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3章:エピローグ

エピローグ

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ここは神獣竜界の深層の森にあるログハウス。

皆で祝杯をかねて、赤竜のバーベキューをしている。 
俺がエールをのみながら今回の感想を言う。
「魔人族のやつら、素直だったよな。」
「ほんとだぞ。 もっと好戦的だったら人数増えたぞ」ってシリル。
「われも、同感だ」というリン。
「結局、ちょびっと祭りだったな」ってアーク。
「もの足りないのじゃ」という元竜王に、大魔王も「本当だぞ」というのだった。

「あの、魔方陣どうした?」ってリンに聞かれた。 確かに、どうしたって思うよな。
「ショタ駄女神の後始末だからあいつに用意させた」と俺が肉をたべながらいう。 
「でも、笑えたな。 どんだけシリルのストーカーだったんだよな。 みんな紺の髪色にはわらえたぞ」と爆笑するアーク。
俺も笑いながら「あー笑えたな。」という。
「少し違う色だぞ、おれの髪色とは」というシリル。
みんなが苦笑しながら「「「「「確かに」」」」というのだった。

「この30年間地味だったな。 なんかひさしぶりにゆっくりしてるな」と苦笑いするアーク。
「本当だな。 でもよ、思いだすたびに頭くんよな。 次元ゲート使いじゃねーとふさげねーしよ、しかもだ、使えんのが俺らぐらいで、かつ3世界がつながんねーように、お互いのタイミングでとじてくってよ」って俺の愚痴。
「何度も人間社会みすてよかとおもったわ」というと、みな頷くのだった。


人間の身勝手により、俺たちは30年間も次元の歪み修復をしていた。 
もとの原因は、シリルのストーカー女神がのこした召喚陣が原因だった。 
だと言っても、召喚した魔人族を、身勝手に魔族と言って、争っていた。 
おかげで、今回俺たちは仲裁役したり、最終的には体裁をいれたわけだ。

勇者など召喚しないでほしい。 そんな事考えながらも、いつもの面子で赤竜の肉たべて、このあと、食後の運動をかねてみんなで模擬戦だろうな。

ようやく、いつも通りの日々に戻れそうだ。
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