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3章:学生編

100万の魔物対0番隊 中編

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中型もほぼ討伐が終わり、シュンとイアンが大型に合流した時、まだ8万ほど残っていた。
念話で、イアンと会話する。
シュン:「まだぁ、動けるよな?」
イアン:「まだまだ、平気っす。 魔力もまだ半分残ってます 息は若干切れ始めましたけどね」
シュン:「んじゃ、リン、サルとカイと合流して、あっちの2万弱の塊をまかす。 残りは俺がやる」
イアン:「了解っす。 隊長から離れろって事っすね」
シュン:「ああ、魔力解放っすから。 全部じゃねぇーけどな」
イアン:「了解っす」

といいながら、既にリン、サルとカイと合流して、2万弱の塊のほうへ向かっていく
双剣から大剣に変えて、タバコをふかし一服し、タバコを投げ捨てて、「いいねぇ! 今日は最高だ! てめぇーら、殺してやるから、少しは楽しませろよ」とニヤリと笑い、すべての腕輪を外す。
そして、6万の大型に向かって飛び込んでいくのであった。

解放された魔力量に、魔力感知ができるものは震えだす。 離れていたので、威圧される事はない。
氷帝がジルに驚愕な顔で、言う。「な、なんですか。 この魔力は。 普通の人間を遥かに超えて尋常ではないです。 化け物。 こ、これが黒帝の全開なんですか。」と若干震えているのである。

ジルはその様子に、苦笑いしながら言う「はは、これがやつの魔力じゃ。 だが、全開なのかは儂にもわららぬ。 が、ここまでの魔力が解放された今、もうここも大丈夫じゃろ」
氷帝は、頷きながら「はい、そうですね。 また、黒帝様に王国は守られました」というのであった。

それを聞いて、ジルは頬を掻きながら、「本人はそのつもりは全くないじゃろ。 儂はギルドに戻ります。 後始末たのむぞ」といって、氷帝の返事も聞かず、シュンの作った転移魔法陣を起動させギルドに戻るのであった。
シュンに約束させられた、大量の食事と酒の準備である。

暫くして、シュンは1人で6万の魔物の一方的な殺戮と惨殺を終えるころ、イアン達のほうはあと数十体という所であった。 イアンとリンだけで討伐している。 サルとカイは疲れたのか、休憩していた。
リンとイアンの所に合流し、残りのを殺していく。
シュンが、「まぁ、大方片付いたか!」というと、イアンとリンはへとへとの顔で「はぁ、流石に疲れったっす」といい、「われもだ」と言って座りこんだ。
シュンが「まぁ、ちょっと休憩してろ」といい、タバコに火をつけようとすると「わりぃ、ちょと離れる」といって、その場から消える。
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