42 / 173
0話目!チュートリアル①
0-6
しおりを挟む
僕らは山を下りて、街へと向かいながら桜に他愛ない質問などをしていた。
「そう言えば、みんなは桜たちが神様だって気付くようなことはあるの? 見た目はそこまで普通の人と大差ないけど…」
人離れした美しさを除いては、他の人と大差ないように見える。あとは髪とまつ毛と爪の色が同じだという細かい点くらいだろうか。
「なんか、神様は特別美人だとか、そういう特徴が伝わってるみたいで、美人だとそれだけで疑われたりするわね」
「あ、やっぱそうなんだ」
「あたしたちは家族でお互い顔も見慣れてるから美人かどうかはわかんないけど、確かに普通の人達とは少し変わった顔立ちをしてると思う」
「さっき神様だってバレたら困ることとかあるみたいなこと言ってたけど、それって例えば?」
「あー、それは、神様と疑われたりするだけなら良いんだけど、確信を持たれたりすると、神様なら願いを叶えてくれとか、どうして他の人は幸せなのに私は不幸なんですかーとか、神様ならなんでもできるだろって、みんな神様頼みになるか、不平等だってすっごい文句垂れ流されたりね。面倒臭いと言えば面倒臭いのよ。でも、ま、殆どの人が神様なんて居ないだろうとか、信仰的な意味合いで神様にお祈りしたりするくらいだから、実際に目の前に神様がいるなんて思わないから滅多にバレたりしないけどね。だから、そういう意味でも白姉は慎重過ぎなのよねー」
「なるほど」
この世界の神様がどんなものかは知らないけど、やっぱり神様は気軽にそこらへん歩いてないと思うのは、この世界でも同じ事なのだろう。
そんな話をしていると、視界いっぱいだった青々とした木々が開け、目の前に街へと続く道が現れた。もうここからでも街の景色が見える。その街は白を基調とした建物が多く並んでおり、ヨーロッパなどにありそうな西洋風の見た目をしていた。
「今からあそこに行くんだ…!」
「そうよ、はしゃぎ過ぎて迷子になんないようにね」
僕は桜の後ろを着いて行き、一緒に街へと向かった。
街へ行く途中、様々な動物や植物を見て、それだけでテンションが上がった。見たことの無い植物を見て、指を差してあれはなんだ、これはなんだと桜に聞いてると、桜に「アンタはまるで幼稚園児みたいね」と、笑われた。確かに今の僕は、初めて目にするものに興奮する園児のようなものなのだろう。それでも、興奮を抑えられずにはいられなかった。だからと言って、桜も嫌では無い様子で、僕らの道のりは笑いと話が絶えなかった。
「そう言えば、みんなは桜たちが神様だって気付くようなことはあるの? 見た目はそこまで普通の人と大差ないけど…」
人離れした美しさを除いては、他の人と大差ないように見える。あとは髪とまつ毛と爪の色が同じだという細かい点くらいだろうか。
「なんか、神様は特別美人だとか、そういう特徴が伝わってるみたいで、美人だとそれだけで疑われたりするわね」
「あ、やっぱそうなんだ」
「あたしたちは家族でお互い顔も見慣れてるから美人かどうかはわかんないけど、確かに普通の人達とは少し変わった顔立ちをしてると思う」
「さっき神様だってバレたら困ることとかあるみたいなこと言ってたけど、それって例えば?」
「あー、それは、神様と疑われたりするだけなら良いんだけど、確信を持たれたりすると、神様なら願いを叶えてくれとか、どうして他の人は幸せなのに私は不幸なんですかーとか、神様ならなんでもできるだろって、みんな神様頼みになるか、不平等だってすっごい文句垂れ流されたりね。面倒臭いと言えば面倒臭いのよ。でも、ま、殆どの人が神様なんて居ないだろうとか、信仰的な意味合いで神様にお祈りしたりするくらいだから、実際に目の前に神様がいるなんて思わないから滅多にバレたりしないけどね。だから、そういう意味でも白姉は慎重過ぎなのよねー」
「なるほど」
この世界の神様がどんなものかは知らないけど、やっぱり神様は気軽にそこらへん歩いてないと思うのは、この世界でも同じ事なのだろう。
そんな話をしていると、視界いっぱいだった青々とした木々が開け、目の前に街へと続く道が現れた。もうここからでも街の景色が見える。その街は白を基調とした建物が多く並んでおり、ヨーロッパなどにありそうな西洋風の見た目をしていた。
「今からあそこに行くんだ…!」
「そうよ、はしゃぎ過ぎて迷子になんないようにね」
僕は桜の後ろを着いて行き、一緒に街へと向かった。
街へ行く途中、様々な動物や植物を見て、それだけでテンションが上がった。見たことの無い植物を見て、指を差してあれはなんだ、これはなんだと桜に聞いてると、桜に「アンタはまるで幼稚園児みたいね」と、笑われた。確かに今の僕は、初めて目にするものに興奮する園児のようなものなのだろう。それでも、興奮を抑えられずにはいられなかった。だからと言って、桜も嫌では無い様子で、僕らの道のりは笑いと話が絶えなかった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
『異世界ごはん、はじめました!』 ~料理研究家は転生先でも胃袋から世界を救う~
チャチャ
ファンタジー
味のない異世界に転生したのは、料理研究家の 私!?
魔法効果つきの“ごはん”で人を癒やし、王子を 虜に、ついには王宮キッチンまで!
心と身体を温める“スキル付き料理が、世界を 変えていく--
美味しい笑顔があふれる、異世界グルメファン タジー!
ラストアタック!〜御者のオッサン、棚ぼたで最強になる〜
KeyBow
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞奨励賞受賞
ディノッゾ、36歳。職業、馬車の御者。
諸国を旅するのを生き甲斐としながらも、その実態は、酒と女が好きで、いつかは楽して暮らしたいと願う、どこにでもいる平凡なオッサンだ。
そんな男が、ある日、傲慢なSランクパーティーが挑むドラゴンの討伐に、くじ引きによって理不尽な捨て駒として巻き込まれる。
捨て駒として先行させられたディノッゾの馬車。竜との遭遇地点として聞かされていた場所より、遥か手前でそれは起こった。天を覆う巨大な影―――ドラゴンの襲撃。馬車は木っ端微塵に砕け散り、ディノッゾは、同乗していたメイドの少女リリアと共に、死の淵へと叩き落された―――はずだった。
腕には、守るべきメイドの少女。
眼下には、Sランクパーティーさえも圧倒する、伝説のドラゴン。
―――それは、ただの不運な落下のはずだった。
崩れ落ちる崖から転落する際、杖代わりにしていただけの槍が、本当に、ただ偶然にも、ドラゴンのたった一つの弱点である『逆鱗』を貫いた。
その、あまりにも幸運な事故こそが、竜の命を絶つ『最後の一撃(ラストアタック)』となったことを、彼はまだ知らない。
死の淵から生還した彼が手に入れたのは、神の如き規格外の力と、彼を「師」と慕う、新たな仲間たちだった。
だが、その力の代償は、あまりにも大きい。
彼が何よりも愛していた“酒と女と気楽な旅”――
つまり平和で自堕落な生活そのものだった。
これは、英雄になるつもりのなかった「ただのオッサン」が、
守るべき者たちのため、そして亡き友との誓いのために、
いつしか、世界を救う伝説へと祭り上げられていく物語。
―――その勘違いと優しさが、やがて世界を揺るがす。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる