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0話目!チュートリアル①
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そう言えば、白さんはこれから用事があるとかで一緒に買い物に行けないらしい。それで、玄関に代わりに呼んでくれてる人がいるらしいが――。
「遅い!」
開口一番に指を差され、そう言われた。
「ちょっと、レディを待たすなんてどうかしてんじゃない?」
玄関には、ピンク色の髪をした少しキツめの可愛い女の子がいた。髪は僕の時代からすると、一昔前のギャルがしていた盛り髪というやつだろうか。髪のトップを持っていて、肩より少し短い髪はゆるやかにウェーブしている。盛ってあるトップの手前には三つ編みが横耳から耳にかけて編んである。大きな猫目にエメラルドの瞳。凄く綺麗な目の色だ。まつ毛と爪は髪と同じピンク色。目蓋はピンクとブラウンのアイシャドウで纏められていて、頬もうっすらピンク色に染まっている。唇も赤よりは薄づきのピンクで、とにかく全体的にピンクで纏められている。耳には蝶のモチーフのピアスをしており、まるで蝶が飛んでいるかのようにユラユラと揺れている。服装は白さんたちと同様、和洋折衷で、丈の短い羽織の下は洋服で、下は丈の短いスカートだ。白のニーハイソックスを穿いており、膝下までの赤のブーツを履いている。
「まぁ、白姉から色々事情は聞いてるし、今回のことは多めにみてあげる」
彼女は両腰に手を当てて、フンと鼻を鳴らしてふんぞり返った。化粧は少し濃いけど、可愛い子は何しても可愛いんだなと思った。
「す、すいません。さっき起きたばっかりで、急いでご飯も食べたつもりだったんですけど…」
「別に良いわよ。今回は多めにみてあげるって言ったでしょ! それより、アンタ名前は?」
彼女の問に、自己紹介してなかったことを気付かされ、僕は慌てて姿勢を正して、勢い良く礼をした。
「山上拓斗と申します! よろしくお願いします!」
会社のノリで自己紹介してしまい、彼女は僕の勢いに押されて、少し身を逸らした。
「ちょっ! そんなかしこまんなくて良いって!」
「あ、すいません…。なんか会社のノリでつい…」
「社畜の見に染み付いた習慣ってやつ? まぁ、別に良いけど…。あたしは、桜。普通に桜って呼んで。あんま硬っ苦しいのって好きじゃないのよね。あと、敬語もいらないから」
「えっ、でも」
「でもじゃない! アンタが使用人モドキとかそうじゃないとか関係ないし。あたしはただ、敬語とかそういうのが好きじゃないの! あたしもこの敬語は使わないし、アンタのことはタクトって呼ぶし」
今度は僕の方が、桜さん――いや、桜の勢いに気圧されて、「はっはい…!」と、慌てて返事をするはめになった。が、ついうっかり、敬語で返事をしてしまい、桜にギロリと睨まれることになる。
「あっ、いや、うん!」
「よろしい」
桜は僕が普通の口調に直すのを聞いたあと、満足そうに笑い、パチンと指を鳴らした。
「では、早速買い物に参ろうか! タクトくん」
桜はわざと僕の名前を君付けし、悪戯に笑って、僕を買い物へと促した。
桜が指を鳴らすと、目の前に半透明な大きな扉が出てきた。景色を透過しているけど、ちゃんと立体として見える不思議な扉。その扉はまるで水で出来ているかのような透明度で、普通の扉しか見たことの無い僕には、それだけでもう幻想的に見えた。
「はぁ…」
感嘆の溜息を吐くと、桜はそんな僕を可笑しそうに笑った。
「こんなもんで何感動してんの? あんたも練習さえすればこんくらい出来るようにはなるっしょ」
「え!? 僕にも魔法が使えるの!?」
「さぁ? それはやってみなきゃわかんないけど、もしかしたら使えるかもよ?」
そう言って、悪戯に笑って僕にウィンクする桜に、僕は期待で胸が膨らんだ。もし、僕にも魔法が使えるのなら、それは願ってもないことだ。期待に胸を踊らせていると、桜また、可笑しそうにクスクスと笑った。
「さ、さっさと街に行くわよ」
「遅い!」
開口一番に指を差され、そう言われた。
「ちょっと、レディを待たすなんてどうかしてんじゃない?」
玄関には、ピンク色の髪をした少しキツめの可愛い女の子がいた。髪は僕の時代からすると、一昔前のギャルがしていた盛り髪というやつだろうか。髪のトップを持っていて、肩より少し短い髪はゆるやかにウェーブしている。盛ってあるトップの手前には三つ編みが横耳から耳にかけて編んである。大きな猫目にエメラルドの瞳。凄く綺麗な目の色だ。まつ毛と爪は髪と同じピンク色。目蓋はピンクとブラウンのアイシャドウで纏められていて、頬もうっすらピンク色に染まっている。唇も赤よりは薄づきのピンクで、とにかく全体的にピンクで纏められている。耳には蝶のモチーフのピアスをしており、まるで蝶が飛んでいるかのようにユラユラと揺れている。服装は白さんたちと同様、和洋折衷で、丈の短い羽織の下は洋服で、下は丈の短いスカートだ。白のニーハイソックスを穿いており、膝下までの赤のブーツを履いている。
「まぁ、白姉から色々事情は聞いてるし、今回のことは多めにみてあげる」
彼女は両腰に手を当てて、フンと鼻を鳴らしてふんぞり返った。化粧は少し濃いけど、可愛い子は何しても可愛いんだなと思った。
「す、すいません。さっき起きたばっかりで、急いでご飯も食べたつもりだったんですけど…」
「別に良いわよ。今回は多めにみてあげるって言ったでしょ! それより、アンタ名前は?」
彼女の問に、自己紹介してなかったことを気付かされ、僕は慌てて姿勢を正して、勢い良く礼をした。
「山上拓斗と申します! よろしくお願いします!」
会社のノリで自己紹介してしまい、彼女は僕の勢いに押されて、少し身を逸らした。
「ちょっ! そんなかしこまんなくて良いって!」
「あ、すいません…。なんか会社のノリでつい…」
「社畜の見に染み付いた習慣ってやつ? まぁ、別に良いけど…。あたしは、桜。普通に桜って呼んで。あんま硬っ苦しいのって好きじゃないのよね。あと、敬語もいらないから」
「えっ、でも」
「でもじゃない! アンタが使用人モドキとかそうじゃないとか関係ないし。あたしはただ、敬語とかそういうのが好きじゃないの! あたしもこの敬語は使わないし、アンタのことはタクトって呼ぶし」
今度は僕の方が、桜さん――いや、桜の勢いに気圧されて、「はっはい…!」と、慌てて返事をするはめになった。が、ついうっかり、敬語で返事をしてしまい、桜にギロリと睨まれることになる。
「あっ、いや、うん!」
「よろしい」
桜は僕が普通の口調に直すのを聞いたあと、満足そうに笑い、パチンと指を鳴らした。
「では、早速買い物に参ろうか! タクトくん」
桜はわざと僕の名前を君付けし、悪戯に笑って、僕を買い物へと促した。
桜が指を鳴らすと、目の前に半透明な大きな扉が出てきた。景色を透過しているけど、ちゃんと立体として見える不思議な扉。その扉はまるで水で出来ているかのような透明度で、普通の扉しか見たことの無い僕には、それだけでもう幻想的に見えた。
「はぁ…」
感嘆の溜息を吐くと、桜はそんな僕を可笑しそうに笑った。
「こんなもんで何感動してんの? あんたも練習さえすればこんくらい出来るようにはなるっしょ」
「え!? 僕にも魔法が使えるの!?」
「さぁ? それはやってみなきゃわかんないけど、もしかしたら使えるかもよ?」
そう言って、悪戯に笑って僕にウィンクする桜に、僕は期待で胸が膨らんだ。もし、僕にも魔法が使えるのなら、それは願ってもないことだ。期待に胸を踊らせていると、桜また、可笑しそうにクスクスと笑った。
「さ、さっさと街に行くわよ」
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