高校生の身体を乗っ取った事になった俺の話だけど、結局は俺の話

3章：総大将の帰還

クラスへ

ベリアルと別れたあと、さっそく鍵を使って職員室にいって担任に挨拶。
担任につれられて、3年D組のクラスへ移動。

「みんなおはよう。　今日から3年だ。　
しっての通り、この学園は始業式とかないから、ホームルーム後授業になる。　
その前に、転校生の只野君だ。　只野君はいりなさい」って言われて、廊下で待っていた俺は教室にはいる。

こんな経験したことねぇー。
「銀髪！」
「メガネださい」とかとか、生徒からの発言ありがとう。

「はい、静かにね、
　只野君だけど、もともと東京に住んでいたらしいが、ご両親の仕事の関係で、高校にはいる時に青森に転校。
　そして、また仕事の関係でもどってきたそうだ。
　自宅の場所の関係で特別に理事長の許可をえて編入してきた。　
　なので、当学園でもめずらしい通学になる。　あと髪色は遺伝で地毛だそうだ」って説明する担任。

ベリアルよ、そういう設定かい。

「只野君、簡単に自己紹介を」って担任。
「只野陸。　1年間、よろしく」で終わる俺。
「本当に簡単だね。　只野君の席は、通路側の一番後ろ。」って言われて、席にむかう俺。
注目あびてるけどスルー。

呪力もちが5人ね。　全員、塾生なのか？
「俺、七瀬徹ナナセトオル、よろしくな」って隣の席のやつ。　呪力もち。　陰陽師の家系だよ。
「只野陸だ、よろしく」ってバックと刀かけておく。　刀君うごかないでよって思いつつ、足で固定。　大丈夫そうだな。　俺の妖魔刀だけど、魔界と一緒にいったおかげか、意志をもっているのか、俺の傍から離れない。

バックから、授業用のタブレットだしておく。
開くと今日の授業のスケジュール表だ。　触れるとその科目の教科書がデジタル表示。　
ペンがついてて、入力とかそれでするっぽい。

これ、寝れなくねぇー。　いや、寝る方法はあるはずって模索する俺。
休憩時間は寝て、質問とか回避の俺。

昼休み、鍵をつかって誰もこない屋上にくる。
組のやつがこないかどうかって？　ここ頑丈な鍵がついていて、俺だからすりぬけられたわけだよ。

朝、こっそり作った弁当たべて、タバコすいながら、今度は仕事のタブレット開く。
作業しまくっておく。　じゃないと、カラスから電話がかかってくるからな。
酒ものんでるけど。　予鈴が鳴って、鍵を使って教室の近くまで戻る。
まじ、この鍵便利だわ。

「只野、お前昼どうしたんだ？」って七瀬。
「お弁当持参だから、外でたべた」って言っておこう。
「なんだ、せっかく食堂案内しようと思ったのに」って七瀬。
「食堂とか使わないからいいよ」といっておこう。　まじ昼休み、表の仕事の時間だから。
「弁当ならしかたないな」で終わった。

しつこい奴じゃなくてよかったわ。
そして、午後も授業。　授業内容が科目によって大きく変わる事はないけど、科目としてITとかあるのは困る。
実技の授業をベリアルに免除してもらえばよかったと思ったら、免除になってた。

この高待遇が恐ろしい。
絶対、何かある。