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2章:俺の双子たちの話

親戚関係の説明って。。

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誕生日は水無に振り回されつつ、本家に帰ったら誕生日会があって、まぁサプライズな週末をすごした俺。
って、昨日も深夜までオヤジと夜回りだったけど。

いつもの通りに、俺、海斗、剛、水無で教室にはいる。
毎度おもうが、目立つよな。

席に座れば、いつでも寝る準備万端な俺だ。

「水無ちゃん、週末はごめんね。 他の予定はいってて」って根岸さん。
「ううん、全然問題ないよ。 その日の朝におもいたったし」って水無。
おい、当日思いついたのかよ。
「はい、美樹ちゃんにお土産」っていって、渡してるっぽい。
「これ、ネズミランドの期間限定品のぬいぐるみだよ。 ありがとう」って根岸さん。
「そうなんだ。 翠ちゃんにも同じの買ったんだ。」って水無。
「でも、念願の所にいけてよかったね。」って根岸さん。
「うん。 烈に連れて行ってもらったんだ」って水無
「本当、仲いいね」って根岸さん
「そうなのかな。」って水無。

彼女達は、なんか会話がもりあがってるようだ。

「野呂瀬、おまえ西尾さんとどういう関係なんだよ」って前に座ってる男子。
俺、寝る予定。
「うん?だから、親戚。」
「どういう親戚なんだよ。 あの西尾さんとデートとかしてさ」って言われた。
「デートどかじゃないし。 本当は、海斗と剛も行く予定だったけど、実家の都合でいけなくなっただけだ」って俺。
「そうだよ。 俺と剛の都合が急にあわないっていうか、当日に言われて合わせられなかっただけだよ」って海斗。
「本当か?」って言われてもね。
「本当。」としか言えない。
「三枝グループと西尾コーポレーションって、親戚関係ないでしょ。 野呂瀬君の親って三枝グループ関連企業なんでしょ。」って二宮だよ。
表面上はない。 オヤジと母さん結婚して、関係があるが、それは裏稼業のみだ。 それに、幹部たちを親戚とかいってるけど、血のつながりないし。
「それは、烈の祖母方の姉妹が嫁いだ先が、たまたま、水無の祖父方の兄弟だったわけ」って海斗。
「なるほどね。 遠い親戚なのに、仲いいんだ」って二宮。 うざい。
「それは、烈の父親が仕事で京都に行った時に親戚ってわかって、好意的な付き合いしてるだけで、企業間は関係ないってオヤジからきいてるよ」って海斗。
「そうなんだ。」って二宮。 なんか言いたげ感じが嫌なやつ。

本当、人間ってね彫りはほり聞きたがるよな。
ほっておいてほしいと思って、俺は寝る事にした。
あとは、スルーだよ。

後日、俺のスマホのついてるストラップと水無のが同じでまたいろいろ言われた。
水無、ちょっと考えて買えよって思ったけど、父さん同様ちょっと天然だし文句もいえないからいってない。 折角、水無がプレゼントしてくれたし外すわけにもいかないし、そのままつけてる俺。 水無もつけたまま。
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