【不遇転生：４】悪役子息と婚約者 ～俺はまた悪役子息に転生した～

5章：その後の俺とユキ

副官は忙しい

俺ロイ、今ノアールに呼ばれた。
ノアール曰く、ルーシと楽しみ中に、羊君に邪魔されたらしい。

「ロイ、羊君の依頼で、今からある異世界にいく事になった」って、寝室のベットでタバコをくわえてるノアールだ。
「地獄も忙しいのにいいのか？」って、いつも呼ばれていくとだいたい寝室か和室だ。　執務室あるらしいけど使ってないらしい。

「まぁ、なんかあれば羊君が呼ぶだろう。　久々の地上だ」ってノアール。

そんな会話して、俺たちは、支度して無数の扉のある部屋に移動した。
「『パングル』だかっていう世界だったな」ってノアール。
「ええ、その通りです」って送りに来てる羊君だ。

ノアールが、その『パングル』だかって世界の扉を呼び寄せた。
さて、いつも通り、その扉を開いてくぐれば、その世界のどこかにつく。

「ロイ達、先にはいれよ」って珍しく俺、ユキ、ヌトで中にくぐった。
ノアール達の番だ。
そしたら、ゴチって音がした。　何が起きてるだ？

「おいおい、俺通れねーじゃねぇーかよ」ってノアール。
「我もだ」ってルーシ―。
「俺もだぜ」ってグリ
「兄貴、俺もっす」ってヴォル。

どういう事？
「あ！　忘れておりました。　サタン弱体期間は、地獄からサタン様とそれに繋がる者達はでれませんでした」って羊君。　うん？　なんで俺は通れたんだ？
「ロイ様は、きっとギリギリで通過できたのかと」って羊君、ものすごく曖昧な回答。

「じゃぁ、仕方ないな。　ロイ、頼んだ」ってノアールにごっそりと依頼の内容やら、まぁ他必要となるだろう物資を渡された。

「ヌト坊、久しぶりの地上だ楽しんでこいよ」ってグリ。
「うん、楽しんでくるでやんす」ってなんかヌトうれしいそうだな。


こうして、俺、ユキ、ヌトは、『パングル』だかっていう世界の地上に行く事になった。
久しぶりにこの面子だけで行く地上だ。

なにがあるか楽しみだな。　って、俺依頼内容まったくしらんぞ！！
って文句いいたかったけど、扉しまって、俺たちは『パングル』っていう世界についてしまった。


自由きままなスローライフだけど、たまにはこうやって依頼がきて地上に来るわけだ。
どんな依頼かな。

って、副官の俺、忙しくないか？　まぁ、いいか。
まさか、結構面倒な依頼だという事に俺はその時気づいてなかった。

俺、ユキ、ヌトの『パングル』での冒険については、また機会があったら話そう。