【白銀の黒帝:7】女神の使い魔と無職の少年

八木恵

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4章:学園編

模擬戦の相手?

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それから、2週間ほど経過。

俺は、蜘蛛エリア攻略は失敗していて、蜘蛛の糸まみれで帰った時は師匠達に爆笑され、その後の魔の森で反省を含め師匠達との模擬戦でぼこぼこにされる。 そんな週末だぞ。

一方、学園での俺の生活は、授業は聞きながらも頭の中の処理は、蜘蛛エリア攻略の魔術の検討と検証、他魔法陣関連の読書で使っており、他は聞いているがスルーしている。

楽しみは、今も継続しているグレッグとのランチ&模擬戦。 
それ以外の月と火の昼食は、食堂は人が多く行きたくない俺は、売店で購入して木の上で気配を消して読書しながら過ごしている。 
ちなみに、1年の時からしており、キース達ともとくに昼食は一緒に食べた事はないのであった。

◇◇◇
そんなある日、グレッグと模擬戦をして、シュンのお弁当を食べている。

「カーティス、お前に相談というかお願いがあるんだ。」
「なんだ?」
グレッグ先生が、俺に相談って珍しいんだぞ。

「来月な学園対抗戦というのがある。 
 既に、対抗戦の代表は後期の対抗戦の時に代表は決まっているんだが、来週から2週間な放課後に代表選手が模擬戦の相手を指名して模擬戦するんだ。 
 そしたら、上級生の個人代表が全員カーティスを指名してきたんだが、カーティスお前相手できるか?」

なんで、俺を指名するんだぞ。 面倒だぞ。

「俺、放課後は忙しいから無理だぞ。 なんで、俺だ?」
上級生が俺の事を知っているのがよくわからないんだぞ。 そしたら、グレッグ先生が残念な子を見るみたいで笑っている。 俺、なんかしたのかだぞ。

「やっぱ、気付いてなかったか。 お前がいま受けてる実技な、生徒はみんな上級生だ。 教師が違うだろ。 俺は2年の実技担当だからな。」
「お、そいうえばグレッグ先生じゃないぞ。」 納得だぞ。 だからみんな身長が高いんだぞ。

「まぁいい。 で模擬戦の相手だがな、お前の事だから放課後は嫌がると思って、上級生の代表にきいたら、昼休みでも構わないっていってるんだが、月曜~木曜でここでやるっていうのはどうだ?」

既に、グレッグ先生は交渉済みの上で、相談してきたって事か。
「グレッグ先生もいっしょか?」って聞いたら、「おれも審判というか、お前の補助でいるぞ」という。
「なら、いいぞ。グレッグ先生の頼みだし。」

お膳立てされているし、昼休みなら問題ないから承諾する事にしたぞ。
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