【白銀の黒帝:1】最強のギルド隊長は、人に興味なし

八木恵

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外伝Ⅰ出会い:3章:0番隊発足

隊長になるらしい

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シュンが王都のギルドに来て10か月が経過しようとしている。

そんなある日、シュンは、ジルに呼ばれてマスター室にきていた。

「ジル、何の用?」
「ちょっとな。 まぁ座れ」とジルに言われて俺は、ソファーに座わると、ジルもソファーに座る。

「もうシュンが王都に来て10か月たつが、シュンと関わる人間は儂とたまにイアンだけじゃ」といわれた。
うん、その通り。 頷いて肯定しておく。

「ギルド内でも、お前の存在が噂になっておってな、ほぼお前の戦闘能力の高さじゃが、そろそろお前の存在を隠しきれなくなってきとるんじゃ。 でじゃ、お前がそのまんま隊員という立場で、かつどこの番隊にも所属していないというのはまずくてな」


どこかの番隊に所属ってどういう事だ? 意味がわからないから、俺は首をかしげている。

「隊員と一般の違いは覚えているか?」と聞かれた。

たしか、隊員は、討伐・護衛・傭兵とか任務をジルに言われてこなしていく、一般はギルド内にある受付ってところで張り出されている任務をこなすみたいな事を言っていたな。
「うん、たぶん。 隊員はジルに言われた任務をこなすだよね。」って答えておいた。

「そうか、実はな、シュンが慣れるまでと思って言っておらんかったんじゃが、隊員の場合な、1番隊~6番隊の中のどこかに所属する事になっておる。 イアンは1番隊の隊員だ。 やつは、副隊長も隊長もできるんじゃが、本人が嫌がって、隊員となっている。 なので、お前もどこかの番隊に所属する必要があるんじゃ」

うん?何それ。
「俺、嫌。 今のままがいい」

やっぱり嫌がるんじゃなって心の中で思うジル。
「ああ、わかっとる。 お主の事じゃ、嫌がると思っておってじゃな。。」
儂はちょっと一息いれて、
「シュン、お前を本日付けで、0番隊隊長に任命する! そして、これから儂と一緒に、隊員を最低5名ほど選んでほしい」と宣言した。

なんだそれ。って俺。
「なんか面倒くさいから、嫌なんだけど。」

「これは、命令じゃ! 断る事は許さん。 ただし、隊員は、お前が気に入ったものを選んでいい。5名じゃなくてもいい。」ってジルに言われた。

うーん、嫌がるのはダメみたい。溜息がおのずと出た。 その前にわからない事がある。
「わかった。 それで、隊長ってなにするの?」
「隊員達の戦闘指導と、任務の遂行やら書類関係とか、いろいろあるが、それも追々でいいが、隊員達と一緒に任務に行くと思っておけばいい」

イアンと行った任務とあんまり変わらないって事かな。
「わかった」って返事した。

「今日は、ちょうど隊員達が全員合同訓練をしているから、儂とこれから、一緒に見学席にいくぞ」と言って、立ち上がるジル。

何、合同訓練って。 
「人間の多い所にいきたくない」って、俺は嫌がった。

でも、いくら俺が嫌がってもダメで、俺の首根っこを捕まえられて、そのままジルに訓練場の見学席に連れていかれてしまった。 行きたくないけど、隊員ってのを選ばないといけないらしい。
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