間違い転生!!〜神様の加護をたくさん貰っても それでものんびり自由に生きたい〜

舞桜

文字の大きさ
506 / 523
第6章 少年期〜青年期 学園6学年編

45話 “学園祭“・・・調査・・・ ソルドア 視点


  ソルドア 視点

 祈る様に窓の外を見ていると、ふと、テンカ様が動いたのを感じ視線を落とすと、何かを思い出したかのように、再びテーブルの上に放置されていた“抹茶ミルク“とクッキーに視線をやり、何か考え込んでいるテンカ様。
 その様子を見た僕達は何かに気づいたのか?と思い、注目していると、

テンカ様:『何故あの時、アトリーは身体が動かなくなったんでしょうか・・・この食べ物や飲み物には身体の害になる様なものは何一つ入っていないのに・・・』

全員「「「「「!!??」」」」」

旦那様「っ、そ、それはどう言う事でしょう、テンカ様、アトリーの身体が動かなくなった原因が別にある、と言う事ですか?」

テンカ様:『いいえ、飲食物以外の身体の外部から、アトリーの身体の動きを封じる様な仕掛けは“加護の結界“がアトリーの害になると判断し、自動で弾き、排除してしまいます。あの時、“加護の結界“は正常に作動していましたから、その可能性は薄いでしょう。
 ですが、アトリーの身体が動かなかったのもまた事実です。だから不思議なのですよ。この二つの飲食物には“加護の結界“に阻まれる様な成分は入っていないし、周囲にある魔道具には、“加護の結界“を作動させないようにしつつ、アトリーの身体の動きを封じることができる様な高性能かつ強力な物がある訳でもない、どうやったらその様な事ができるのか、私は不思議でたまらないんです・・・』

(・・・確かに、アトリーの“加護の結界“はアトリーの害になるものは一切通しはしない、それが正常に機能していたとすれば、あの王女がアトリーに出した飲み物やお菓子は害がない物だったと言うことは確かなはずだ、では、あの二つの飲食物は今回の事と全く関係ないと言ってのか?・・・でも、アトリーの身体は動かなくなっていた、どうにも何か見落としている感じがする・・・
 そもそも、今回の件を起こしたのは誰だ?転移魔法陣が展開された際に、同時に起動した各国からの贈答品の魔道具達の事を考えれば、“ベイノルデン魔導王国“一国だけが全て仕掛けてとは思えない、そうなると、複数の国が共謀して実行したか?いや、だが、そんな事をすれば神々から怒りを買い、国の存続が危うくなる・・・
 となると、やはり、あの“邪神教“が関わっていると思って良いだろう。アイツらなら複数の国を巻き込む事を躊躇しないだろうし、正体を隠すのも上手い、もしバレたとしても神々からの神罰など恐れたりもしない、何より新しい機能を持った魔道具の開発にも熱心だ、今回の贈答品の魔道具達もアイツらが細工した可能性は十分ある。
 だからテンカ様も魔道具の解析を旦那様達に頼んだんだろうし、そこからアトリーの身体の動きを封じた手段も、転移させた場所も探る方が現実的と判断されたんだろうな・・・)

 テンカ様の仰った言葉から、アトリーの身に起きた現象がどうやって起こったのか?とか、他にも使用された魔道具から犯人を推測したりと思考を巡らしていると、そこに、カイルさんが呼びに行っていたジル様が到着した。

ジル様「ラト、報告を受けた、この箱の山の中に、そのアトリーを転移させた魔法陣と連携している物があると言う事だが、どれが何処からの贈答品かしっかい分かっているのか?」

旦那様「あぁ、ジル様、そこの所はヘリーとソルがしっかり記録して管理してくれているはずだよ」

 到着してすぐのジル様はすでに自分の役割を理解し、やるべき仕事を把握していた。その上で、贈答品の贈り主が分かるか?と聞いてきたので、旦那様は僕の方を見ながらそう返した。僕はその視線を受け、急いで“収納“に入れていた贈答品の贈り主の名簿を取り出し、ジル様に差し出した。

ジル様「そうか、相変わらず抜かりないな・・・では、最近起動した形跡があるものを探し出し、一つずつ“鑑定“していって、怪しい機能があるものを詳しく調査していくぞ。
 その際に、俺が魔道具を“鑑定“した結果を読み上げるから、ソル、お前が紙に魔道具の贈り主の名前と鑑定結果を一緒に記入してくれ、そうすれば関係者に話を聞くときに手間が省ける、それと、イネオス達はここに誰も入らない様に周辺を封鎖してくれ」

「「「「「畏まりました・・・」」」」」

 ジル様は名簿を差し出した僕を見て、ニヤッと笑ったと思ったら、名簿を受け取る事なく、僕達の前を通り抜け、贈答品が積み上げられた手前まで行き、こちらを振り返り、本来ならジル様の直属の文官や騎士達に任せなければいけない仕事を、わざわざ僕達に割り振った。

(僕達が無闇に探しに行かないようにしたのか?それとも、魔道具の鑑定して何か分かったらすぐに動けるようにしてくれたのか・・・)

 その采配の意図は分からなかったが、自分達としても、魔道具の鑑定結果をすぐに知りたいので、意義を申し立てる事なく、素直にその仕事を引き受けた。

ジル様「頼んだぞ。ではラト、カイルも少し手伝ってくれ」

旦那様「分かっている、私達が最近起動した魔道具を探し出したら、君に渡せば良いんだね?」

ジル様「ああ、それで頼む。・・・聖獣様方も何か気づいたらすぐに私達に仰ってください」

ジュール様達『『『・・・』』』 コクッ

 ジル様は僕達が返事をしたのをいつもの優しい表情で見た後に、すぐに真面目な表情で旦那様とカイルさんに手伝いを頼むと、旦那様達は元から手伝うつもりだったのだろう、簡単に手順を確認し贈答品に目をやった。ジル様もその視線を追って贈答品を見た後、今度はテーブル周辺にいるジュール様達にも協力を仰いだら、ジュール様達は真剣な表情をし、無言で頷いて申し出を了承してくれた。

 その後の作業は時間との勝負とも言うように素早く進められ、山となった贈答品の箱の中から魔道具を次々取り出し、最近起動したものか、そうでないかで仕分けられ、、最近起動したものと判断されたものはすぐにジル様に“鑑定“されていく、その“鑑定結果“が読み上げられた内容を僕が紙に記入していく。
 そんな効率の良い分担作業のおかげか、贈答品の箱の山はみるみる小さくなって行き、始まってから数十分で作業は終了した。
 全ての疑わしい魔道具達の“鑑定結果“が完了すると、その大半が転移に関するものだったが、最近起動された物の中で効果の用途が不明なものが数個発見さた。

ジル様「・・・この小さな魔道具、贈られた魔道具のおまけの様に他の贈答品にも数個入っていたが、鑑定結果の説明文がどれも短文で詳しい効果がわからないな・・・」

奥様「短文?と言うのはどの様に短いのですか?」

 これまで、無言で作業を見守っていた奥様が、この時、初めてジル様に質問をした。

ジル様「そうだな、“魔道具名・補助の魔道具“、“効果・増幅“、とだけ書いてあるんだ。・・・普通の物ならもっと“効果“の説明欄にはどの様にどれだけ効果を発揮する、と、書いてあるものなんだ。
 それにこの魔道具名も、“補助の魔道具“と書いてあるが、補助特化の魔道具とされるものは通常“何々を補助する魔道具“と、何を対象に補助するものか、そう言った風に、明確にどれに効果が発揮されるか記されるのだが、これには何が対象なのか全くもって記載されてない」

奥様「効果の対象と詳細な効果が不明、と言う事ですか・・・」

(効果対象と効果の詳細が不明の魔道具なんて普通はない、ジル様の鑑定結果は正常ではないな・・・)

 と、いつも、アトリーの魔道具の製作に参加し、その魔道具を商業ギルドに登録申請する書類を制作して、申請の際に商業ギルドで申請書類と“スキルでの鑑定結果“との差異を精査され、書類に不備がないかを確かめられるのだ、なので、その魔道具の“スキルでの鑑定結果“がどのように表示されるかよく知っているので、ジル様の“鑑定スキル“が正常に働いてないのでは?と思っていると・・・

ジル様「・・・それに、今よく見てみると、こっちの転移に関する魔道具にもおかしな点があるな、転移の起動や転移魔法陣の展開に使用されていると書いてあっても、その魔法陣の詳細な記載が一切無い、その魔法陣にはどの様な条件が書かれているかなど書いてあっても良いはずだ・・・」

 そう言って転移魔法陣の起点となったと思われる椅子を見ながら、さらなる違和感に首を傾げるジル様。

旦那様「確かに、・・・!、それにこれは、展開される魔法陣が書かれていない!普通なら、魔道具の本体の何処かに展開する魔法陣が書かれていなければならないはずだ!」

「「「「「!!」」」」」

(!!っ、なぜ今までその事に誰も気づかなかったんだ!?)

ジル様「確かに・・・外側から見える位置に普通は書いてあるものだが・・・」

 ジル様の言葉で同じように魔道具の椅子を見ていた旦那様が1番重要なことに気づき、誰もがそのことを失念していた事に驚いた。ジル様自身は“鑑定“のスキルがあったから、この最初の“鑑定内容“の違和感に気づいたが、魔道具本体の違和感には気づいておらず、旦那様の言葉でその事に気づき、驚きつつも魔道具の椅子を角度を変えながら詳しく観察していると、

ジル様「??、なんだこの違和感、表面上、何処にも魔法陣が書かれてないように見えるのに、何故かこの椅子をずっと“鑑定“で見ていると、これが本来の姿でないように思えてくるな・・・」

(!!認識阻害の効果も付与されていると言うことか!?アトリーやジュール様達でも気づかない認識阻害なんて・・・!もしかして!?)

「ジル様、少しよろしいでしょうか?」

 ジル様の言い知れない違和感の言葉を聞いて、僕はここ最近体験した事を思い出し、ジル様に話しかけた。

ジル様「?どうした?何か気になることでも?」

 急に話しかけた僕を邪険にする事なく、意見を聞こうとしてくれるジル様。僕はその優しさに後押しされている気がして、自信を持って自分の予想を口にした・・・

「はい、もしかしたら、その椅子、強力な認識阻害の効果も組み込まれているのではないかと・・・」

全員『『『「「「っ!!」」」』』』

ヤヅキ様:『もしや、あの時と同じもの、いや、それ以上のものが・・・』

 僕の言葉に誰もが驚きを示したが、その意味に1番に気づいたのは僕と同じ体験をした、ヤヅキ様達やイネオス達だろう、それは僕らがこの1日で2回ほど体験したものだからだ・・・

ジル様「・・・思い当たるものがあると言うことですか?」

ヤヅキ様:『あぁ、今朝、この食堂棟に入る前と、この食堂内で、現物は見ていないが“ボレアースの王女“が使用していた“認識阻害の魔道具“、それが我々でも気づかないほどの性能を持っていた、あれがこの椅子や他の魔道具達にも使用されている可能性はある・・・』

 ヤヅキ様の予想は自分と全く同じ、“ボレアースの王女“がアトリーと会うために使用した“認識阻害の魔道具“が、その“椅子の魔道具“やその他の関連魔道具にも使用されているのなら、本体の外見だけでなく、ジル様の“鑑定“を誤魔化すことも可能ではないか?と、暗に示唆する物だった・・・

ジル様「それほどの物が・・・どこで手に入れたんだ?・・・!いや、それよりも、もしかして、その“ボレアースの王女“が持っていた“認識阻害の魔道具“、この魔道具達に付与するための試作品だった可能性もあるか?・・・」

ヤヅキ様:『その可能性は大いにあるな・・・』

ジル様「・・・では、この椅子の“認識阻害“を“看破“できないと、魔法陣の詳細が分からないと言うことですね・・・」

ヤヅキ様:『そうしかないだろうな・・・』

 “ボレアースの王女“が使用していたものが、どこで手に入れたのかと言う疑問もあったが、それよりも、それが今回使用された魔道具達の試作品ではないかとの予想に、ヤヅキ様も同意した。その言葉を聞いて、ジル様や旦那様達の表情は一気に険しくなった。それもそのはず、ジュール様達、聖獣でも気づくことができなかった認識阻害の魔道具の効果を“看破“して、この転移の魔道具達の詳細を“鑑定“しなければならなくなったからだ。
 何故なら、この認識阻害、すでに認識を阻害されていると理解している、僕やヤヅキ様達が“看破“するだけならできるが、それを僕達が行っても、鑑定できないのが問題なのだ、“鑑定“する本人がこの認識阻害を“看破“出来なければ意味がない、それが冒険者として活躍しているジル様でも流石に難しいと言う事がジル様や旦那様達の表情を険しくしている理由だった。

(ジル様の実力で“看破“できるか五分五分といった所、アトリーが消えてから、すでに1時間以上経っている、今からジル様がこの認識阻害の“看破“に挑んだとして、どれくらいの時間がかかるのか、予想できないな、その前にアトリーが意識を取り戻す方が早いかもしれない、そうなると、僕達はいつでもアトリーの所に向かう事ができるように準備しておくか・・・)

 この、ジル様に最大の難関が訪れている頃、僕達がこの休憩所で作業している間に食堂や厨房の方では、クラスメイト達への聞き取り調査や学園側とアトリーの失踪について、混乱を防ぐため表向きにはその事件自体が無かった事にし、生徒や招待客に悟られないように対策等のうち合わせが行われていた。

 あと、アトリーが失踪した時に食堂に居合わせたアトリーの兄弟と、その親族達は自分の家の領地や連れてきている部下達に連絡を取り、アトリーの居場所が判明すれば、そこから近い場所の領地の家がすぐにでも騎士達が動けるように準備もしていた。

 そう言った周囲の空気を感じ取り、僕やイネオス達も互いに顔を見合わせると、今必要な事をすぐに察し、自然と自分達の戦闘準備に取り掛かり始める。
 その他に、この間、ジュールはひたすらアトリーに念話を送り、意識の覚醒を促し、天華は神域にいる神々とのやりとりをして、常に情報を共有して、ジュール達もいつでも動く用意は万全だった。

 そして、数分後、全員の準備が整った頃、事態は動いた・・・・












あなたにおすすめの小説

本の虫な転生赤ちゃんは血塗りの宰相の義愛娘~本の世界に入れる『ひみちゅのちから』でピンチの帝国を救ったら、冷酷パパに溺愛されてます

青空あかな
ファンタジー
ブラック企業に勤める本の虫でアラサーOLの星花は、突然水に突き落とされた衝撃を感じる。 藻掻くうちに、自分はなぜか赤ちゃんになっていることを理解する。 溺死寸前の彼女を助けたのは、冷徹な手腕により周囲から「血塗りの宰相」と恐れられるアイザック・リヴィエール公爵だった。 その後、熱に浮かされながら見た夢で前世を思い出し、星花は異世界の赤ちゃんに転生したことを自覚する。 目覚めた彼女は周囲の会話から、赤ちゃんの自分を川に落としたのは実の両親だと知って、強いショックを受けた。 前世の両親もいわゆる毒親であり、今世では「親」に愛されたかったと……。 リヴィエール公爵家の屋敷に連れて行かれると、星花にはとても貴重な聖属性の魔力があるとわかった。 アイザックに星花は「ステラ」と名付けられ彼の屋敷で暮らすようになる。 当のアイザックとはほとんど会わない塩対応だが、屋敷の善良な人たちに温かく育てられる。 そんなある日、精霊と冒険する絵本を読んだステラはその世界に入り込み、実際に精霊と冒険した。 ステラには「本の世界に入り込み、その本の知識や内容を実際に体験したように習得できる特別な力」があったのだ。 彼女はその力を使って、隣国との条約締結に関する通訳不在問題や皇帝陛下の病気を治す薬草探索など、様々な問題を解決する。 やがて、アイザックは最初は煩わしかったはずのステラの活躍と愛らしさを目の当たりにし、彼女を「娘として」大切に思うようになる。 これは赤ちゃんに転生した本好きアラサーの社畜OLが、前世の知識と本好きの力を活かして活躍した結果、冷徹な義父から溺愛される話である。

悪役令嬢にされたので婚約破棄を受け入れたら、なぜか全員困っています

かきんとう
恋愛
 王城の大広間は、いつも以上に華やいでいた。  磨き上げられた床は燭台の光を反射し、色とりどりのドレスが揺れるたびに、まるで花畑が動いているかのように見える。貴族たちの笑い声、楽団の優雅な旋律、そして、ひそやかな噂話が、空気を満たしていた。  その中心に、私は立っていた。  ――今日、この瞬間のために。 「エレノア・フォン・リーベルト嬢」  高らかに呼ばれた私の名に、ざわめきがぴたりと止む。

「お前がいると息が詰まる」と追放された令嬢——翌週から公爵家の予定が全て狂った

歩人
ファンタジー
クラリッサは公爵家の日程管理を一手に担う令嬢。前世の社畜経験を活かし、行事計画、来客対応、予算管理まで完璧にこなしていた。 だが婚約者ヴィクトルは言った。「お前がいると息が詰まる。もっと華やかな女がいい」 追放されたクラリッサが去った翌週、公爵家の予定が全て狂い始める。 舞踏会の招待状は届かず、外交晩餐会の料理は手配されず、決算書類は行方不明。 一方クラリッサは、若き領主の元で「定時退社」という夢を叶えていた。 「もう、残業はしません」

前世の記憶を取り戻した元クズ令嬢は毎日が楽しくてたまりません

Karamimi
恋愛
公爵令嬢のソフィーナは、非常に我が儘で傲慢で、どしうようもないクズ令嬢だった。そんなソフィーナだったが、事故の影響で前世の記憶をとり戻す。 前世では体が弱く、やりたい事も何もできずに短い生涯を終えた彼女は、過去の自分の行いを恥、真面目に生きるとともに前世でできなかったと事を目いっぱい楽しもうと、新たな人生を歩み始めた。 外を出て美味しい空気を吸う、綺麗な花々を見る、些細な事でも幸せを感じるソフィーナは、険悪だった兄との関係もあっという間に改善させた。 もちろん、本人にはそんな自覚はない。ただ、今までの行いを詫びただけだ。そう、なぜか彼女には、人を魅了させる力を持っていたのだ。 そんな中、この国の王太子でもあるファラオ殿下の15歳のお誕生日パーティに参加する事になったソフィーナは… どうしようもないクズだった令嬢が、前世の記憶を取り戻し、次々と周りを虜にしながら本当の幸せを掴むまでのお話しです。 カクヨムでも同時連載してます。 よろしくお願いします。

チートな転生幼女の無双生活 ~そこまで言うなら無双してあげようじゃないか~

ふゆ
ファンタジー
 私は死んだ。  はずだったんだけど、 「君は時空の帯から落ちてしまったんだ」  神様たちのミスでみんなと同じような輪廻転生ができなくなり、特別に記憶を持ったまま転生させてもらえることになった私、シエル。  なんと幼女になっちゃいました。  まだ転生もしないうちに神様と友達になるし、転生直後から神獣が付いたりと、チート万歳!  エーレスと呼ばれるこの世界で、シエルはどう生きるのか? *不定期更新になります *誤字脱字、ストーリー案があればぜひコメントしてください! *ところどころほのぼのしてます( ^ω^ ) *小説家になろう様にも投稿させていただいています

家族に忘れられていた第五王子は愛され生活を送る

りーさん
ファンタジー
 アズール王国の王宮には、多くの王子や王女が住んでいる蒼星宮という宮がある。  その宮にはとある噂が広まっていた。併設されている図書館に子どもの幽霊が現れると。  そんなある日、図書館に出入りしていた第一王子は子どものような人影を見かける。  その時、父である国王にすら忘れられ、存在を知られていなかった第五王子の才覚が露になっていく。

[完結] 邪魔をするなら潰すわよ?

シマ
ファンタジー
私はギルドが運営する治療院で働く治療師の一人、名前はルーシー。 クエストで大怪我したハンター達の治療に毎日、忙しい。そんなある日、騎士の格好をした一人の男が運び込まれた。 貴族のお偉いさんを魔物から護った騎士団の団長さんらしいけど、その場に置いていかれたの?でも、この傷は魔物にヤられたモノじゃないわよ? 魔法のある世界で亡くなった両親の代わりに兄妹を育てるルーシー。彼女は兄妹と静かに暮らしたいけど何やら回りが放ってくれない。 ルーシーが気になる団長さんに振り回されたり振り回したり。 私の生活を邪魔をするなら潰すわよ? 1月5日 誤字脱字修正 54話 ★━戦闘シーンや猟奇的発言あり 流血シーンあり。 魔法・魔物あり。 ざぁま薄め。 恋愛要素あり。

「通訳など辞書で足りる」と追放された令嬢——三国会談で、婚約者は一言も話せなくなった

歩人
ファンタジー
宮廷通訳官エレノーラは五つの言語を操り、婚約者クラウスの外交を陰で支えてきた。 だがクラウスは言った。「通訳など辞書で足りる。お前は要らない」 追放されたエレノーラは隣国で新たな道を歩み始める。 一方、クラウスは三国会談の場で辞書片手に立ち往生。 誤訳が外交問題に発展し、窮地に陥ったその場に、隣国の通訳官として現れたのは——。 「その言葉は、もう翻訳できません」