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ワンコと同棲!?
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ドキッ……
---じゃあ、家に来れば?
思わず、あの可愛い上目遣いに引き込まれて言い出しそうになる言葉を飲み込んだ。
……いやいやいやいやいや
まだ波留とは付き合って1ヶ月。
波留のことは凄く好きだし、大切にしたい……けど、心の中にいつも冷静な自分がいて、もしも……の場合を考えさせられる。
波留と一緒に住んでみて、もし別れることになってしまったら……?
今、慣れてしまっている一人の生活が二人となり、また一人に戻るだけ、なんてことにはならない。
きっと私は……波留の気配を、匂いを……空虚な部屋の中で求めてしまう。寂しさに押し潰されてしまう。
そんなことになったら……耐えられない。
波留もさすがに自分から一緒に住もうとは言い出しにくいみたいで(そうなったら、私のアパートに転がり込むことになる為だと思うケド)、私の言葉を忠犬ハチ公のごとく健気に待ち侘びている雰囲気が漂っていた。
「二年目になれば給料も少しは上がるし、引っ越しも出来るようになるわよ!」
努めて明るい声で波留の頭を撫でた。
「……そう、ですね」
寂しさの混じった波留の声が落とされた。
ごめんね、波留……
きっと、私が波留と同じ年だったら……ううん、あと3年でも若ければ……『一緒に住もう!』って言ってあげられたんだけど。
波留は、同棲したことあるのかな。
波留と一緒に住んだら……どんな生活になるんだろう。
甘い生活が待ってるのかな?
波留は今みたいに、ずっと私に尻尾振っててくれるかな……
「あ、すみません。こんな所で立ち尽くしてしまって……
じゃ、こちらにどうぞ」
波留がガラス戸を開けて、私を通してくれた。
いつもよりも少し、波留の態度が硬く感じた……
---じゃあ、家に来れば?
思わず、あの可愛い上目遣いに引き込まれて言い出しそうになる言葉を飲み込んだ。
……いやいやいやいやいや
まだ波留とは付き合って1ヶ月。
波留のことは凄く好きだし、大切にしたい……けど、心の中にいつも冷静な自分がいて、もしも……の場合を考えさせられる。
波留と一緒に住んでみて、もし別れることになってしまったら……?
今、慣れてしまっている一人の生活が二人となり、また一人に戻るだけ、なんてことにはならない。
きっと私は……波留の気配を、匂いを……空虚な部屋の中で求めてしまう。寂しさに押し潰されてしまう。
そんなことになったら……耐えられない。
波留もさすがに自分から一緒に住もうとは言い出しにくいみたいで(そうなったら、私のアパートに転がり込むことになる為だと思うケド)、私の言葉を忠犬ハチ公のごとく健気に待ち侘びている雰囲気が漂っていた。
「二年目になれば給料も少しは上がるし、引っ越しも出来るようになるわよ!」
努めて明るい声で波留の頭を撫でた。
「……そう、ですね」
寂しさの混じった波留の声が落とされた。
ごめんね、波留……
きっと、私が波留と同じ年だったら……ううん、あと3年でも若ければ……『一緒に住もう!』って言ってあげられたんだけど。
波留は、同棲したことあるのかな。
波留と一緒に住んだら……どんな生活になるんだろう。
甘い生活が待ってるのかな?
波留は今みたいに、ずっと私に尻尾振っててくれるかな……
「あ、すみません。こんな所で立ち尽くしてしまって……
じゃ、こちらにどうぞ」
波留がガラス戸を開けて、私を通してくれた。
いつもよりも少し、波留の態度が硬く感じた……
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