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2章:幼児期から幼少期
鷹狩りにて
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Side:カール
下級貴族のくせに俺のルークを欲しがり、しかもローランを囮にした。
許せん。
俺が助けに行った時は、犯人の下級貴族どもはルークの魔法で切り刻まれていた。重症だが意識はある。治療魔法でなおる。
後からきた兵に担架に乗せられて連れていかれた。
ローランは倒れたルークを抱えて泣き叫んでる。
「ルークが僕の代わりに蹴られたの。僕、怖くてうごけなかった」とわんわん泣きながら。
「兄上にもらった杖がおれちゃったの」
更に泣くローラン。
どうやら、その杖を使って助けをよぼうとしたが、逆に取り上げられて折られてしまったようだ。
「ローラン、大丈夫だ。それより手当をしないと」
俺はローランとルークを急ぎきている医師に見せた。
医師曰く、ローランはかすり傷だけとのこと。
「問題は鷲のほうです。専門外でやたらと治療魔法もかけられないです。最悪の場合、内臓のダメージが酷く今夜が峠です。翼も折れてるのでもう二度と空を飛べないでしょう。残念ながら、このまま苦痛で生きながらえるよりも安楽死させたほうが良いかと」
俺の息子を殺すなんてもってのほかだ。
「いい。こちらでなんとかする」
俺は、ローランからルークを預かり大切に運ぶ。
ローランの事件を聞いて馬車でかけつけたデボラの腕の中でローランはまだ泣いている。
「カール、屋敷に帰ってもすぐ夜になりますわ。この付近のゲストハウスを用意してもらいました。」
そうか、もう闇夜になる。このままじゃ間に合わない。
俺達はゲストハウスの一室にこもった。1番大きなベットにルークを寝かせた。
「うぐぅ、父上、ルークは助からないの?」
デボラがローランを抱えてる。
「奇跡を願う。でも、今から見るのは事実だよ。ローラン、誰にも言ってはいけない秘密だ。」
「父上、何がおきるの」
「ローラン、静かに。真実よ」
ローランの頭を撫でながらいうデボラ。
闇が始まった。するとルークの身体が淡く光る。
「ぐほぉ」
血を吐くルーク。人型に戻った。
ローランは唖然としてる。
「ルーク、今、医者を呼ぶから。もうしばらくの辛抱だ」
俺が声かける。
「だいじょうぶ。じぶんでなおすから」
左手の指がパチンと弾く。するとまた淡くひかる。治療魔法だ。しかもかなりの高位レベル。
おまえ、いつの間に無演唱でここまでの技術をみにつけた。
見る見る治る身体。
「親父、水」
5歳のある日から、ルークは俺の事は親父と呼ぶようにさせた。
言葉遣いも、俺といる時は貴族らしくない。彼の素の言葉遣いだ。
「ああ」
用意した水を渡しながら背中を補助して起き上がらせる。
ゴクゴク水を飲むルーク。
「親父、ローランは無事か?」
気づいてないらしい。
「兄上!」
ローランがルークに抱きついた。
戸惑ってるルークは、年相応だ。
デボラはハンカチで涙をぬぐってる。
「親父、ばれたって事?」
「ああ、そうだ。」
ニヤリ笑ってやった。
俺達のお腹がぐーっとなる。
「そうなると思って、部屋食4人前頼んだわ」
母は頼もしいらしい。
それからすぐゲストハウスのダイニングに食事が運ばれたとデボラが呼んでくれた。
セッティングも完了してるらしい。
ルーク、裸だし着る服どうしようかと思ってたらちゃっかり着替えを出してきた。
ルーク、次元ボックスも使えるのか。
父の威厳が。父さんこれでも魔法騎士団長なんだけど。
その後の家族団らんは賑やかだった。
もう家族で秘密事項がないからだ。
夜型の俺とルークは、デボラとローランが寝ている間、チェスをした。
大人気ないが俺はルークに全勝した。
下級貴族のくせに俺のルークを欲しがり、しかもローランを囮にした。
許せん。
俺が助けに行った時は、犯人の下級貴族どもはルークの魔法で切り刻まれていた。重症だが意識はある。治療魔法でなおる。
後からきた兵に担架に乗せられて連れていかれた。
ローランは倒れたルークを抱えて泣き叫んでる。
「ルークが僕の代わりに蹴られたの。僕、怖くてうごけなかった」とわんわん泣きながら。
「兄上にもらった杖がおれちゃったの」
更に泣くローラン。
どうやら、その杖を使って助けをよぼうとしたが、逆に取り上げられて折られてしまったようだ。
「ローラン、大丈夫だ。それより手当をしないと」
俺はローランとルークを急ぎきている医師に見せた。
医師曰く、ローランはかすり傷だけとのこと。
「問題は鷲のほうです。専門外でやたらと治療魔法もかけられないです。最悪の場合、内臓のダメージが酷く今夜が峠です。翼も折れてるのでもう二度と空を飛べないでしょう。残念ながら、このまま苦痛で生きながらえるよりも安楽死させたほうが良いかと」
俺の息子を殺すなんてもってのほかだ。
「いい。こちらでなんとかする」
俺は、ローランからルークを預かり大切に運ぶ。
ローランの事件を聞いて馬車でかけつけたデボラの腕の中でローランはまだ泣いている。
「カール、屋敷に帰ってもすぐ夜になりますわ。この付近のゲストハウスを用意してもらいました。」
そうか、もう闇夜になる。このままじゃ間に合わない。
俺達はゲストハウスの一室にこもった。1番大きなベットにルークを寝かせた。
「うぐぅ、父上、ルークは助からないの?」
デボラがローランを抱えてる。
「奇跡を願う。でも、今から見るのは事実だよ。ローラン、誰にも言ってはいけない秘密だ。」
「父上、何がおきるの」
「ローラン、静かに。真実よ」
ローランの頭を撫でながらいうデボラ。
闇が始まった。するとルークの身体が淡く光る。
「ぐほぉ」
血を吐くルーク。人型に戻った。
ローランは唖然としてる。
「ルーク、今、医者を呼ぶから。もうしばらくの辛抱だ」
俺が声かける。
「だいじょうぶ。じぶんでなおすから」
左手の指がパチンと弾く。するとまた淡くひかる。治療魔法だ。しかもかなりの高位レベル。
おまえ、いつの間に無演唱でここまでの技術をみにつけた。
見る見る治る身体。
「親父、水」
5歳のある日から、ルークは俺の事は親父と呼ぶようにさせた。
言葉遣いも、俺といる時は貴族らしくない。彼の素の言葉遣いだ。
「ああ」
用意した水を渡しながら背中を補助して起き上がらせる。
ゴクゴク水を飲むルーク。
「親父、ローランは無事か?」
気づいてないらしい。
「兄上!」
ローランがルークに抱きついた。
戸惑ってるルークは、年相応だ。
デボラはハンカチで涙をぬぐってる。
「親父、ばれたって事?」
「ああ、そうだ。」
ニヤリ笑ってやった。
俺達のお腹がぐーっとなる。
「そうなると思って、部屋食4人前頼んだわ」
母は頼もしいらしい。
それからすぐゲストハウスのダイニングに食事が運ばれたとデボラが呼んでくれた。
セッティングも完了してるらしい。
ルーク、裸だし着る服どうしようかと思ってたらちゃっかり着替えを出してきた。
ルーク、次元ボックスも使えるのか。
父の威厳が。父さんこれでも魔法騎士団長なんだけど。
その後の家族団らんは賑やかだった。
もう家族で秘密事項がないからだ。
夜型の俺とルークは、デボラとローランが寝ている間、チェスをした。
大人気ないが俺はルークに全勝した。
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