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3章:従軍編
久しぶりに再会した私の元婚約者 後編
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そして、卒業前に、証人もでてやっぱりユキアナ様の指示だったと。
セオドリック様も、バラク商会っていう事で婚約させられてたと。 ここまでの罪状だと、公爵家の婚約者は務まらず、婚約破棄で、ユキアナ様は、ブラッドリー伯爵家の判断だけど、同一階級なのでよくて修道院行きになるらしいわ。 ただ、穏便に済ませるため、卒業祝賀会後にするようにお願いしたわ。 祝賀会のドレスや装飾品は、セオドリック様が贈っていただいて、エスコートさせて欲しいと言われたわ。 凄く嬉しかったわ。 マックとは違って、気品のある強さと優しさに、胸がドキっとしたの。
祝賀会、セオドリック様のエスコートで入場。
ユキアナ様は、見た事も無い黒ベースのドレス。 しかも凄く綺麗だった。 マックもセオドリック様も、バラク商会だからって言ってたわ。 ファーストダンスは、マックと。 胸がドキッとする。 その後、セオドリック様とも踊ったわ。 また違う胸のトキメキ。 そしたら会場が騒ついてる。 ユキアナ様とロイス様が踊っている、っていうより抱き合って踊ってる。 あまりにも、不純で見てるこちらが恥ずかしい。 婚約者がいる前で不貞とも言える踊りにセオドリック様はお怒りになり、彼らを呼び止めて、断罪し始めたわ。 私は、公共の場でと思ったけど、マルコ君が仕方ないと。
でも、証人の令嬢を知らないというユキアナ様。 そして最後は、ブラッドリー伯爵家当主とユキアナ様の兄まで登場したわ。 噂で冷徹と聞いてたけど、冷んやりした空気になったわ。 私は震えるぐらい寒さを感じて、何も言えなくなったの。
ユキアナ様とセオドリック様は最初から婚約してないって。 どういう事。 最後には、ユキアナ様はロイス様と結婚してるって。 後日、セオドリック様から、ユキアナ様の罪状は無く、結局犯人は分からないと。 抗議後、謝罪をしてあるという事だったわ。
そして従軍の任命式、私は王太子直轄の新設騎士団に配属。 指揮官はマックで副指揮官がセオドリック様。 皆で連携とか訓練したあと、初めての騎士団の任務はドルチェ公爵領にある盗賊団の撲滅だった。
盗賊団は、善良な人達から金品を強奪、略奪し殺害する悪の集団。
私は、マルコの指示で砦内の屋敷外部の撲滅を他の騎士団の仲間達と担当。 盗賊は、厳つい顔で、あの学園の合宿で戦った武器を持った緑色の二足歩行の魔獣に見えるくらい醜。
無事、討伐して負傷者もほとんどいなかった。
その後、魔獣討伐など遠征にでたり、盗賊団の撲滅にあたった。
ここ数ヶ月で、邪竜目撃情報が出て、既に2つの村が襲われた。 王太子の命で、邪竜討伐の計画を立案する事になって、マルコ君と補佐で文官のアン嬢と一緒に古文書が管理されてる部署へ資料収集へ向かった。
マルコ君が訪ねると、そこにはロイス様とユキアナ様がいた。
文官配属って聞いてたけど、まさか古文書管理とはしらなかった。 あまりにも驚いたのと、やっぱりあの光景が思い出して、身体が固まる。 エマ嬢って長身の女性が資料の所まで案内してくれた。 私は、ユキアナ様はロイス様に脅されて結婚してるってきいたし、エマ嬢だってきっと酷い事言われてるって思って聞いたら、一度も言われてないし、貴族では珍しく恋愛で結婚したって。 うそ、無抵抗の人を平気で殺せるのよ。
「フローレア嬢? どうしたんだい」ってマルコ君
「自由きままな人生ってどういう人生かなって、分からなくって」って言ったの、「うーん、僕にもわからないけど、身勝手に生きるってことじゃないか。 それよりも、僕たちは邪竜から国民を守らないといけない使命がある。 資料をもっていこう」ってマルコ君。
そうだった、善良な人達を守らないと。
アン嬢はなんか、考えてるみたいだけど、段ボールに資料いれて持ち出したわ。
セオドリック様も、バラク商会っていう事で婚約させられてたと。 ここまでの罪状だと、公爵家の婚約者は務まらず、婚約破棄で、ユキアナ様は、ブラッドリー伯爵家の判断だけど、同一階級なのでよくて修道院行きになるらしいわ。 ただ、穏便に済ませるため、卒業祝賀会後にするようにお願いしたわ。 祝賀会のドレスや装飾品は、セオドリック様が贈っていただいて、エスコートさせて欲しいと言われたわ。 凄く嬉しかったわ。 マックとは違って、気品のある強さと優しさに、胸がドキっとしたの。
祝賀会、セオドリック様のエスコートで入場。
ユキアナ様は、見た事も無い黒ベースのドレス。 しかも凄く綺麗だった。 マックもセオドリック様も、バラク商会だからって言ってたわ。 ファーストダンスは、マックと。 胸がドキッとする。 その後、セオドリック様とも踊ったわ。 また違う胸のトキメキ。 そしたら会場が騒ついてる。 ユキアナ様とロイス様が踊っている、っていうより抱き合って踊ってる。 あまりにも、不純で見てるこちらが恥ずかしい。 婚約者がいる前で不貞とも言える踊りにセオドリック様はお怒りになり、彼らを呼び止めて、断罪し始めたわ。 私は、公共の場でと思ったけど、マルコ君が仕方ないと。
でも、証人の令嬢を知らないというユキアナ様。 そして最後は、ブラッドリー伯爵家当主とユキアナ様の兄まで登場したわ。 噂で冷徹と聞いてたけど、冷んやりした空気になったわ。 私は震えるぐらい寒さを感じて、何も言えなくなったの。
ユキアナ様とセオドリック様は最初から婚約してないって。 どういう事。 最後には、ユキアナ様はロイス様と結婚してるって。 後日、セオドリック様から、ユキアナ様の罪状は無く、結局犯人は分からないと。 抗議後、謝罪をしてあるという事だったわ。
そして従軍の任命式、私は王太子直轄の新設騎士団に配属。 指揮官はマックで副指揮官がセオドリック様。 皆で連携とか訓練したあと、初めての騎士団の任務はドルチェ公爵領にある盗賊団の撲滅だった。
盗賊団は、善良な人達から金品を強奪、略奪し殺害する悪の集団。
私は、マルコの指示で砦内の屋敷外部の撲滅を他の騎士団の仲間達と担当。 盗賊は、厳つい顔で、あの学園の合宿で戦った武器を持った緑色の二足歩行の魔獣に見えるくらい醜。
無事、討伐して負傷者もほとんどいなかった。
その後、魔獣討伐など遠征にでたり、盗賊団の撲滅にあたった。
ここ数ヶ月で、邪竜目撃情報が出て、既に2つの村が襲われた。 王太子の命で、邪竜討伐の計画を立案する事になって、マルコ君と補佐で文官のアン嬢と一緒に古文書が管理されてる部署へ資料収集へ向かった。
マルコ君が訪ねると、そこにはロイス様とユキアナ様がいた。
文官配属って聞いてたけど、まさか古文書管理とはしらなかった。 あまりにも驚いたのと、やっぱりあの光景が思い出して、身体が固まる。 エマ嬢って長身の女性が資料の所まで案内してくれた。 私は、ユキアナ様はロイス様に脅されて結婚してるってきいたし、エマ嬢だってきっと酷い事言われてるって思って聞いたら、一度も言われてないし、貴族では珍しく恋愛で結婚したって。 うそ、無抵抗の人を平気で殺せるのよ。
「フローレア嬢? どうしたんだい」ってマルコ君
「自由きままな人生ってどういう人生かなって、分からなくって」って言ったの、「うーん、僕にもわからないけど、身勝手に生きるってことじゃないか。 それよりも、僕たちは邪竜から国民を守らないといけない使命がある。 資料をもっていこう」ってマルコ君。
そうだった、善良な人達を守らないと。
アン嬢はなんか、考えてるみたいだけど、段ボールに資料いれて持ち出したわ。
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