【白銀の黒帝：4】精霊と無能者

4章：迷宮都市編

子供達の15歳のお祝い 後編

迷宮都市の食堂にかえってきた、シュン達4人。

カールは既に食堂におり、「私達のプレゼントは気に入ってもらえましたか？」とニヤニヤと笑いながら言う。「「最高でした♪」」と満面な笑顔で答えるリオンとレイモンドであった。

5人全員で、食堂でリンのデザートを食べて寛いでいる。
「女性慣れしてないが、なんでセックスになったんでしょ？」と聞いてくるレイモンド。
　
俺がタバコ火を付けて一服する。　何を言ってるんんだ？
「うん？　お前ら、セックスしてみたかったんじゃねーの？」というと、カールもリンも違うのという顔をする。
「そういう意味じゃなかったんです。　どう話したりしたらいいかって事だっただよな　リオン」
「ああ、あの時は、師匠やカール先生目当ての人によく迫られて凝っていたんだ。　
あ、でも結局あしらい方も今回学んだし、セックスも気持ちよかったな。」というリオン。　
「ならいいんじゃぇー」という俺であった。

その後、俺は、ガキ共の部屋に防音結界と出入り口と窓に女性立ち入り禁止の結界をはる。　
部屋でセックスするのは構わないが、連れ込み禁止にしたいのであった。　
理由は、居住区まで女臭くなるのが嫌だからだ。　
ガキ共も問題ないというより、文句は言えないので何も言わなかった。

◇◇◇
それからの4か月は、カフェ、食堂経営をいつも通り続けるが、閉店する事を告げる。
　
常連となった客には名残惜しそうに言われるが、
「子供達が学園にいくから、学園都市に引っ越す事になった」と告げるのであった。　
常連といっても、ボブの冒険者仲間ほど関わりは深くならず、程よい距離を保っていたのであった。

また、リオンとレイモンドは、15歳となり正式にギルドカードを切り替えるため試験を受けた。　
その後、昇格試験を受ければランクはBにもなれるが、学園で目立つため保留にしランクCのままにした。　

ちなみに、シュンとリンの夜のダンジョンの間引きは学園都市にいっても継続する事にした。　
転移でいけるし、シュンが継続的に血をあびたかったからだ。　

こうして、約3年間の迷宮都市の生活は終わり、夜中に学園都市へ引っ越しをする事になる。
なんせ、迷宮都市のボブの食堂に結界等はるからだ。