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3章:学園都市編

学生任務後は、隊員任務へ

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早く討伐が終わったシリルとデニスは、シュン達に合流して隊員のほうの討伐に参加する事にした。
その日の夜は、イアス達も含めて食堂でシュンの料理をつまみにエールをのんでいる。
 
「そういや、ダンジョンいったんすよね。」ってイアスが、シリルとデニスに聞く。 
「中級ダンジョンの5層までですが、行きましたよ」ってデニス。
「俺らもたまに休暇時いくんすけど、今、中級の50階層っす。 でも、結構辛いんで、上級に行こうかと思ってるんすよ。 初級はギルドには言ってないんすけど、ボス戦までいったんすが、尋常じゃねぇくらい強すぎて何度も死んだっすよ」
「学園としては中級ダンジョンの40階層までいけば、ダンジョン研修の単位取得らしいです。」っていうデニス。
「それがいいっすよ。 40階層こえると、魔物増えるわで、魔石もドロップアイテムも集める暇なくなるんっすよ」ってイル。
「あー、あん時だけは金より命優先だよな」っていうルイだ。

彼らの会話を聞いて、俺シュン、リン、シリルは爆笑するしかない。
「「「隊長達、何爆笑してんすか」」」ってイアス達だ。
俺がタバコに火をつけながら一服。
「悪りぃー、お前らもダンジョンに行っているっていうの知らなくってな」といいながら腰掛けの袋を3つイアス達に渡しながら「おめぇらにやるよ」って言っておいた。

「「「これ、なんすっか?」」」ってイアス達。
「ダンジョンでその袋の口開けとくと、勝手に半径500mにある魔石とドロップアイテムを回収してくれるんだ」って俺、タバコの煙をはきながら言っておいた。
「なんっすか、その便利アイテム。 って、まさか魔石集めるの面倒っていう理由で隊長が作ったとか?」
「ああ、その通りだ」ってリン。 
「「「やっぱ、隊長って最高っす!」」」といってありがたく受け取るのだったイアス達だ。


「にしても、隊長達、なに爆笑してたんすか!」ってイアスに突っ込まれた。
「するどいな。」ってリンは苦笑してる。
「あとで口外禁止の魔術かけんけど、俺らダンジョンマスターと知り合いでな、人間社会来た時とかな暇潰しでやつら鍛えてたら強くなりすぎちまったんだよ」
「「「何やっちゃんてんっすか!」」」ってイアス達。
「「「まぁ、隊長達らしいっすけど」」」って言われた。

「まぁ、確かに中級ダンジョンの50階層以降は5階層毎は大変だな。 特に60階層以降は、無理だな。」って俺がタバコの煙をはきながら言っておく。
「噂の禁断の61階層っすね。 かなり昔に、65階層制覇した英雄がいるみたいっすけど、以降だれもいないっす」とエールをのみながらいうイル。 
「シリル、やっぱまだ無理みてぇーだな。」
「あれからかなり時間たってるぞ。 イアス達に攻略してほしいぞ。」
「だよな。」
「「「無理っすって。 5階層毎いってたら、魔力もちませんって」」」イアス達だ。
「裏技なんだけどよ、ダンジョンって転移魔法陣の転移はできねぇーんだが、無属性派生の単独、集団転移、闇と風の合成転移はできんだよ」って俺がニヤリ口元あげて言っておいた。
「「「「まじっすか!」」」」ってまた声あわせていうイアス達。

「デニス、ダンジョン研修の時は転移も魔術も禁止だぞ」ってシリルだ。
「わかりました」と残念そうにいうデニス。

その後、俺が口外禁止の魔術をイアス達とデニスにかけるのだった。

◇◇◇
その日の夜中、俺とリンはもちろんセックスしてて一時休憩中。
「イアス達なら虫エリア攻略できるかもな」
「ああ、期待だな」といって笑い、またお互い絡みあうのだった。

◇◇◇

週末は、土曜は朝からデニスもいれてイアス達と朝から夕方まで討伐依頼をこなし、日曜は魔の森でこれもイアス達も含めて討伐にいったり、模擬戦したりして過ごしている。 なんせ、シリルが学園でストレスたまるから、日曜は魔の森の日にした。
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