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ワンコと2軒目
3
ドキューーーーーン!!
や、ヤバい。もう、無理……
連れて帰る。
「柚木くん、ここ、外だし……もっと落ち着いて話できるとこ、行こ?
私の家、すぐ近くなの」
柚木くんは素直に頷いた。
どうしよう。襲ってもいいのかな……こんなに真剣に告白、してくれたのに。
私はそんな気持ちに応えられないのに欲情してるなんて、最低だよね。
でも柚木くんに、すごく触れたい。
今すぐにでも、熱を感じたくてたまらない。
「ちょっ、原田先輩……大丈夫ですか?」
柚木くんに腕を絡ませて少し身体を傾けて歩く私に、柚木くんは動揺しながらも心配そうに声をかけた。
ドギマギしてる……可愛い。
「ご、めん。ちょっと酔っちゃったかも……」
なんて、ほんとは酔っぱらってないけど。
酔っ払ったふりして柚木くんを家に連れ込んで、その勢いで……ムフフ。
なんて悪巧みしてたら、ハイヒールがマンホールの穴に見事に嵌り、
「わわっ!!」
バランスを崩して倒れそうになる。瞬間、柚木くんが私の腕を掴んで胸に引き寄せた。
「大丈夫ですか!?」
片方のヒールはマンホールの穴にささったまま。もう片方はバランスを崩した拍子に脱げてしまった。抱き寄せられて柚木くんに見上げられた途端、目の前にある柚木くんの唇にトクン、と鼓動が跳ねる。
「う、うん……」
さっき、柚木くんとキスしたはずなのに……唇が触れそうな距離にある今の方がドキドキしてるなんて……
「原田先輩、本当に酔っぱらってたんですね……僕、もしかして演技なのかな、って思ってました」
ギクッ。演技、だったんだけど。
誘惑しようとしてたのに、こんな恥ずかしい姿見せることになるなんて……しかも、私の方が逆にドキドキさせられてるし。
「ちょっと、待ってて下さいね」
そう言って柚木くんはささってしまったハイヒールをマンホールから抜き、落ちてしまったもう片方のヒールも拾うと私の方に嬉しそうに戻ってきた。
まるで、ボールを見つけて戻ってきたワンコみたい……
柚木くんは片膝をつくと、恭しくヒールを私の足元へと差し出した。
「なっ……」
なに!?
「さぁ、どうぞ、シンデレラ。あ、シンデレラは片足だけでしたっけ、靴をなくしたのは」
恥ずかしい……けれど、ストッキングで帰るわけにも行かず、大人しく柚木くんにヒールを履かせてもらう。
「ありが、と……」
「僕、原田先輩の忠実なワンコですから♪」
柚木くんはサッと立ち上がると、私に腕を差し出した。
「えっ?」
「しっかり掴まってて下さい。また、倒れないように」
なん、だか……柚木くんに、ペース持ってかれてる気がする。
少し悔しい気持ちになりながらも、大人しく柚木くんの腕に自分の腕を絡めた。すると、すぐ横の柚木くんの顔がみるみる赤くなり、腕に力が入って硬直してきた。
フフッ、あんなこと言っておきながら、実は緊張してたんだ。頑張っちゃって、柚木くん……
なんかもぉ、そんなとこが堪らなく可愛い。
や、ヤバい。もう、無理……
連れて帰る。
「柚木くん、ここ、外だし……もっと落ち着いて話できるとこ、行こ?
私の家、すぐ近くなの」
柚木くんは素直に頷いた。
どうしよう。襲ってもいいのかな……こんなに真剣に告白、してくれたのに。
私はそんな気持ちに応えられないのに欲情してるなんて、最低だよね。
でも柚木くんに、すごく触れたい。
今すぐにでも、熱を感じたくてたまらない。
「ちょっ、原田先輩……大丈夫ですか?」
柚木くんに腕を絡ませて少し身体を傾けて歩く私に、柚木くんは動揺しながらも心配そうに声をかけた。
ドギマギしてる……可愛い。
「ご、めん。ちょっと酔っちゃったかも……」
なんて、ほんとは酔っぱらってないけど。
酔っ払ったふりして柚木くんを家に連れ込んで、その勢いで……ムフフ。
なんて悪巧みしてたら、ハイヒールがマンホールの穴に見事に嵌り、
「わわっ!!」
バランスを崩して倒れそうになる。瞬間、柚木くんが私の腕を掴んで胸に引き寄せた。
「大丈夫ですか!?」
片方のヒールはマンホールの穴にささったまま。もう片方はバランスを崩した拍子に脱げてしまった。抱き寄せられて柚木くんに見上げられた途端、目の前にある柚木くんの唇にトクン、と鼓動が跳ねる。
「う、うん……」
さっき、柚木くんとキスしたはずなのに……唇が触れそうな距離にある今の方がドキドキしてるなんて……
「原田先輩、本当に酔っぱらってたんですね……僕、もしかして演技なのかな、って思ってました」
ギクッ。演技、だったんだけど。
誘惑しようとしてたのに、こんな恥ずかしい姿見せることになるなんて……しかも、私の方が逆にドキドキさせられてるし。
「ちょっと、待ってて下さいね」
そう言って柚木くんはささってしまったハイヒールをマンホールから抜き、落ちてしまったもう片方のヒールも拾うと私の方に嬉しそうに戻ってきた。
まるで、ボールを見つけて戻ってきたワンコみたい……
柚木くんは片膝をつくと、恭しくヒールを私の足元へと差し出した。
「なっ……」
なに!?
「さぁ、どうぞ、シンデレラ。あ、シンデレラは片足だけでしたっけ、靴をなくしたのは」
恥ずかしい……けれど、ストッキングで帰るわけにも行かず、大人しく柚木くんにヒールを履かせてもらう。
「ありが、と……」
「僕、原田先輩の忠実なワンコですから♪」
柚木くんはサッと立ち上がると、私に腕を差し出した。
「えっ?」
「しっかり掴まってて下さい。また、倒れないように」
なん、だか……柚木くんに、ペース持ってかれてる気がする。
少し悔しい気持ちになりながらも、大人しく柚木くんの腕に自分の腕を絡めた。すると、すぐ横の柚木くんの顔がみるみる赤くなり、腕に力が入って硬直してきた。
フフッ、あんなこと言っておきながら、実は緊張してたんだ。頑張っちゃって、柚木くん……
なんかもぉ、そんなとこが堪らなく可愛い。
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