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2章:俺の双子たちの話

俺のオヤジと母さんの出会い③

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「夜鳥はどうなったの?」って水無。
「生まれたばっかりだったから、力が弱くてな、自分に従う京妖怪と老人火をつれて雲隠れした」ってオヤジ。
「そして、私は半分死んだ状態ね。 瑕疵状態。
その時、私に従う京妖怪たちは私の復活を願ったわ。 それで、初代と陸様があるひみつの泉につれていってくれて、私は復活したの。 でも、その時、私からクズサさんはいなくなったわ。」
「それから1年後だな、夜鳥が乗り込んできた。 今度は東京に。」
「そして、私も自身の招いた種をつぶすために、東京へ」
「俺もなにも準備してないわけじゃないし、まぁ久美が夜鳥産んだ時もだけど、陰陽師である一条辰巳と共闘してたし、まったく協力関係もない妖怪の一族たちに声をかけて迎えたったわけだ。
だが、夜鳥は強すぎた。 もう俺、死ぬって時に久美と久美が引きつれた京妖怪たちがきたわけだ。」
「それが、はじめて、京妖怪と怪良組の共闘ね」って母さん。
「久美の力かりて、なんとか夜鳥を葬りさりましたとさ」ってオヤジ。

俺より若い時にそんな死線をくぐったって事かよ。
「それが、なんで、父さんと母さんは結婚する事になるの?」って水無。
「それはね、その戦いのあと、平和になりました終わりってならないのよ。 私の力がまた暴走しないようにって事で、一条家の監視がはいる事になったのよ。」
「つまり?」って水無。
「私の力を封印されていて、京都から出れないようにされたの」って母さん。
「だから、母さんは京都から出れないの?」って水無
「ええ、そうよ。 って、あなたもだけどね」
「そう言えば、私って京都以外の外にでたことない。 なんで?」
「それは、私たち九尾が生きていくには、生肝が必要だからなの」
「それって!」って水無だ。 そうなのかよ。 まったく知らなかったよ俺。
「今は精力剤を飲んでるし、そのおかげで生きてられるわ」って母さん。
なんだ、悪行しているわけじゃないんだ。
「そう言えば、毎日薬のんでる」って水無。
「でも、なんで、それが、オヤジと結婚する事になるんだ?」って俺。
「うん、さっぱりつながらない。」って水無。
「うふふ、その精力剤の根源が、陸様の妖力なのよ」って母さん。
「それがわかったのが、15歳になる前ぐらいか。 辰巳のところにきて、たまたま久美にも会ってだな、京妖怪とじゃれあってた時に、俺が怪我して、久美が治るっていうのに治療して、まぁ、俺の妖力が久美にわたって発覚。」ってオヤジ。
「それで、婚約って事になったのよ」って母さん。 嬉しそうですけど、馴れ初めがすごい。
つまり、敵対してたけど、元はオヤジのオヤジの前妻の生まれ変わりで、裏切りありの、共に戦いので、偶然的に母さんが生きるためにはオヤジが必要ってことで婚約って、なんだそれ。
「薬があったら、婚約してなかったってこと?」って水無。
「薬は、お前が生まれてから開発したもんだ。 それも、お前は俺の血もながれてるからな。 久美は薬だけじゃ無理」ってオヤジ。
「えー、父さんの妖力が必要だから婚約になるのがつながない」って水無。 俺もだ。
「うふふ、これも陸様が特異体質で出来る事で、簡単にいえばセックスしないともらえないからって言えばわかるかしら」って母さん。
そういう事ですか。 としか言えないから黙ってる俺。
水無は顔真っ赤だし。
「水無は初心だな」ってオヤジ。
「もう、父さん!」って水無だ。
「以上が、俺と久美の出会いだな」ってオヤジ。

長い話で、かなり壮絶だったけど、今の2人は仲いいしいいのかな。

「次は、私たちが生まれた経緯は?」って水無。
「それは、そうね、もう少し大人になってからかしら」って母さん。
「だな、なんせ、迎えがきてるからな」って外みたらガシャにのった京妖怪たち。

俺達の誕生日祝いにきてるんだった。
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