマとパウロで殺害。
おっと、ロイ、隠し扉開錠、そして、エマが令嬢連れて移動中。　パウロと補填要員のシンで地下監視と交戦中。　ふむ、ロイが他の人質開放して、ダリダが隠し通路へ誘導して彼女は、殿でロイが再度隠し扉施錠です。
さぁここからが本番ですわ。

「ラウロ、今よ」って、私は小屋の中ですが、近距離イヤホン型無線機です。
「了解」ってラウロからの返事。

ロイ作成魔道具ですが、半径1KMが限界です。
「任務完了」ってラウロです。

エマが令嬢を連れて小屋の中へ。　気絶させたようで、小屋の中に寝かせます。

続々くる人質を確保する、私達です。
「あのお嬢様は？」という女性。
「こちらへ」と私が暗闇へ誘導です。
「お嬢様は無事。　ただ誘拐された事を隠匿するため、貴方はここで死ぬか、もしくは一生日陰で生きるかどちら？」
ちょっと威圧したかしら。　プルプル震えてます。
「い、いき、生きたい。　死にたくない」って涙流してます。
合格です。
「バン」と呼ぶといい年のいえいえ20代後半の厳つい青年です。
「彼女も例の所へ」って言って女性を気絶させます。

バンが彼女を担いで、荷馬車に乗せます。
バンが御者して馬車は進みます。
「結局６名が生きるって。」ってエマ。
「そう、意外とタフね。」って苦笑です。　令嬢も含めて犯されてます。　ここまで、来れたので、生きる気力はあったのでしょう。　新天地で暮らすでしょう。

「ユキ、お疲れ」ってロイです。　パウロも一緒。
「証拠隠滅は？」
「もう終わった。　んじゃ、令嬢を例の場所へ連れて引き渡しだけだ」ってロイ。

既に、エマとラウロが馬車に令嬢運び終わってます。

砦のほうは合戦中です。　ご勝手に。
私達は、馬車に乗り込んで移動です。