【白銀の黒帝：15】転生者と生まれ変わり

3章：学園都市編

編入初日、食堂に戻ったら

食堂の中庭に到着した俺とデニス。
「ただいまなのだぞ」って俺がいうとシュンさんとイアス達がデザートを食べていた。　
「シリルさん、デニスおかえりっす。　って、シリルさん、可愛いっすね制服姿」ってイアスだぞ。
「可愛い、いうんじゃないぞ」って俺。　皆、苦笑しつつ、シュンさんが「デザートあんから着替えてこい」といい、俺とデニスは私服に着替えてから食堂にいく。

リンさんが、俺とデニスの分のデザートもってきてくれたぞ。　
「イアス達もなんでいるんだぞ？」
「おめぇーらの制服姿みてぇーっていうんで、来たらしい。　あと、おめぇーらってか、シリルがストレス溜めてんじゃねぇーかって気にしてな、すくねぇけど討伐任務もってきてくれたんだ。」ってシュンさんがタバコふかしながら、2件ほどの討伐任務を渡してくれたぞ。

「お、嬉しいぞ。　学園つまらないから助かるぞ」
「さすがに、6度目はつまんないっすよね。」とニヤリ笑いながらつっこむイアス達。　
「そうだぞ。　デニスは、すごいぞ。　さっそく、食堂いったみたいだぞ」
「俺、集団行動できますから」と苦笑いするデニスだぞ。


「あはは、デニス連れてきて正解だったかもな」ってシュンさん。
「シリルとイアス達で討伐いってこい。　俺は、デニス鍛えておくわ」
「シュンさんが討伐行かないなんてどうしたんだぞ？」
「さっきまで、我ら討伐任務にいってたからだ」ってリンさん。
「納得だぞ」といい、その後俺はイアス達と共に討伐任務にでかけた。

少ないけど数百単位の討伐だったから、少しはストレス解消になるんだぞ。

◇◇◇
夕方には討伐を終えたシリルは、イアス達とギルドで別れ食堂へ戻るのだった。
夕食まで部屋で、読書をしシュンの念話で食堂へ行くシリル。　デニスは、シュンの訓練で疲れた模様。

夕食を食べ終え、学園の話しを報告するシリルとデニス。
俺シュンが報告をききながら、タバコに火をつけて一服中。
「学園長室に盗聴魔道具かぁ。　王国派に反王国派ね。」っていうと、シリルが盗聴魔法陣を渡してきた。
「これだぞ。　盗聴元は特定できないぞ、ただは学園長室のある棟だぞ。　どこかの教師だと思うんだぞ」
俺も魔法陣を解析しながら「ああ、普通すぎるな。　シリルの言う通り、この魔法陣じゃ、盗聴元は限定出来ねぇがあの棟ってのは限られるな。　それで、生徒はどうだった？」
「どうも俺らが任務ってのがバレているかもなのだぞ。　だから今日は、敬遠されてた感じだぞ。　魔力の質は、人間だぞ。　といっても魔法をつかってるのはみてないからわかないぞ」
「初日だしな。」
「うん、そうだぞ。　各訓練場にも盗聴と盗撮の結界しこんでおいたぞ」っていうシリル。
「シリル、そういう所は抜けてねぇーな。」
「魔王様、いつの間に」ってデニス。
「昼休みだぞ」といってニコニコしてるシリルだ。
「シュンさん、模擬戦しようだぞ」ってシリルが誘ってきたから、俺はタバコの火を消して「ああ、いいぞ」といって2人で地下へいくのだった。

食堂に残っているリンとデニス。
「シュンさんと魔王様ってあんな感じなんですか？」ってデニス。
「ああ、あの2人は戦闘狂だ。　それに学生してる時はシリルはストレス溜まるから日課として模擬戦をする。」と苦笑しながらいうリン。

さっきストレス解消のために討伐にいったんじゃって突っ込みたいデニスであった。