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3章:学園都市編
行軍の日
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1カ月に1度の行軍は、王国派と反王国派にわかれ、1泊2日となる。
学園的にいろいろ配慮があるみたいだ。
ただ、シリルが過去学園に通っていた時と違うの点は、ドワーフである程度戦闘能力がある生徒達が反王国派のグループにはいるのだった。
シリルとデニスが入っていた10名のグループに、4名程のドワーフがいた。カッレとなのる120CMほどのドワーフが、シリルのほうに来る。
「俺、カッレだ。 お前、人間なのにチビだな」とニコニコしてきて、シリルも苦笑いしながら「チビにチビって言われたくないぞ」というと、カッレの周りにいたドワーフも「「「確かに!」」と納得するのだった。 彼らも荷物が少ない。
「お前、名前は?」ってカッレ。
「カシルだぞ。」
「カシルもテント無しか。 仲間だな。」
「1泊だぞ。 木の上で十分だ。 ちなみにこっちはデニスだぞ」
「だよな。 森だから俺らは洞窟でいいかと思ってな。 デニスもテント無しだ。 俺ら仲間だな」
「よろしくな」と挨拶するデニスだ。
カッレ達と仲良くなったシリルは、行軍の間、珍しくいろいろ会話をする。 デニスも一緒に会話しつつ、結局他の人達の後方を陣取り、たまにくる魔物を討伐するのだった。
行軍が終わり学園へ向かう帰り道。
「カシル達、なかなか強いな。 卒業後はどうするんだ?」ってカッレに聞かれたぞ。
「デニスもだけど、実家にかえるぞ」
「なんだ、俺らドワーフ初のギルド隊員目指してんだ。 チビ同士めざしたかったよ」笑いながらいうのだった。 「傭兵団とかじゃないのかだぞ?」
「この5年でよ、元々この国以外の国にいたドワーフの鍛冶士は低賃金で働いていたんだが、今や報酬ゼロで日夜問わず交代ではたらかされてるらしい。
ただ武器、防具の製造が間に合わないってんでよ、最近はドワーフの国にきて拉致しようとしてるんだが、ギルドの隊員と魔導国家の軍が守ってくれてなんとかなってるんだ。
そんで、戦闘能力のあるドワーフはこうやって魔導国家が年齢問わず学園で保護して無償で戦闘をまなばせてくれんだ。俺ら18歳なんだ。
15歳未満のやつらはギルドの初等教育にいるんだ。 数は多くないけどな。 この国の軍には俺らはいれねぇーから、ギルド隊員になってせめてもの恩返しがしてぇーんだ。」って小声で語ってきたカッレだ。
「さすがに他の国にいるドワーフ達の開放は、俺らだけの力じゃ無理だからな」と最後は皮肉な笑いだ。
「同じ人間なのに、おかしんだぞ」というと、カッレが目を丸くして嬉しいそうにしてる。
「カシルもデニスもだけど、俺らの事を人間として見てくれるのお前らが初めてでたのしかったよ。 んじゃぁ、また来月同じグループだといいな」といって学園の寮にむかうのカッレ達。
それを見送り、シリルとデニスは、食堂へ転移するのだった。
◇◇◇
その日の夕食後、ドワーフの話しをした俺だぞ。 ドワーフも大変みたいなんだぞ。
「人間だけだぞ。 人間同士で争うの」というと、シュンさんもリンさんもデニスも「「「だな。(ですね。)」」っていってるぞ。
「シリル、俺らは傍観者だ。 人間同士の争いは興味ねぇーな」ってシュンさんがタバコに火をつけて一服してる。
「うん、そうだぞ。 でも、後始末とかは嫌だぞ」っていっておいた。
「だな」ってシュンさん苦笑いだぞ。
学園的にいろいろ配慮があるみたいだ。
ただ、シリルが過去学園に通っていた時と違うの点は、ドワーフである程度戦闘能力がある生徒達が反王国派のグループにはいるのだった。
シリルとデニスが入っていた10名のグループに、4名程のドワーフがいた。カッレとなのる120CMほどのドワーフが、シリルのほうに来る。
「俺、カッレだ。 お前、人間なのにチビだな」とニコニコしてきて、シリルも苦笑いしながら「チビにチビって言われたくないぞ」というと、カッレの周りにいたドワーフも「「「確かに!」」と納得するのだった。 彼らも荷物が少ない。
「お前、名前は?」ってカッレ。
「カシルだぞ。」
「カシルもテント無しか。 仲間だな。」
「1泊だぞ。 木の上で十分だ。 ちなみにこっちはデニスだぞ」
「だよな。 森だから俺らは洞窟でいいかと思ってな。 デニスもテント無しだ。 俺ら仲間だな」
「よろしくな」と挨拶するデニスだ。
カッレ達と仲良くなったシリルは、行軍の間、珍しくいろいろ会話をする。 デニスも一緒に会話しつつ、結局他の人達の後方を陣取り、たまにくる魔物を討伐するのだった。
行軍が終わり学園へ向かう帰り道。
「カシル達、なかなか強いな。 卒業後はどうするんだ?」ってカッレに聞かれたぞ。
「デニスもだけど、実家にかえるぞ」
「なんだ、俺らドワーフ初のギルド隊員目指してんだ。 チビ同士めざしたかったよ」笑いながらいうのだった。 「傭兵団とかじゃないのかだぞ?」
「この5年でよ、元々この国以外の国にいたドワーフの鍛冶士は低賃金で働いていたんだが、今や報酬ゼロで日夜問わず交代ではたらかされてるらしい。
ただ武器、防具の製造が間に合わないってんでよ、最近はドワーフの国にきて拉致しようとしてるんだが、ギルドの隊員と魔導国家の軍が守ってくれてなんとかなってるんだ。
そんで、戦闘能力のあるドワーフはこうやって魔導国家が年齢問わず学園で保護して無償で戦闘をまなばせてくれんだ。俺ら18歳なんだ。
15歳未満のやつらはギルドの初等教育にいるんだ。 数は多くないけどな。 この国の軍には俺らはいれねぇーから、ギルド隊員になってせめてもの恩返しがしてぇーんだ。」って小声で語ってきたカッレだ。
「さすがに他の国にいるドワーフ達の開放は、俺らだけの力じゃ無理だからな」と最後は皮肉な笑いだ。
「同じ人間なのに、おかしんだぞ」というと、カッレが目を丸くして嬉しいそうにしてる。
「カシルもデニスもだけど、俺らの事を人間として見てくれるのお前らが初めてでたのしかったよ。 んじゃぁ、また来月同じグループだといいな」といって学園の寮にむかうのカッレ達。
それを見送り、シリルとデニスは、食堂へ転移するのだった。
◇◇◇
その日の夕食後、ドワーフの話しをした俺だぞ。 ドワーフも大変みたいなんだぞ。
「人間だけだぞ。 人間同士で争うの」というと、シュンさんもリンさんもデニスも「「「だな。(ですね。)」」っていってるぞ。
「シリル、俺らは傍観者だ。 人間同士の争いは興味ねぇーな」ってシュンさんがタバコに火をつけて一服してる。
「うん、そうだぞ。 でも、後始末とかは嫌だぞ」っていっておいた。
「だな」ってシュンさん苦笑いだぞ。
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