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外伝:俺の高校生活の話でもしようか

ジジイに呼ばれた

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それは突然というか、忙しいのにジジイに呼ばれていくと、道化の格好したやつがいた。
「陸か、紹介しよう、こいつがベリアルじゃ」ってジジイ。
「ああ、たしかうちの島にある祓魔師の集団の日本支部の支部長なくせに、実は高位悪魔、しかも日本おたくってやつか」って俺。

「えーと、ぬらちゃん、君どういう教え方してるのかな?」ってベリアル。
「今、陸がいったことじゃ」ってキセルふかしてるジジイ。
俺も同じだけど。

「それで、何のようだ?」って俺。
「ぬらちゃんに久しぶりに会いにきたら、隠居して孫に継がせたっていうから挨拶だよ」ってベリアル。
「本当か?」って俺。
「本当、本当。 何かに困った時は、ちゃんとしてくるしね」ってベリアルだ。
「ちゃんとしてきた事はないけどな」ってジジイが突っ込んでる。 やっぱし。
「それにしても、陸君だったね。 陸君とは長いつきあいになりそうだよ」って言われた。

ちぃ、高位悪魔って不思議な力をもつっていうから、気づかれたかもしれないな。
「俺としては遠慮したいけどな」っていっておこう。
「まぁ、本当に今日は挨拶だけだから、またの機会に」っていって消えた。

「悪魔ねぇ~」って俺キセルふかしてる。
「あいつは害が少ないが、まぁ、わかってるみたいじゃな」ってジジイ。
「ああ、夜回りでも徐々に増えてるからな」って俺。

西洋文化の裏で、悪魔もやってきた。 実体のない悪魔は生命体に憑依して、夜活性化して悪さをする。 うちの島でも、島をあらしている時がある。 そうい時は討伐対象だ。
組の安定化させつつ、悪魔もだから、俺、結構忙しいんだよ。 それに老人火のこともあるしね。
今の所、老人火の復活の兆しはない。

まぁいい、これが俺とベリアルの初対面の日だ。
そして、あいつが言った通りで長い付き合いになるとはその時の俺は知らなかった。
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