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2章:3日間戦争

7人の人外対300万の人間

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7人対300万の殲滅がはじまる。

それを離れた所でみているモリスとギルドマスター。 

「王に言って聞いてくれませんでした。 黒帝様が本気になったらこの大陸なぞ簡単に滅ぶといってもね。」というギルドマスター。
「ええ、皆さま近接戦だけでやってますね。 手を抜いていただいているんでしょう」とモリス。
そして、徐々に数が減る王国軍。 
「白炎がみれて、興奮してしまいました」というモリスに、ギルドマスターも「ふふ、私もです」というのだった。 

近くにいるカミルが震えている。
「あの、この状況が信じられないんですが、学園長。 地獄絵図そのもので、たった7人が数十分もしないで半分殺してますが。。。」というカミルだ。
「彼らは、この世界の傍観者であり、調停者です。 我々は今やってしまった事の罪をうけているのです。」というのモリスである。


一方、殲滅の状況をみて、自分のした事の愚かさをやっと気づく国王はあおざめ震えがとまらない。
国王の前にシュンが姿を現す。
そして、シュンが「手紙にかいておいたよな。」というと、首だけ縦にふり、んじゃぁ、「てめぇーが俺を調停者にしたんだよ。」といって国王の首をはねるのであった。

1時間未満で300万の兵を殲滅し、7人が集まる。 シュンからエールをもらう。
「少しは八つ当たりできたか?」という俺に、みんなニヤリと笑いエールをのみながら「「「「「ちょっとだけ(じゃ)(たぞ)」」」というのであった。

しばらくみな血塗れでエールをのんでいると、
「シュン、魔人族と1人のこってるぞ」ってアーク。
「あ、忘れてた。」
「あの5人のガキは異物だから黒炎で燃やしてくれ」って俺。
リンがエールをのみほし「われ、了解」という。
「シリル、のこりおまえ浄化してくれ。 おれ、転送で結構魔力つかうからよ」
「わかったぞ」と承諾するシリル。 

◇◇◇
シュンがモリスの所に転移する。
タバコに火をつけながら、カミルに「そこのガキ、わりぃーが、お前は異物だ。 元の世界へ帰す」という。
カミルは、先ほどの戦いをみておりまだ身体が震えている。
「帰りたい」とか細い声でいう。

すると、シュンが魔法陣をカミルの頭上にだし、それがカミルを包みこむとカミルの姿は消えてなくなる。
モリスとギルドマスターはシュンの魔力にあてられ気絶してしまった。

◇◇◇
俺シュンがすぐ魔人族のほうにいき、舌を切られたものを回復させる。

俺が魔人族に告げる。
「島ごといくから、たぶんおめぇーら気絶するが、起きたら元の世界だ。」
「お前ら、結構魔力解放すんから、きをつけろよー」とリン達に叫び、みなが少し離れたのを確認して魔法陣を出現させ島ごとつつみこむと島ごと消えるのであった。

俺が、「んじゃ、帰るか」といいみな頷きその場から消えるのであった。

王のいた場所には一通の手紙が残っていた。 そこにはこうかかれていた

【 おまえの命令で30年前と4年前に召喚したのは見た目は違うが同じ人間だ。 
 彼らと話し合い事実を公表し戦争を回避するのであれば、彼らを元の世界に帰そう。
 しかし、最後通告を無碍にした場合、この度の時空の歪みに対して秩序を乱した罪を償ってもらうため、
 我、調整者として現れる。

                                      0番隊隊長 白銀の黒帝

 追伸:魔大陸にるのが魔皇帝だぞ。 魔界にいるのが魔王だぞ。  いいかげん覚えるのだぞ BY 魔王 】


ちなみに、気絶し続々と気づくモリスとフリークス家の面々は、目の前に広がる海に驚愕している。
なんせ、そこには、さっきまであった島があったはずで、山となった人間の死体が消えているのである。 さっきの戦場ことが夢なのではと思うぐらいだ。

ただ、国王、王女、勇者を含め700万人が死亡した事実は残っている。 こんな状況に唖然としつつも、これからの後始末に頭を抱えるのであった。 
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