【白銀の黒帝 23】俺の職業は、最弱と村人、そして村人はの俺は。

2章：少年期

西の街での生活の日々 前編

俺ルカスがゼバスとモーゼスと暮らして3年月日が流れ、16歳になった。　
身長も伸びて、同年代に比べて、っていうかモーゼスが言うには、年齢のわりにはやや低いらし。
それでも、身長は、176cmになっている。
ゼバスの所へきてから、運動、トレーニングに励み、しなやかな筋肉がつき着痩せしつつも、服を脱げば鍛えられた筋肉があらわになる。
って、モーゼスの研究に付き合っていたというのもある。

顔つきはについては、たまにゼバスがはっとなる時がある。
ゼバスの知る人によく似ているらしいい。
一方、ゼバスの中では、ルカスの顔つきが日々、若き日の皇帝陛下ににており、時よりしぐさもにているのであった。　そのため、ゼバスの心の中で、陛下の子供で1番似ているのがルカスだろうと思っているのであった。

「ゼバス、ただいま」
そう言って、鹿を担いで帰ってくる俺ルカス。　俺が乗っているのは、スケートボードだ。　モーゼスと共同で開発した中の１つだが、魔力調整がうまくできないと猛スピードで発進したり、高さ5M以上あがってしまったり、欠陥品だが、俺だけうまく乗りこなしてる。

「ルカス、おかえりなさい。　って、鹿の頭、吹っ飛んでますけど」ってゼバスに突っこまれた。
「うん、それがよ。　散弾銃の威力が思いのほか強くて一発でぶっとんじゃったんだよ。　威力調整考えないとな。」
「魔物には有効でしょう。　使いわけですね。　ルカス、すみませんが鹿は捌いていただいても？」
「うん、了解」といって、古屋に向かう俺。

俺の武器は、いま銃火器系。　魔銃の改良で、ライフル、散弾銃、普通の魔銃型。　これら全て生活魔法の魔力量で、使用でき発射時に増幅する設計だ。　事前に魔力を武器にため込めるように、魔石を使って設計してある。

その他、火薬も発明しており、着火すれば爆発する爆弾も作ってある。

ちなみに俺。　残念ながら剣術は才能がないが、短剣とナイフであれば扱え、また体術の練習にモーゼス発明の訓練相手で日々稽古している。

狩、魔物討伐から戻った後は、俺は研究所へいく。
「モーゼス、ただいま。」
「ルカス、試し撃ちはどうだったかね」
「鹿の頭がぶっとんだぞ、1KM以上はなれてたのに」
「はは、相変わらず目がいいね、　でも素晴らしい実験データだね。　」
「対象に応じて火力変えられるといいよな。」
「そうそう、それ、威力に応じて銃かえるの面倒だから、弾丸にして着弾すると爆発するイメージにしようかなって」
「それだと弾丸ごとに魔石必要になんねぇーか。　あ！ こういう設計は？」

と言って、設計図を描きはじめる。
「これなら行けるかもね。　うん、まずは大型から作ってみようかね。」

こうして、ゼバスが呼ぶまで、モーゼスと俺は研究室ですごす。

夕食時、3人でゼバスの料理に舌鼓する。
「モーゼスお坊ちゃん、父上さまからお手紙の件いかがしますか？」ってゼバス。
「あー、あれは、ルカスと共同開発したものだよ。　研究費捻出のためだったけど、思いのほか売れてるみたいだね。　悪目立ちしないために、父に頼んだだけだよ。　僕は勘当された身が、今さら戻ってこいっていうにもね。」
「そうですか、モーゼス坊ちゃんがそういうのなら仕方ですね。」
「そんな事よりね。　今日は、いい研究ができたから、明日はルカス君と街に材料買いにいかないとね。」
「はいはい、くれぐれもお気をつけてくださいね。」ってゼバス。

明日は街か。　俺も楽しみだな。