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エピローグ その1
2
赤くなって涙目の波留に、悪戯心が芽生える。
波留の方へ身体を傾けると甘く耳を噛んで、耳元で囁いた。
「私のこと、おかずにしてたんだ?」
「っ! スミマセンっっ!!」
波留の耳が真っ赤になる。
耳朶を舌でペロッと舐めると波留の身体がピクンッと揺れた。
「私のこと、想像で裸にしたり、とかしてたの?」
「……はい……///」
波留がコクン、と頷いた。
フフッ、可愛い……
波留の頬を手で包み込む。
「ねぇ、波留……いいんだよ、もっと自分の本心を見せても。
ほんとは、『僕』じゃなくて、『俺』って言ってるんでしょ?」
「あ……」
波留が口を抑える。
「可愛い波留も好きだけど…意地悪で強引な波留も、すっごいドキドキして好きだったよ……」
「原田先輩……」
「クスッ……美緒、でしょ?」
私は波留にウィンクして悪戯っぽく微笑んだ。
波留は萎縮したように身体を縮める。
「美緒、先輩が俺のこと、可愛い、可愛いって言うから……美緒先輩の可愛い後輩でいたくて……
別に自分を偽ってたわけじゃないですし、それ以外は素の自分……あ、でも格好いいとこ見せたくて頑張ってたり無理したりはしてたかも、しれないけど……
あっ!! でも、呼び捨てとかタメ口とかは考えてないんでっっ!!」
波留の必死さが可愛くて思わず頬が緩んでしまう。
格好いいとこ見せたくて頑張ってたんだ……
「これからは……もっと本当の波留を、私に見せて?」
「そんな風に言われたら……」
波留が後ろから腕を回して抱きつく。
「俺……美緒先輩から離れない、ですよ……///」
波留の温かみが背中から伝わってくる。
「いいよ。だって波留は私の可愛いワンコだもん」
うなじに吐息がかかり、首元に押し付けるように波留の唇が寄せられる。
「美緒先輩、だけ…ですよ?俺がワンコになるのは……///」
「知ってる……」
私は手を伸ばすと波留の頭を優しく撫でた。
「美緒先輩……大好き……」
波留の甘い声が耳元で囁かれる。
「私も……波留が好き……」
波留の方へと振り向くと、唇が引き寄せ合う。
「ン……」
波留の唇、やっぱり好き……
お互いの唇が開かれると舌を出し合って絡め合う。淫らな水音が響いて、私の熱が次第に上がっていく。
「美緒先輩……」
「ん?」
「今日会社、休んじゃいましょうか……?」
ッッ!!
波留から唇を離すとベッドからさっと下りて、サイドテーブルの下着に手を伸ばして掴んだ。
「シャワー、浴びてくる」
「えっ!! 先輩、今日ふたりで会社休んでイチャイチャしましょうよぉ~」
「ダメ! 仕事は仕事、だから。
波留も社会人なんだから、分かるでしょ?」
説教しながらも、波留の甘えた顔にクラクラする。
駄目。頬が、緩んじゃう……
「はい……」
シュン……
波留が残念そうに項垂れた。
玄関で慌しく靴を履きながら、後ろに立つ波留に声を掛ける。
「忘れ物、ない?」
「はいっ♪
でも、忘れてもまた来れるから大丈夫です」
「……じゃ、行くよ//」
バタン……
扉を閉めて鍵を掛けて、バッグに閉まった。
「美緒先輩……手、繋いでいいですか?」
「……会社の近くの駅に着くまで、なら。いいよ?」
「ふふっ、嬉しいです♪」
蕩けるような甘い笑顔を波留が私に向ける。
「……っっ///」
波留って……付き合うと更に甘えたになるんだ。か、可愛いけど…私、会社で耐えられるかな……
欲情に駆られて襲いかかりそう……
これからの可愛い後輩ワンコとの甘々な日々を想像して、私の胸は甘く柔らかく疼いた。
「美緒先輩?」
「なぁに?」
「大好きです!」
「っっ…///
その台詞、家以外で言うの禁止」
「えっ!! なんで、ですか?」
「っ……なんでもっ!!」
「ホワイトデー編」へと続きますので、そのままお付き合い下さると嬉しいです。
波留の方へ身体を傾けると甘く耳を噛んで、耳元で囁いた。
「私のこと、おかずにしてたんだ?」
「っ! スミマセンっっ!!」
波留の耳が真っ赤になる。
耳朶を舌でペロッと舐めると波留の身体がピクンッと揺れた。
「私のこと、想像で裸にしたり、とかしてたの?」
「……はい……///」
波留がコクン、と頷いた。
フフッ、可愛い……
波留の頬を手で包み込む。
「ねぇ、波留……いいんだよ、もっと自分の本心を見せても。
ほんとは、『僕』じゃなくて、『俺』って言ってるんでしょ?」
「あ……」
波留が口を抑える。
「可愛い波留も好きだけど…意地悪で強引な波留も、すっごいドキドキして好きだったよ……」
「原田先輩……」
「クスッ……美緒、でしょ?」
私は波留にウィンクして悪戯っぽく微笑んだ。
波留は萎縮したように身体を縮める。
「美緒、先輩が俺のこと、可愛い、可愛いって言うから……美緒先輩の可愛い後輩でいたくて……
別に自分を偽ってたわけじゃないですし、それ以外は素の自分……あ、でも格好いいとこ見せたくて頑張ってたり無理したりはしてたかも、しれないけど……
あっ!! でも、呼び捨てとかタメ口とかは考えてないんでっっ!!」
波留の必死さが可愛くて思わず頬が緩んでしまう。
格好いいとこ見せたくて頑張ってたんだ……
「これからは……もっと本当の波留を、私に見せて?」
「そんな風に言われたら……」
波留が後ろから腕を回して抱きつく。
「俺……美緒先輩から離れない、ですよ……///」
波留の温かみが背中から伝わってくる。
「いいよ。だって波留は私の可愛いワンコだもん」
うなじに吐息がかかり、首元に押し付けるように波留の唇が寄せられる。
「美緒先輩、だけ…ですよ?俺がワンコになるのは……///」
「知ってる……」
私は手を伸ばすと波留の頭を優しく撫でた。
「美緒先輩……大好き……」
波留の甘い声が耳元で囁かれる。
「私も……波留が好き……」
波留の方へと振り向くと、唇が引き寄せ合う。
「ン……」
波留の唇、やっぱり好き……
お互いの唇が開かれると舌を出し合って絡め合う。淫らな水音が響いて、私の熱が次第に上がっていく。
「美緒先輩……」
「ん?」
「今日会社、休んじゃいましょうか……?」
ッッ!!
波留から唇を離すとベッドからさっと下りて、サイドテーブルの下着に手を伸ばして掴んだ。
「シャワー、浴びてくる」
「えっ!! 先輩、今日ふたりで会社休んでイチャイチャしましょうよぉ~」
「ダメ! 仕事は仕事、だから。
波留も社会人なんだから、分かるでしょ?」
説教しながらも、波留の甘えた顔にクラクラする。
駄目。頬が、緩んじゃう……
「はい……」
シュン……
波留が残念そうに項垂れた。
玄関で慌しく靴を履きながら、後ろに立つ波留に声を掛ける。
「忘れ物、ない?」
「はいっ♪
でも、忘れてもまた来れるから大丈夫です」
「……じゃ、行くよ//」
バタン……
扉を閉めて鍵を掛けて、バッグに閉まった。
「美緒先輩……手、繋いでいいですか?」
「……会社の近くの駅に着くまで、なら。いいよ?」
「ふふっ、嬉しいです♪」
蕩けるような甘い笑顔を波留が私に向ける。
「……っっ///」
波留って……付き合うと更に甘えたになるんだ。か、可愛いけど…私、会社で耐えられるかな……
欲情に駆られて襲いかかりそう……
これからの可愛い後輩ワンコとの甘々な日々を想像して、私の胸は甘く柔らかく疼いた。
「美緒先輩?」
「なぁに?」
「大好きです!」
「っっ…///
その台詞、家以外で言うの禁止」
「えっ!! なんで、ですか?」
「っ……なんでもっ!!」
「ホワイトデー編」へと続きますので、そのままお付き合い下さると嬉しいです。
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