上 下
54 / 76
3章:学園都市編

午後の実技の授業 後編

しおりを挟む
外のグラウンドに出た俺とデニス。

「なぁ、あいつら何がしたいんだぞ?」
「俺もわからないです。 準備運動にもならないですね。」ってデニス。
「だぞ。 流して走ればいいのかだぞ。」
「そうですね」といいながら走り始める俺たちだぞ。


「そういえば、筋力付けるっていってましたけど、魔王様って筋肉つくんですか?」
「つかないぞ。」
「よくその身体で、身体強化なしで、よくあんな重い攻撃できますね」って突っ込まれたぞ。
「うーん、これだけは体質だぞとしかいえないぞ」

成長しない俺だぞ。 筋肉なんてつくわけないんだぞ。

30分後、訓練場にもどり素振りを始めるシリルとデニス。たかが50周程度で息が切れるわけでもない2人だ。

「俺、素振りってすきじゃないんだぞ。 つまらないんだぞ」
「まぁ、そうですよね」ってデニス。

20分もしないで終わり、クリフとブルーノのところにいき、俺とデニスは計測機を渡しながら「終わったぞ」というと、何度も計測機を確認する2人だぞ。 早すぎたのかだぞ。 ただ、何も言わないし、俺としてもその後どうしたらいいかわからないぞ。

「これから、名前の呼ばれたもののみ模擬戦で、それ以外は帰宅してください」ってアレックス。
クリフとブルーノは名前呼ばれたけど、俺とデニスは呼ばれなかったから、俺としては授業終わりって事で帰れるしうれしいからさっさとデニスと一緒に訓練場をあとにしたぞ。

この模擬戦で、名前を呼ばれたのは、王国派の生徒達のみである。
教室に戻りながら、エドガーとエリックが、デニスに教えていた。

その後は、教室に戻り荷物を持って食堂に転移する俺とデニスだぞ。
無事、編入初日が終わったぞ。
しおりを挟む

処理中です...