虹の向こうの少年たち
北限の大国、アウロラ王国。
氷と雪と星の神々が輝く、美しくも冷徹な超大国。
それを統べるのは、四つの王家だった。
ビスマス王家。
グロウ王家。
ダン王家。
ネイプルス王家。
ジャロリーノは、四王家の一つ、ネイプルス家の末の王子である。
歳は十五。
黒金の艶をもつ金髪と、オリーブのような緑の目をした少年だった。
アウロラ王国は隣国との戦争が終結したばかり。
その戦争は、ジャロリーノの兄たちの死から始まっていた。
兄たちの『非業の死』は、戦争と共に終結をした。
けれど、ジャロリーノの苦しみは終わらなかった。
毎夜、おぞましい夢を見て、はしたない欲望を抱き、そんな自分を嫌悪して生きていた。
ジャロリーノは、兄たちの死の場にいた。
その時の記憶は、無い。
人々はジャロリーノを悲劇の王子と呼んだ。
不憫な王子とも揶揄した。
そんなジャロリーノを取り巻く少年たちの苦しみも、終わらなかった。
生まれてはならない恋、認めてはならない愛。
氷のような現実のその下で、少年たちの幾つもの恋が絡み合い、苛み、氷解を待つ。
季節は冬。
もうすぐ、悲劇の星祭りがやってくる……。
近親相姦・残酷表現有り
苦手な方はご注意を
氷と雪と星の神々が輝く、美しくも冷徹な超大国。
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けれど、ジャロリーノの苦しみは終わらなかった。
毎夜、おぞましい夢を見て、はしたない欲望を抱き、そんな自分を嫌悪して生きていた。
ジャロリーノは、兄たちの死の場にいた。
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人々はジャロリーノを悲劇の王子と呼んだ。
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そんなジャロリーノを取り巻く少年たちの苦しみも、終わらなかった。
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心に深い傷を負った雅貴と、悲惨な身の上の藍。
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退会済ユーザのコメントです
幽香様
お読みいただきありがとうございます。
感想を下さって、本当にありがとうございます!!!
そして美しい言葉を、ありがとうございます。
この物語が幽香様にズドンと衝撃のようなものを与えたことは、キャラクターたちにとって幸せ以外のなにものでもなく、私にとっても喜び以外のなにものでもありません!
長きに渡り……執筆……しておりますが、あまりにも遅筆ということでもあります。はは。
面目ありません。
コツコツ書いては消しを繰り返しております……。
このような見つけにくい作品を読んでくださっただけでも感謝が尽きません。そればかりか、更新を楽しみにしていると、……。
励みになります、頑張ります!
はじめまして。
私もこの作品大好きで、ちょいちょい読み直してはニヤニヤしているうちの一人です 笑
かわいそうだけどエロかわいいジャロリーノに とにかく幸せになって欲しいです!!
ジャロリーノを巡る周りの動きにもニヤニヤしてしまってます。
続きは大変気になるところですが、気長に待ちますので、また気が向いた時にでも更新があると とっても嬉しいです!!
突然のコメント失礼しましたm(__)m
mayone713様。
ありがとうございます。
ありがとうございます!
何度も読んでくださり、ジャロリーノをエロかわいいと思ってくださって!
ほんとうにありがとうございます!
幸せを願ってくださって、ありがとうございます!
いただいた感想を読んだときには、神に感謝いたしました。
周りの動きにも注目していただけていて感無量でございます。
BLなのに、恋愛とは関係のないことばかりに重点を置いてしまってるかなと思いつつも、自分の書きたいように周りのキャラクターを書いてまいりました。
ブラウザバックされても仕方がないと諦めていたので、そこを注目していただけたことがほんとうに嬉しいです。
更新を待ってくださっている!
嬉しすぎて毎日更新したいくらいです。
毎日というのは難しいですが、筆を折らずに書き進めてまいります。
ご期待に添えるストーリーになるかはわかりませんが、どうぞよろしくお願いいたします。
十龍。
突然すいません。このお話が好き過ぎて何度も読み返させて頂いております。ジャロが誰と最終的にくっつくのか、楽しみで仕方ないです。ジャロが幸せになってくれることを祈るばかりです。影ながら応援しております。
帽子屋様。
感想をありがとうございます。
正直なところ、読んでいてくれる方がいるとは思っていなかったので、大変驚きました。
ビックリです。
嬉しすぎて言葉が出ませんでした。
ジャロリーノの行く末と幸せを祈ってくださってる、それが本気で嬉しくて嬉しくてなりません。
というか読んでくれてる人いたんだ!!
まじか!
孤独じゃなかった!
ありがとう!
もうこれに尽きます!
ありがとうございます。
この先らどのようにストーリーを進めていくか、まだ迷い中ですが……、帽子屋様のお陰で更新するモチベーションが盛り返しました。
今後もどうか、ジャロリーノを見守ってください!
感謝感激です!
ありがとうございます!
近親恋愛物…………(ФωФ)
未開拓でしたが、独特ながらも中々良いですね……。
(Twitterの月見町です、感想書くの遅れてすいません(´・ω・`))
お読みいただきありがとうございます。
というか、読んでくださいってお願いした身でありながら、本当に読んでいただけて涙でそうです。
ありがとうございます。
独特とは思わず書き進めておりました。
近親物と、あとなんかよくわかんない主従物と親友物と……好きなものを詰め込みすぎたかもしれません。
良いと言っていただけて……天に昇りそう……
ありがとうございます!
少しでも楽しんでいただけていたら良いな!