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1章:高校生の身体を乗っ取った事になった俺は高校に通う事になった

夏休み前

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悪魔の活性化は変わらずで、俺の組の島はなんとかしのいでいる状態で、ほぼ徹夜の毎日で、授業中に寝るという日々を繰り返している。

たまに、地方を任してる幹部たちからの支援要請やら、良好関係の組からの遠征要請がきて、部下たち行かせたり、俺自身も学園休んで赴いたりしてる。

学園のほうは、高校3年生って事で、夏が近づくにつれ進路相談が始まった。
「野呂瀬君は、3者面談だというのに親御さんはいないのかね?」って担任。
「遠くに住んでるので、進路は自由に選べっていわれてるので」って言っておくと、部屋の扉が開いた。
「先生、遅くなりました」って声の主は海だ。
「これはこれは、鳳来様。 今日は、野呂瀬君の進路相談なんですが?」って担任。 君、態度代わりすぎ。
「野呂瀬の両親は遠方に住んでおりまして、私が保護者代理です」って海。
おいおい、同い年のやつに保護者代理とか言われたくないし。
「そういう事ですか、お座りください」って担任が丁寧だよ。
「それで、野呂瀬君、きみ進路が白紙なんだけど」って担任に突っこまれた俺。
それ聞いて、ぷって笑うなよ、海。
「学園卒業したら、実家に帰るので」って俺。
今も本家にいるけどな。
「授業態度は不真面目だが、いちおう成績としてはある程度の大学であればどこでもいけるんだが。 
実家のほうの大学に行くつもりは?」っ担任。
テストは優等生を気取る気もないから、6割がた埋めてたけど、それでも大学にいけるらしい。
「実家の稼業の手伝いするんで」って俺。
「実家の稼業って何をしてるんだね?」って担任。
え、そこまで聞く。 表は幅広くて、なんでもやってるし、裏稼業っていうか本業は妖怪業だしな。
「三枝グループの飲食店経営ですよ。 先生」って海。
飲食店は、猫だろ。 今作ったよな。
「という事は、すでに就職先が決まっているという事かね?」って担任。
「うん? そうなる」って俺。
なんだ、就職先が決まっているって初めからいっておきゃよかったのかよ。
もうさ、ここ働き詰めだから、すっかり忘れてた。
「就職先、内定済みで処理しておく。 ちょっともったいないがな」って担任に言われて、三者面談は終わった。

ちなみに、星は、薬学部関係の大学を受験するらしい。

「それで、なんで海がきた?」って俺。
「大狒々の豪雷からの連絡で、埼玉の山奥で悪魔が大量発生しているらしくて応援要請です。」って海。
「それ、早く言えよ!」って俺。
海と校舎の窓から外飛び出して、急いで討伐に向かった。
幸い、サル妖怪も狒々妖怪もけが人だけで死人なし。

その後、埼玉全域見回りなどして、結局今日も徹夜な俺。
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