虹の向こうの少年たち

十龍

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《79》

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 誰かがお尻に腰を打ち付けている。
 パン、パン、パン、パン、パチュッ、パチュッ、ぐちょ、ぱん、ばちゅっ、ばぢゅ、ばちゅっ、
「あん、いや、いや、いや、違いうから、こんなんで気持ち良くなんて、ならない、ならない、やめろ、やめろ!」

「ああああ!」

 ジャロリーノはハッと目が覚めた。
 はあ、はあ、と息が荒く、汗だくだ。ベッドの中。勃起している。だがそれを握る前に目が覚めてくれた。
 まただ、また男に犯されてる夢で興奮してしまった。
 あの夢の男は誰だ。もう嫌だ。嫌な夢だった。
「……うっ、……ううっ、」
 嫌なのに、嫌がりながら、腰を振っていた。
 そして、気持ち良くて、奥を突かれて、ちんこから精液を飛ばしていた。
 嫌だったのに。嫌だったのに!
 あれ、誰だよ。誰なんだよ。
 嫌だ。
 ジャロリーノは泣き声を殺して、ベッドの中でパジャマの下と下着を脱いだ。
 そして足を広げてぺニスを握る。
 ガチガチでヌルヌルだった。
「んっ、んっ、んっ、ん、ん、ん、んん、んっんっんんっんっ」
 ぬちぬちとシコりながら、嫌じゃない人を想像した。
 おじ様、おじ様、ユーサリーおじ様、
「はあっ、はあっ、はあっ」
 あの夢の相手がおじ様だったら良かったのに。
「あっ、いいっ、気持ちいい、あっ、あっ、だめ、また女の子になっちゃう」
 つぷぅ。
「はあん」
 いやだ、俺、王子なのに。
「あん、そこ、ダメっ、こんな、だめっ」
 王子なのに!
 指でアナルオナニーしてる!
 王子なのに!
 王様の指想像して、オカマになってる!
 ぬぷぬぷぬぷにゅちょにちょにちょっ、
 俺の指、細いんだな。おじ様の指、太くて長かった。
「あっ、あっ、あっ、ぁっ、ぁ、ぁ、あっ! あっ!」
 おちんぽも、太かった。
「あー! あー! あー!」
 おじ様のおちんぽ!
 太いおちんぽ、たくさん入れてくれた。
 たくさん出入りしてた。
「あー! あーー! いく、いく、あーっ、あっ、いくう!」
 指は三本飲み込んでまだまだ余裕があって、ちんこから精液があふれでている。
 アナルがゆるゆるだ。
「あー! 俺、こんな、」
 こんなゆるゆるになっちゃた。
 おじ様、こんなゆるゆるアナルじゃ、次はもう入れてくれないかも。
 ぐぷぅ、指が、四本。
「う、ぐ、あ、……あん、どうしよ、すご、きつ、……いい、」
 おじ様、おじ様、おじ様!
 指が高速で動く。ちんこをしごく手も痛いくらい速い。
「あー! んあ、あっ、あっ、おじ様ぁ、いくぅ、俺、おじ様の、」
 おちんぽ、
「おじ様の、……お、…………おちんぽ、」
 言っちゃった。
「すき」
 ああああああ! 
 いくいく、いく!
「おじ様っ、おじ、さま、あ、ちんぽすき、すき、たくさんちんぽいれて、太くて、あ、その太いので、俺のお尻を変態にして! あ! 女の子にして下さい! あー! おちんぽでいく! 中に出してぇ! お願い、中に、たくさん、おじ様の、精液、欲しい、欲しいっ、俺に種付けして! ん、あっ、ああ! あ! いく! また、いくぅ! おちんぽ入れてください! たくさんどちゅどちゅ突いてください! 俺をおじ様の穴にして欲しいんですっ、あーっ、んあー、いく! また中でいっちゃうよお! あっ、あっ、いった、またいっちゃいました!」
 涙が止まらない。だけど肛門を犯す指も止まらなくて、射精しないビクビクっ!とする甘いしびれが何度も襲った。
 我慢してた分の、イヤらしい言葉。語彙力がないからおちんぽ好きしか言えてない。 
 でも、好き。大人のぺニス好きだ。おじ様のぺニス大好き。
「欲しい、欲しい、欲しい!」
 ベッドがギシギシ揺れる。おじ様を想像して回して振り上げる腰は、数日前の自分の動きより確実に腰振り慣れをしていて、指を咥えるアナルもねっとりしていて、なんだか悲しくなってくる。
「おじ様俺変わっちゃったみたいたいでふ、おじ様のおちんぽで変わっちゃたみたいでふ、あふぃ、おひりの中でいきまくってるのぉ! んひ、あ、んひっ、俺を抱いてくださいっ、メスしにて、おじさまあっ」
 涎をたらして腰をまわす。
 おかしいなあ、もう何度もイッてるのに、全然性欲がおさまらない。ピュッと精液がもれて、布団の中を湿らせている。いや、きっとぐっしょりおねしょみたいになってるだろう。
「はあん、あん、あん、助けて、おじしゃまぁ、俺もう、やめたいのに、一人エッチとまらないのぉ、一人じゃ、イけなくなっちゃたあ、俺おちんぽじゃなきゃイけなくなっちゃったあ、」
 おちんぽ。 
 男の勃起したぺニス。
 欲しい。おじ様のぺニス。ぺニス、おちんちん、おちんぽ。
「誰か入れて、お願いぶっといぺニスで俺のゆるゆるアナルを突いて、お願い誰か! 俺を犯して!」
 あの夢の中みたいに。
「やだあ! 犯されたくないっ、やだあ! あ、あ、やだ、やだ、た、種付けして、あ、種付けして! あん、オルカ、オルカ、またたくさん精子ちょうだい! オルカのちんぽも好き! 王子、オーカー王子、好きだよ、大好き、後ろからされるの好き、腰が痺れちゃった、王子、オーカー王子様、あ、そうなの、俺、変態になってたんだ、お前に、あわない間に変態王子になったんだ、男に欲情して尻にちんこ入れて自分のちんこ勃起させる変態になっちゃってたんだよおおお! こんな、ゆるゆるの、ケツマンに、なっちゃってたんだよ、こんな……、こんな……、こんな………………、んあ! ちんこ入れて! 毎日入れて! お前のちんこ毎日入れて! 俺を孕ませるくらい奥にだせよ、オルカ! お前ので俺をイかせろ!」
 うつ伏せに体位を変えて、ケツを高くあげて、指をこれでもかと激しく突く。
 ぺニスもむちゃくちゃにしこりまくって、オルカにまた後ろからパンパンと突かれて揺さぶられたときを思い出す。
 良かった、凄く良かった。
 シンフォニーの変わりに、俺が毎日抱かれるんだ。シンフォニーの変わりにオルカの奴隷になる。
 そう、俺、『奴隷』なんだ。
 『性奴隷』あと、なんだっけ、そうだ『穴奴隷』とか『アナル奴隷』だとか言われた。それと『精壺』だっけ。コーン語を直訳すると『精液を吐き出すトイレの壺』で、俺の口と肛門はそれ。
「あん、あん、俺、オルカの精壺。おじ様の精壺。あん。父上、ごめんなさぁい、ああん、俺、父上の知らないところでこんなんになっちゃいましたあ、ごめんなさぁい、ごめんなさ、あ、あ、ごめんなさいぃ、あん、……俺、父上のアナル奴隷になりたいですぅ、ああん、こんな変態でごめんなさぁい、ああん、ああん、」
 はあ、はあ、はあ、凄く興奮して、指がオルカのちんぽとおじ様のおちんぽと、そして、父のおちんぽに何度も変わる。
 たまらなくなって枕に顔を擦り付ける。
「ああああん、あああん、あああん、ああああん」
 そして枕の下に手を伸ばす。
 あった。
 大好きな蝋燭ぺニスだ。
 もう何度使ったかしれないそれは、今や大好きなセックス相手だ。なめて、しゃぶって、アナルにあてがう。
 ぬぷうううううっ
 ちょっと前までは入るのに少し時間がかかったのに、今日はあっさり入って奥まで届いてしまった。
「はああ、……はあっ、はあっ、はあっ、俺、開発されたんだっ、はあっ、こんなに入っちゃった」
 あんなにゆるゆるケツマンなのに、蝋燭ぺニスをギュウッとくわえている。
 感じる。
「はあっ、はあっ、はあっ、はあっ、はあっ、」
 うっとりしながら腰をふった。
 はあっ、はっ、はっ、はっ、いい、いい、いい、はっはっはっいいっいいっいいっ 
 蝋燭がピストンしてくれればいいのに。
 誰か動かして、誰か。
「チャコール……、チャコールゥ……」
 兄の付き奴隷を呼びながらちんこを扱き、腰を振る。
「チャコール、お願い、チャコール……」
 来てくれないかな。
 こんな汚ならしい俺には、もう呼んでも来てくれないかも。
「チャコール、チャコール、お願い、お願い、……捨てないで……ごめん、俺が、こんなんで、ごめん、捨てないで、チャコール」
 



 すすり泣きながら震える手で蝋燭をピストンさせていると、
「ジャロリーノ様、遅くなり申し訳ありません……」
 そう、チャコールの声がした。小声だった。
「チャコール……、来てくれたんだ、はあ、あ、あ、」
 もう何度カライキしたのか分からなくて、辛かった。
「……助けて……、止まんない……、」
「……はい」
 そっと幕がめくられ、柔らかな灯りのランプを手にしたチャコールが滑り込むように入ってきた。
 チャコールは普段のきちんとした制服ではなくて、白いシャツとゆったりとしたパンツ姿で、夜は休憩時間だったことを思い出させた。普段より寛いだ姿だけれど、表情が強ばっていた。
「ごめん、こんな姿で……、お前の、新しいご主人様、こんなんっ、っあ、あっ、ごめっ、」
 枕に顔を押し付けて、尻を高く掲げて、腕をギリギリまで尻に伸ばして棒でアナルオナニーしてるご主人様で、しかも今、カライキしてしまった。
「ごめん、ごめん、チャコール、ごめん、」
「な、泣かなくて大丈夫だから、謝らなくていい。……ジャロリーノ、遅くなってごめんな」
 チャコールが泣いていた。泣きながら抱き締めてくれて、うなじや背中をキスをしてくる。
 たまらず喘ぎ、やっとぺニスから精液が漏れた。
 はあ、はあ、
「苦しい、どうしよう、もう、何回もイッてるのに、終わんなくて、」
「うん、うん、辛いよな。お尻痛くないか? 気持ちいいの?」
 あやすように聞いてきたから、泣いてしまった。
「き、気持ちいいけど、……足りなくて、なんか、なんか! 足りなくて、……ぺニスが欲しくて、本物のおちんぽ欲しくて俺すごく嫌だあ! チャコール、ちんこ入れて欲しい、けど入れないで! 種付けして。やっぱりやだ、やだ!」
「俺のじゃ嫌か? 誰のがいい?」
「チャコール、チャコールがいい! 嫌じゃないから入れてくれ! 種付けして、お願い、お願い、お願いします!」 
 お尻の奥にぬぽぬぽしてどぴゅどぴゅ精液出して下さい!
「ジャロ、俺にお願いなんかするなよ。俺にしていいのは命令だけ。分かった?」
「命令してセックスするのか? 命令だからやるの? 俺とは命令しなきゃやっぱりできない? やっぱり汚い?」
 チャコールの腕の中で高速でぺニスをしごいた。
 はあ、あん、あん、あん、
 チャコールが泣いてる。
「俺はお前の奴隷なんだぞ? ご主人様が奴隷にお願いしたらだめってことだ。ほら、お尻に入ってる偽物取るから、言ってみろ。やはくちんこ入れろって。そしたらすぐ抱いてやるから。……じゃないと、俺もお前を抱けないの。分かる?」
 なんだか話し方が懐かしい。だからかどんどん涙が込み上げてきては溢れて、精液でべたべたの手でチャコールのシャツにしがみついて、
「抱いて、チャコール」
 と震える声でお願いした。
「違うだろ。ジャロ、お前は王子様で、俺は奴隷だろ? お願いじゃだめって言ったろ? な? 早く」
 抱け。俺を、犯せ。孕ませるくらい種付けしろ。
 言えない。チャコールには言えない。
「やだあ、言えない。お願い、おちんぽください、早く、お願いチャコール。ね? これじゃだめ? おちんぽ欲しいって言ったよ? チャコールのおちんぽ下さい、お願いします」
「奴隷相手に、そんお願いするな」
「だって、だって、チャコールは、セレステ兄様の奴隷だからっ」
「……」
「兄様の奴隷だから、命令なんてできない! それに、それに兄様の奴隷は、俺の兄さんだもん!」
 兄さん。兄さん、兄さん兄さん!
 胸のなかが温かくてなんだか一杯になる。
「……」
「命令なんてしたくないよお! 側にいてチャコール、今だけでいいから、家族になって! 仕事じゃなくて、疑似とかじゃなくて、今だけは兄さんになって!」
「ジャロ、それじゃセックス出来ないだろ?」
「……、……、で、できない……?」
「兄さんのちんこ入れて欲しいなんて、ありえないだろ」
 ありえない。
 ジャロリーノはサッと青ざめた。
「家族じゃセックスできない」
 嘘。
「……じゃあ、父上とは……?」
「……あ、いや、それは……」
「あああ、そんなああ、ち、父上で今、今まで、何回もオナニーしちゃったよ!? 父上の、上に乗って、父上のおちんぽをアナルで咥えて、跳ねるみたいにして、何度も、想像して……父上、父上の精子欲しくて、あああ、できない? できないなんて嘘だ、俺父上とセックスしたい! 父上の精液は俺の! 他の女には一滴もやらないんだ!」
「ジャロ、ジャロ! ネイプルス王はネイプルス王子のものだから、落ち着け! な?」
「ほ、ほんと?」
「ネイプルス王子はネイプルス王のもので、……ネイプルス王はネイプルス王子意外愛さない」
「……ほんと? じゃあ、父上は、俺のこと愛してくれる?」
「……もちろん。15歳になったら、ちゃんとジョーヌ様はジャロリーノを抱いてくれる」
 チャコールな額にキスをした。震えていた。
「15に、なってるから、抱いてくれる夜が来るよ。お前には」
「……チャコール……?」
「ジャロリーノごめんな? 俺嘘ついた。家族でもネイプルスならセックスできんの。ネイプルスは特別だからさ。俺がネイプルスじゃないから、家族となんか出来ないだろって思っただけ」
「チャコールはネイプルスじゃないのか?」
 見上げると、チャコールは小さく頷いた。
「け、けどさ、ネイプルスの奴隷だよな? 兄様の、今は俺の奴隷だし! 兄さんだし。……今は、兄さんだよな?」
「……そうだ、今だけ兄さんになる。……そうしようか」
 ああ!
「抱いて、チャコール、チャコール、抱いて。大好き、チャコール、大好きだよ」
 嬉しくてジャロリーノはチャコールに抱きついてキスをした。チャコールもキスを受け入れてくれて、抱き返してくれて、その手がお尻に向かうとゾワゾワした。尻をつかまれて左右に広げられると、指先で蝋燭をトントンされる。
 あっ、あっ、あっ、
 自分のではない刺激。小さな刺激なのに、ぺニスからビュピュッと精液が飛んだ。
 そして指がぐりっと乱暴に入ってきた。
「ひあっ!」
 思わずキスをやめて仰け反る。
 ビュクっ
「あ」
 イけた。
「ああん、チャコールぅ」
 とろけちゃう。身体をくねらせ、股を開いて身体ごとすりついた。
「ん、ジャロ、ジャロリーノ様、あまり煽らないでください?」
 いつものしゃべり方に戻ったのに、なんだか意地悪な笑いかたをされた気がして、ちんこがビリビリする。
 兄様みたい。
「あんっ」
「こんな偽物、さっさと抜いちゃいましょうね、ご主人様」
 ぬーーーー、
 っと、蝋燭が抜かれてしまった。
「あーーーーん」
「ジャロ、ゴムなしで入れてたのか? ちゃんとゴムしろって言ったろ? イヤらしいお前のためにローション付きの、たくさん用意してたろ?」
 怒られた。
「ごめんなさぁい、チャコールぅ、もっと怒ってぇ? 兄さぁん」
「ゴム嫌いなんだ? 生が好きなんだ?」
「や、言わないで、兄さん、俺恥ずかしい」
「生のおちんぽお好きですよね? ジャロリーノ様」
「う、うん。生ちんぽ、好き。中にたくさん出されたい」
「ったく、奴隷には素直なんだな、ジャロは。下の身分のやつに辱しめられたいのか? 変態」
 ぬちっと指が差し込まれた。チャコールの綺麗な指が。綺麗な形の爪が。イイところをピンポイントで突いた。
「ああ! 兄さぁん!」
 もうなにがなんだか分からないくらい興奮してぺニスをチャコールのぺニスのある場所に擦り付ける。
「うっわあ……、トロトロじゃん……」
 熱い声が耳元でする。
「ああ、あの小さな弟が、こんなにトロトロのアナルになってるなんて、信じらんない」
「ごめんなさい、ごめんなさい、兄さん、こんな弟でごめんなさい、トロトロでごめんなさいっ」
「指動いてるの分かる?」
「分かる、分かるっ」
「ほんとか? こんなトロトロで分かるのかよ」
「分かっちゃうの、分かっちゃうのぉ」
「あーあ、凄く悲しい……ジャロ、ジャロ、こんな風になるなんて、……俺悲しいよ」
 煽りでもなく、本当に悲しんでいるように感じて、ジャロリーノは胸が苦しくなった。
「チャコール、」
「ちんこもさあ、俺が風呂の手伝いしてやってたときはさあ、小さくてさ、先っぽもまだ丸くてさ、ぷにぷにだったよな。口にすっぽり入りそうなくらいにさ」
 と言って、指が抜かれたかと思えば抱き抱えられ、後ろに押し倒された。
 そして真上から見下ろされた。
 凄く綺麗な顔だった。
 チャコールって、綺麗だとか見目麗しいとか周りが良く言ってたけど、あまり気にしたことがなかった。
 でも今はわかる。
 凄く綺麗な人だ。
 おじ様とかアフタみたい。
 でも、二人とは違う顔。
「こんなに変わっちゃてさ、あんなに小さかったのに」
 そしてぺニスにさわった。
「ひぁっ」
「ジャロ、15歳?」
「……うん……」
「15……だよな」
 パタパタと涙が降ってきた。
「だよな。……でもさあ、これ15じゃないだろ? なあ、こんな色、15じゃないだろ、なあ?」
 両手で優しく包んで、カウパーでぐちゅぐちゅと濡らして上下に動かし始める。
「ああっ、あっ、あん、あん」
「ジャロ、感じてんのか?」
「うん、……感じちゃう……」
「兄さんにしごかれてるんだぞ?」
 うっ
 余計に感じる。
「なにビクつかせてんだよ」
「ご、ごめ、」
「男にちんこさわらて感じてんのか? なあ、本気? なあ、なんで?」
「ごめんなさい、兄さん、ごめんなさい」
「嘘だよな? なあ、嘘だよな。ジャロ、こんなん嘘だよな!?」
 ごめんなさい、チャコール、ごめんなさい。
 チャコールの手の動きが激しくなって行く。じゅぷじゅぷじゅぷとねちゃついた音が耳まで届いた。
「もしかして男の手でイッちゃう?」
「い、く。イッちゃうよ、兄さんごめんなさい、兄さんの手でいっちゃうよぉ」
 兄さん、兄様、兄さん、兄様兄様、俺、
「男の人にいたずらされて、イッちゃう弟で、ごめんなさい、ごめん、ごめんチャコール、イッちゃう、イッ、アッ、アッ!」
 ビュク!
 まだしごかれてる。
「ああああん!」
 ビュクーーー!
「イッたんだ。お前、イッたんだ。はは、……ジャロ、なんで? どうして? こんなんじゃなかったのに、なんで、我慢きかなかったんだ?」
「ごめんなさいいい」
 悲しくて苦しくて、けど、やっと謝れた気がした。
「ごめんなさい、ごめんなさい、」
 やっと謝れた。
「我慢できなくて、気持ちいいってなって、……」
「それで、こんな使い込んだんだ、ケツもちんこも、こんなに変な色になるまで! こんなゆるゆるのケツまんこになるまで!?」
「うん、うん、うん、」
 ジャロリーノは手で目を覆った。
「ちゃんと見てろ」
「はい、兄様、ごめんなさい」
 涙を拭いながら目を開けると、チャコールが下唇を噛み締めながらやっぱり泣いていた。
 悲しませてるのが分かって苦しい。
「あーあ、ちんこもこんなでかくなっちゃったんだな。色もどす黒くて、いっつも汚い汁こっから垂れ流してさ」
 鈴口に綺麗な指先が入り込む。
「いやっ」
「ふん、嫌? ならなんでまだ勃起させたままなんだよ、ジャロ。なあ、どうして?」
「ごめ、」
「言えよ」
「こ、興奮する……っ。けど、また汚い汁がたくさん溢れてくるから……、だから、だから嫌」
「じゃあ気持ちはいいんだ?」
「……う、それは、……」
 カリッ
「アッ!」
 ビュク
「なんでこんな風になったんだよ、ジャロ!」
「なっちゃったんだもん! なっちゃった! 許して兄様! お願い、許してください、変態な俺を……認めて、ください……」
 認めて、お願いします。
 変態で、ゲイで、ホモで、オカマで、淫乱なのを認めてください。
「……、ジャロリーノ……ジャロ……」
「お願い、兄さん、許して。変態でも捨てないで、兄様、兄様、変態な弟でも捨てないで」
「捨てないよ」
 ぐりっぐりっ
「あうっ、んアッ、い、あ、」
「お前はもう変態なんだな」
 チャコールが泣いてる。本当に悲しんでる。悲しませてしまった。
「……はい、変態に、……なりました……」
 お尻の奥がジュンとして、ぺニスからくぷっと汁が滴る。
「もう、俺はホモです。オカマです。……男の……ちんぽが、大好きな……大好きな……、う、うう、男のちんぽが大好きです……、ごめんなさい、」
「あの、ジャロリーノが……」
 胸が苦しい。
「う、うう、ご、ごめんなさあい、ごめんなさあい、許してぇ、ごめんなさあい、うああ、ああああ」
 苦しくて辛くて泣きじゃくりながら許しを乞うた。
「あのジャロリーノが、こんなちんこにして、勃起させて、」
 チャコールがぺニスをスリスリと指で撫でながら、竿に横から吸い付いた。
「ひうっ!」
 はあ、くちゅ、じゅ、ちゅ、はあ、はあ、
 舌が執拗にジャロリーノの竿を舐めている。吐息と鼻息がかかる。
「あ、あ、チャコール、あ、あ、」
「男に舐められて喘いでんの?」
「あ、あん、あ、ごめ、なさ」
 ふーっ、ふーっ、と興奮した、そして怒りを滲ませた鼻息。
 鬼頭にしゃぶりつき、舌の根本からべろりと舐めあげた。
「ん、ひあっ、ああ、あぁぁぁ、ちゃこーるぅ、」
「こんなでかくして、反らせて、だらだら汁たらして、男にしゃぶられて、悦んで。どこに言っちゃったんだよ、俺の弟は。お前誰だよ、変態が!」
 シコシコ竿を磨き上げ、鬼頭を舌で執拗にねぶってくる。
「ああっ、ああっ、ああっ」
「ジャロリーノはこんなイヤらしいちんこしてなかったし、男相手にそんなメス声なんてあげないんだよ!」
 鈴口に舌がねじ込まれる。
「んほおぉ!」
「気色悪い声だしやがって! どうしてだよ、なんでだよ、純粋で可愛かったのに、あんなに可愛かったのにな、あんなに、どうしてこんな、ん、む、」
 チャコールの口の中にぺニスが飲み込まれて行く。
「んはあ! あ、あ、チャコールうっ、チャコールっ、しゃぶってる、チャコールにちんぽを犯されてるうぅ」
 チャコールの髪をにぎり、撫で上げ、掻き回して、快感に悶えた。味わうような舌使いと吸引力にちんこと腰が持っていかれる。
 涙が止まらない。
 涎が垂れるくらい気持ちいい。
 じゅぷじゅぷと音がする。イヤらしい。
「兄さぁん」
 いく、あ、だめ。
「兄さんでちゃうぅ、兄さんのお口に射精しちゃう」
 ジャロリーノはチャコールの頭を抱き締めて、小刻みに腰を振った。こんなことしたら、また悲しませてしまう。
「んっ、ふ、んふ、ぐちゅ、うぐ、ちゅ、ん、」
 それに合わせてチャコールも頭を上下させる。
 悲しんでないの? 大丈夫? 出していいの? チャコール。
「あっあっあっでるっでるっでるっ」
 ヂュウぅぅぅ
「あああーーーー!」
 どぴゅ!
「あ、……あ、……あ、ぁ」
 どく、どく、どく、
 射精した。チャコールの口の中に。しかも注ぎ込んでいる。チャコールはそれを、舌の奥を使って残さず飲み干そうとしていた。
 はあ、はー、はー、はあ、はあ、
 ジャロリーノは肩で息をはき、ゆっくりとチャコールの頭を離した。それでもチャコールはまだぺニスを飲み込んでいる。
 そして目元を上気させてぺニスから顔をあげて、唇をなぞりながら微笑んだ。
「やっといただけました、……ジャロリーノ様……」

 続く
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