<完結>【R18】バレンタインデーに可愛い後輩ワンコを食べるつもりが、ドS狼に豹変されて美味しく食べられちゃいました♡

奏音 美都

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ワンコとご飯


「え……」

 これ以上ないぐらいさらに目を見開き、茫然自失の柚木くん。

 あ。

 あ……

 わぁーーーっっ!!
 つい、出来心が出てしまったぁっっ!!

「……だって……原田先輩から、チョコ。もらって、ないし……」

 えっ、そこなんだ?
 でも……チョコを渡すってことは、柚木くんにとっては『告白』って意味になるんだよね……

 だからと言って、このシチュエーションで渡さないっていうのも……

 少し考えた後、側に置いてあったカバンから綺麗にラッピングされた箱を取り出すと、柚木くんに差し出した。

 もともと、柚木くんに渡そうと思ってたわけだし……

「ど、うぞ……」

 こんな時に気の利いた台詞とか、全然思いつかない。

「え……先輩、これ……朝から、持ってたんですか?」

 改めて言われると……恥ずかしいんだけど……)

「正確には……昨日の夜から、かな//」
「……すっげぇ嬉しい!! わっ! っじゃなくて……
 すごく……嬉しいですっ!!」

 柚木くんの瞳が輝き、眩しいくらいの笑顔が溢れる。

 この顔を……私がさせてるんだ……///)

 キュンという胸の疼きと共に、私の身体が熱を持つ。

 どうしよ……これ、絶対私が告白してると思ってるよね……
 でも、今は……何も考えられないくらい、柚木くんが欲しくなってる……

「私も……嬉しい……」

 そう柚木くんの耳元で囁くと、顔を覗き込む。

 欲情の籠もった瞳で見つめる私にハッとした後、微睡むような瞳で応え、誘われるように顔を近づけてきた……

 スイッチ、入りそう……

 私は欲情するとスイッチが入って理性を忘れてしまう。相手の身体が欲しくてたまらなくなるのだ。

 温かくて柔らかい柚木くんの唇の感触にウットリする……

「ハァ……柚木くんの唇、気持ちいい……」
「せん、ぱい……」

 柚木くんが切ない瞳で見つめる。

 あぁ、タマんない……

 下半身が熱くなって、トクンッと震えた。

 もっと、感じたい……

「柚木くん……口、開けて?」

 私は舌先で柚木くんの唇をノックすると、柚木くんは僅かに唇を開いた。

 あぁ……柚木くんとキス、してるんだ……

 ゾクゾクと興奮が湧き上がる。

 柚木くんの口内をじっくりと確かめるように舌で舐め回す。

「んっ、ハァッ……」

 切ない吐息を漏らした柚木くんの声を聞いて、私の下半身が疼きだす。

 ヤバい、すっごい興奮してきた……

 柚木くんの舌を絡ませると優しくチュウと吸ってみた。ピクンッと小さく柚木くんの身体が震える。

 可愛すぎだし、その反応……

 膝立ちが辛くなってきたので、柚木くんの首に腕を絡ませると体操座りしていた柚木くんの上に乗っかった。

「は、原田先輩っっ///」

 柚木くんはこれ以上ならないだろうというくらい真っ赤になった顔で動揺していた。

 煽られる……

「柚木くん、可愛い」

 クスッと笑うと再び唇を重ねた。今度は抵抗なく柚木くんが口を開けてくれた。次第に熱を帯びていく口づけに柚木くんの興奮も高まったのか、最初はされるがままだったのが私の舌に追い縋り絡みついてくるようになった。

 居酒屋の2階の個室に、ピチャピチャとお互いの愛液が混ざり合う卑猥な音が響く。

 溶けそうなぐらい、気持ちいい……

 唇から身体中に広がっていく快感に恍惚する。と同時に、もっと貪りたくて……更に激しく舌を絡ませると強く吸い付いた。

 そのまま唇を合わせた状態で口づけていると……

「んっ!! んんぅふっっ!!」

 柚木くんが呼吸できなくて苦しくなったみたいで、後ろに倒れそうになった。

 その瞬間、何かを掴むように腕がテーブルに当たり、その拍子にテーブルに置いてあった『お会計呼び出しボタン』が転がり落ち……


「ピンポーン」


ーースイッチ、切れた。

 わわっ、店員さん来ちゃうっっ!!

 慌てて二人とも体制を立て直し、来た時と同じように向かい合わせに座った途端、

「お会計でよろしいですか?」

 障子が開いて、店員さんが顔を覗かせた。

『はい、お願いします……』
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