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悪役令嬢を追い込んだ王太子殿下こそが黒幕だったと知った私は、ざまぁすることにいたしました!
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ダリア様とクノーリ宰相殿が流刑のため移送されるその日に、クーデターを実行することが決まりました。
お父様は速やかに国家全体の軍に暗号によって秘密裏にクーデターを起こすことを伝え、全軍がその体制に入ります。
実行の日の朝、シトー宮殿では、看守がダリア様とクノーリ宰相殿が捕らわれている監獄の錠を開け、警察団に引き渡します。
「こっちへ来るんだ」
警察団に手錠に繋がれたふたりは、移送車へと乗せられます。
移送車に乗り込んできたクノーリ宰相殿が、驚いたように声を上げました。
「き、君は……!?」
父君の声を聞き、後ろから乗ってきたダリア様が彼の背中から顔を見せます。
「まぁっ! フローラ嬢じゃ、ございませんの!?
なぜ、このような場所に!?」
私は唇に指を当てました。
「どうぞ、お静かに」
ふたりは何かあると判断したのか、真剣な表情になり、唇を引き結びました。
私はおふたりの手錠を外すと、手短に説明いたします。
「これから、おふたりの無罪を晴らし、国王陛下及び王太子殿下の悪事を糾弾するため、私の父が中心となり、王の軍を上げてクーデターを起こします」
「なっ!?」
クノーリ宰相殿はこれ以上できないほどに目を大きくし、ダリア様はショックで口に手を当てていらっしゃいます。
「その間、おふたりを私のマナーハウスへと送迎いたします。そこにも兵を配しており、身の安全をお守りすることができます。どうぞ、ご無事で……」
そう告げて移送車から降りようとすると、クノーリ宰相殿に引き止められました。
「待ってくれ! 今、アルファード騎士隊長はどちらに?」
「お父様、は……騎士団を引き連れて、王宮へと向かっておりますわ」
「ならば、私もそちらへ合流しよう。私だけ傍観しているわけにはいかない」
「クノーリ宰相殿……」
すると、今度はダリア様が私にお尋ねなさいました。
「フローラ嬢、あなたはどちらへ向かわれるつもりですの?」
「私、は……王太子殿下に婚約破棄を告げにまいります。私の手で、幕引きするために」
「でしたら、私もお供いたしますわ。私、王太子殿下にお伝えしたいことがありますので」
クノーリ宰相殿がそれを聞き、たいそう狼狽いたしました。
「ふたりとも、マナーハウスへと向かうのだ! 国王陛下が捕らえられれば、王太子殿下も捕まり、自然と婚約破棄となる。身の安全を第一に考えるのだ!」
ご心配なさるクノーリ宰相殿のお気持ちは、分かります。
けれど……
「どうか、行かせて下さいませ。これは私たち、女としての意地なのです。大丈夫ですわ、王室騎士団の護衛を連れてまいりますので」
「お父様、お願いいたします。私、このままでは、気持ちが収まりませんわ」
クノーリ宰相殿は悩んだ末に、渋々承知してくださいました。
お父様は速やかに国家全体の軍に暗号によって秘密裏にクーデターを起こすことを伝え、全軍がその体制に入ります。
実行の日の朝、シトー宮殿では、看守がダリア様とクノーリ宰相殿が捕らわれている監獄の錠を開け、警察団に引き渡します。
「こっちへ来るんだ」
警察団に手錠に繋がれたふたりは、移送車へと乗せられます。
移送車に乗り込んできたクノーリ宰相殿が、驚いたように声を上げました。
「き、君は……!?」
父君の声を聞き、後ろから乗ってきたダリア様が彼の背中から顔を見せます。
「まぁっ! フローラ嬢じゃ、ございませんの!?
なぜ、このような場所に!?」
私は唇に指を当てました。
「どうぞ、お静かに」
ふたりは何かあると判断したのか、真剣な表情になり、唇を引き結びました。
私はおふたりの手錠を外すと、手短に説明いたします。
「これから、おふたりの無罪を晴らし、国王陛下及び王太子殿下の悪事を糾弾するため、私の父が中心となり、王の軍を上げてクーデターを起こします」
「なっ!?」
クノーリ宰相殿はこれ以上できないほどに目を大きくし、ダリア様はショックで口に手を当てていらっしゃいます。
「その間、おふたりを私のマナーハウスへと送迎いたします。そこにも兵を配しており、身の安全をお守りすることができます。どうぞ、ご無事で……」
そう告げて移送車から降りようとすると、クノーリ宰相殿に引き止められました。
「待ってくれ! 今、アルファード騎士隊長はどちらに?」
「お父様、は……騎士団を引き連れて、王宮へと向かっておりますわ」
「ならば、私もそちらへ合流しよう。私だけ傍観しているわけにはいかない」
「クノーリ宰相殿……」
すると、今度はダリア様が私にお尋ねなさいました。
「フローラ嬢、あなたはどちらへ向かわれるつもりですの?」
「私、は……王太子殿下に婚約破棄を告げにまいります。私の手で、幕引きするために」
「でしたら、私もお供いたしますわ。私、王太子殿下にお伝えしたいことがありますので」
クノーリ宰相殿がそれを聞き、たいそう狼狽いたしました。
「ふたりとも、マナーハウスへと向かうのだ! 国王陛下が捕らえられれば、王太子殿下も捕まり、自然と婚約破棄となる。身の安全を第一に考えるのだ!」
ご心配なさるクノーリ宰相殿のお気持ちは、分かります。
けれど……
「どうか、行かせて下さいませ。これは私たち、女としての意地なのです。大丈夫ですわ、王室騎士団の護衛を連れてまいりますので」
「お父様、お願いいたします。私、このままでは、気持ちが収まりませんわ」
クノーリ宰相殿は悩んだ末に、渋々承知してくださいました。
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