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1章:高校生の身体を乗っ取った事になった俺は高校に通う事になった

エクソシストの昇格試験

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久しぶりベリアルと会って、まぁ一緒にエクソシストの昇格試験の後方支援にまわってる。

4人グループで、1人は補助役の同行者らしい。
「ふーん、あいつらもバラバラでチーム組むんだな」ってタバコふかしながら言う俺。
「エクソシストは基本チームでうごくんだよね。 
 でもチームは、能力の組み合わせだから即席なんだよ。 
 今回の昇格では、そういった即席チームでもチームとして機能してるかって確認なんだよ。」ってベリアル。

盃かわせば傘下にはいる部下。
盃のほうが重要で、俺の部下たちは忠誠を続ける。
即席のチームだろうが、ここの能力生かして、いつも最善なんだけどな。
やっぱり、そこだけは人間がわからん。

「どうしたんですか?」ってベリアル。
「いや、人間の協調性についての理解ができないだけだ」って俺。
「あはは、僕もですよ。」ってベリアル。

そんな感じで、俺はスマホでポチポチメールしつつ、昇格試験を遠くで眺めてる。
「さっきから、近代高校生のような事して」ってベリアル。
「よく言うわ! こっちに来てる、悪魔の軍勢がいるだろうが!」って俺。
「ビルロンだね。 まぁ、よくも72柱を召喚してくれるよ」ってベリアル。
「あー、ソロモン王の72柱か?」
「そうそう、あの悪魔が多いかな」ってベリアル。
「ちょっとだるまだと苦戦してるらしい。 俺、加勢に行ってくるからな」っていって、走って、そのビルロンと交戦しているだるまの所へいく。
「総大将!」ってだるまだ。
「あいよ」って言って妖魔刀ぬいて、バッサリと斬った。
「んじゃあ、あとの処理はまかせた」って俺。
「御意」ってだるま。
◇◇◇
「ただいま」って言ってベリアルの所に戻る。
「あはは、相変わらずとしか言えないね。」って苦笑してるベリアル。
「まぁまぁ、骨のある奴だったぞ」と言っておこう。

「それにしても、試験官も受験生も悪魔が近くにいるのに感知しないんだな?」って俺。
「半径10KM先のに気づくあなた達が異常だよ。
 人間は、すれ違ったりしない限り気づかないでしょ」ってベリアル。
「たしかにな」ってタバコに火をつけて一服。

「試験は終わったみたいだね」ってベリアル。
「んじゃ、俺は帰るな」って言って、だるまたちに合流。
こうやって、悪魔の軍勢がくるって事は、ルシファーは生きてるってことか。
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