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2章:ギルド編
イアス達と合流
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その後、イアス達とも合流し、王都郊外の討伐を完了し、いつもの行きつけの酒場にいる。
「案の定、発足式こなかったすね」ってイアス。
「んなのいかねぇーっての。 見世物になんの嫌だしな」といいエールを飲む俺。 ついでにタバコも一服中。
「ですよね。 にしても、俺らが転移できるって言った時の周りの反応は面白かったな」
「もうさ、何度もいってぇーんだけどな。 にしても、なんで転移がすたれんだ?」
「闇が廃れているってのもあるんすけど、転移魔法陣っすかね。」っていうルイ。
「ああ、各ギルドと主要箇所や砦に設置された転移魔法陣を使えば大抵の所は移動して、そこから部隊編成でその場所に移動できるっすもんね。 王国内限定っすけどね。 海洋国家と臨海国家はギルドのみっすが」と追加するイル。
「シュン、そうみたいだぞ」ってリン。
「まじかよー」って俺。
「そうっすよ。 でも、いまだに転移魔法陣の解析はできてねぇーっすから、今、設置されてんの破壊されたら終わりなんで、結界を張ってあるっすよ」とエールをのみながらいうイアス。
「まじかよ。 まだ、解析できてねーのかよ」って俺、タバコの火を消した。
「ええ、すげー昔のやつみたいなんすよね。 誰が作ったかもしらねーっすけど、相当な高位魔法師だったんじゃねーかって。 しかも、鋳型があったらしいっすけど、何代前かの国王とギルドマスターが回収して破壊したらしいっすよ。 その時、貴族が大騒ぎしたみてーすがね。 隊長達ならしってんじゃねーっすか?」とニヤリと笑いながら聞いてきた。
「だそうだぞ、シュン」ってリン。
「知ってんぞ。 なんせ、鋳型作ったの俺だしな。 なぁ、シリル」
「だぞ。 んで悪用が半端なかったから、鋳型回収させたんだぞ。」
「まじっすか。 でも、隊長が鋳型作るなんてどんな気まぐれで?」って爆笑しながら突っ込まれた。
「あれはたしか、俺とリンがまだ0番隊で活動してん時だな、魔物の襲撃が多くってよ、そん時は、単独転移できるやつなんてざらだったんだが、さすがに距離は今のお前らぐれーでな、当時のギルドマスターに頼まれて、当初はギルド隊員限定でよ王国内の主要都市と辺境の砦に行けるようにしたんだよな。
毎回魔法陣作るの面倒だから鋳型にしてよ。 だがよ、襲撃の数が増えて、隊員のみじゃ無理ってなって、鋳型も何個も作るの面倒だかんよ、場所指定だけ簡単に変更できるようにしてよ、んで、悪用されねぇーように当時のギルドマスターに管理を徹底させてんだ。 移動っていっても、10名弱だしな。」って俺はタバコに火をつけて一服。
「結局、時が過ぎれば、貴族にわたって悪用されたってわけだ」といいながら煙をふかす。
「懐かしいな」といいながら、エールをのむリン。
「もう、すんげー昔だっていうのに、まだ解析してるってのが笑えんけどな」って俺。
「召喚魔法陣の解析がある程度できないと、無理だぞ。 それに、神代言語使ってるんだぞ」ってシリルだ。 さすがに解析しただけの事はあるな。
「あー、確かに。 あん時はまだ若かったからよ、神代言語つかったんだよな。 今なら、暗号化してもっと効率できんだが、もう作んねー」というと、イアス達が唖然としながら「いやいや、まだそん時隊長って今も見た目10代っすけど、本当に10代だったんすよね。 その当時で、神代言語わかってたんすか?」と驚愕しながら聞かれた。
「魔術師っていうのはそういうものだと思ったほうがいい」といいエールを飲むリンだ。
「はぁー、もう、そう思うっすかねぇーっすわ」と苦笑いするイアス。 ルイとイルも「あー、深く考えねぇーほうがいいな」といいながらエールをのむ。
その後は、談笑しつつ、いつも通りなのか結局俺がおごって帰宅するのであった。
◇◇◇
その後、ギルドの部屋に戻ったシュン達。
俺が私服に着替え、タバコに火をつけて一服中。
「なぁ、転移魔法陣の結界ってのが気になんねぇー?」
「しょぼいのなら、例の手紙の理由がわかるんだぞ」
「だよな。 王都と魔道国家だけ、張り替えておくか。 もう、おせーぇかもだけどよ」
「俺、迷宮都市のダンジョンの間引きあるから、魔道国家のギルドだけ張り替えておくぞ」
「おう、んじゃ、俺は王都内ギルドと砦にある結界張り替えてくるわ」といい、2人とも戦闘服に着替えて転移するのであった。
数十分後には、俺が戻ってきて、リンがエールを渡しながら「どうだった?」って聞かれた。
「穴だらけだったからよ、破壊防止とジムに聞いてギルド関係者以外侵入禁止にしていいっていうから、改変と修正しておいた」といいながら、エールを飲むのだった。
「王宮はいいのか?」
「あいつらはいいじゃねぇー。 俺らとしては、ここのギルドがなくなんなきゃそれでいいしよ。」
「だな。 最悪、魔道国家があればか」
「だろ」といい、エールをのむ俺たち2人。
しばらくして、シリルも戻ってきて「リンさん、ハチミツだぞ」といって渡し、俺に「ギルドの結界張りなおしてきたぞ」と伝えるのであった。 俺たちは、ギルド各所にある設置型転移魔法陣の結界の張り直しをしたわけだ。 まぁ、変な奴らに悪用されないためだけどな。
「案の定、発足式こなかったすね」ってイアス。
「んなのいかねぇーっての。 見世物になんの嫌だしな」といいエールを飲む俺。 ついでにタバコも一服中。
「ですよね。 にしても、俺らが転移できるって言った時の周りの反応は面白かったな」
「もうさ、何度もいってぇーんだけどな。 にしても、なんで転移がすたれんだ?」
「闇が廃れているってのもあるんすけど、転移魔法陣っすかね。」っていうルイ。
「ああ、各ギルドと主要箇所や砦に設置された転移魔法陣を使えば大抵の所は移動して、そこから部隊編成でその場所に移動できるっすもんね。 王国内限定っすけどね。 海洋国家と臨海国家はギルドのみっすが」と追加するイル。
「シュン、そうみたいだぞ」ってリン。
「まじかよー」って俺。
「そうっすよ。 でも、いまだに転移魔法陣の解析はできてねぇーっすから、今、設置されてんの破壊されたら終わりなんで、結界を張ってあるっすよ」とエールをのみながらいうイアス。
「まじかよ。 まだ、解析できてねーのかよ」って俺、タバコの火を消した。
「ええ、すげー昔のやつみたいなんすよね。 誰が作ったかもしらねーっすけど、相当な高位魔法師だったんじゃねーかって。 しかも、鋳型があったらしいっすけど、何代前かの国王とギルドマスターが回収して破壊したらしいっすよ。 その時、貴族が大騒ぎしたみてーすがね。 隊長達ならしってんじゃねーっすか?」とニヤリと笑いながら聞いてきた。
「だそうだぞ、シュン」ってリン。
「知ってんぞ。 なんせ、鋳型作ったの俺だしな。 なぁ、シリル」
「だぞ。 んで悪用が半端なかったから、鋳型回収させたんだぞ。」
「まじっすか。 でも、隊長が鋳型作るなんてどんな気まぐれで?」って爆笑しながら突っ込まれた。
「あれはたしか、俺とリンがまだ0番隊で活動してん時だな、魔物の襲撃が多くってよ、そん時は、単独転移できるやつなんてざらだったんだが、さすがに距離は今のお前らぐれーでな、当時のギルドマスターに頼まれて、当初はギルド隊員限定でよ王国内の主要都市と辺境の砦に行けるようにしたんだよな。
毎回魔法陣作るの面倒だから鋳型にしてよ。 だがよ、襲撃の数が増えて、隊員のみじゃ無理ってなって、鋳型も何個も作るの面倒だかんよ、場所指定だけ簡単に変更できるようにしてよ、んで、悪用されねぇーように当時のギルドマスターに管理を徹底させてんだ。 移動っていっても、10名弱だしな。」って俺はタバコに火をつけて一服。
「結局、時が過ぎれば、貴族にわたって悪用されたってわけだ」といいながら煙をふかす。
「懐かしいな」といいながら、エールをのむリン。
「もう、すんげー昔だっていうのに、まだ解析してるってのが笑えんけどな」って俺。
「召喚魔法陣の解析がある程度できないと、無理だぞ。 それに、神代言語使ってるんだぞ」ってシリルだ。 さすがに解析しただけの事はあるな。
「あー、確かに。 あん時はまだ若かったからよ、神代言語つかったんだよな。 今なら、暗号化してもっと効率できんだが、もう作んねー」というと、イアス達が唖然としながら「いやいや、まだそん時隊長って今も見た目10代っすけど、本当に10代だったんすよね。 その当時で、神代言語わかってたんすか?」と驚愕しながら聞かれた。
「魔術師っていうのはそういうものだと思ったほうがいい」といいエールを飲むリンだ。
「はぁー、もう、そう思うっすかねぇーっすわ」と苦笑いするイアス。 ルイとイルも「あー、深く考えねぇーほうがいいな」といいながらエールをのむ。
その後は、談笑しつつ、いつも通りなのか結局俺がおごって帰宅するのであった。
◇◇◇
その後、ギルドの部屋に戻ったシュン達。
俺が私服に着替え、タバコに火をつけて一服中。
「なぁ、転移魔法陣の結界ってのが気になんねぇー?」
「しょぼいのなら、例の手紙の理由がわかるんだぞ」
「だよな。 王都と魔道国家だけ、張り替えておくか。 もう、おせーぇかもだけどよ」
「俺、迷宮都市のダンジョンの間引きあるから、魔道国家のギルドだけ張り替えておくぞ」
「おう、んじゃ、俺は王都内ギルドと砦にある結界張り替えてくるわ」といい、2人とも戦闘服に着替えて転移するのであった。
数十分後には、俺が戻ってきて、リンがエールを渡しながら「どうだった?」って聞かれた。
「穴だらけだったからよ、破壊防止とジムに聞いてギルド関係者以外侵入禁止にしていいっていうから、改変と修正しておいた」といいながら、エールを飲むのだった。
「王宮はいいのか?」
「あいつらはいいじゃねぇー。 俺らとしては、ここのギルドがなくなんなきゃそれでいいしよ。」
「だな。 最悪、魔道国家があればか」
「だろ」といい、エールをのむ俺たち2人。
しばらくして、シリルも戻ってきて「リンさん、ハチミツだぞ」といって渡し、俺に「ギルドの結界張りなおしてきたぞ」と伝えるのであった。 俺たちは、ギルド各所にある設置型転移魔法陣の結界の張り直しをしたわけだ。 まぁ、変な奴らに悪用されないためだけどな。
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