<本編完結!AS開始>【R18】愛するがゆえの罪 ー溜息が出るほど美しくて淫らな叔父と姪の禁断愛ストーリーー

奏音 美都

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変わらぬ思い

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 ロンドンからニューヨークまでの8時間のロングフライトでは、皆会議以外はひたすら黙って躰を休ませることに専念した。

 ニューヨーク、フィラデルフィア、シカゴと順調に日程をこなし、いよいよロサンゼルス。そして、ロサンゼルスから足を伸ばし、シリコンバレーのあるサンノゼへ。ここにも来栖財閥の支社があり、主に最先端のテクノロジーやIT分野を担っていた。

 ここに来たのはその研究所を見学する為だったが、大和と美姫にはここに来たもうひとつの目的があった。

 遼に、会う為だ。

 アメリカへ行ってからも、大和はLINEを通じて時々遼とやりとりしていた。今回の旅行で大和がサンノゼにある来栖財閥支社を訪ねることを知り、その近くに住んでるからぜひ会おうと言ってきたのだった。

 遼はシリコンバレーの中心に位置するセタンフォード大学に9月から入学する予定であり、今は知り合いから頼まれて研究所で手伝いをしている。

 セタンフォード大学は各種の大学ランキングで非常に高い評価を得ている大学であり、アメリカ国内では、最難関の5大学のひとつとされている。また、シリコンバレーの多くの会社の創設者の出身校としても知られてている。

 研究所はSRI(Setanford Research Institute)と呼ばれ、世界で最も大きな研究機関のひとつであり、大学本部の管理下にはなく、大学発のインキュベーション(事業の創出や創業を支援するサービス・活動のこと)やベンチャー企業の支援を目的とした独立した組織として運営されている。
 
 遼は、自分の夢に向かい、着実に進んでいた。

 全ての予定が終わり、今日は皆自由行動ということで、スケジュールは丸一日空いていた。

 朝、ホテルのロビーに下りると、青海学園大学のロゴTシャツにジーンズを履いた遼が大きく手を振っていた。大和も手を振り返し、美姫は笑みを見せた。

「迎えに来させて悪かったな」
「気にすんなって」

 構内は広いから自分が案内すると言って、遼はわざわざふたりが停まっているホテルまで迎えに来てくれたのだった。

「遼ちゃん、今日は時間とってくれてありがとう。忙しいんでしょ?」
「まぁな。でも、お前らが日本から来てんだからそれぐらいしねぇとな。
 てか、こんな近くに来てんのに、会わないとかありえねぇだろ!」

 いつもの調子の遼に、大和と美姫はそれまでの仕事の疲れも忘れ、笑顔になった。

 ホテルのロータリーには、大和の見覚えのある車があった。遼がいつも青学に来る時に運転していた、白いシボレーのCorvette Stingrayだ。

「お前、わざわざ車送ったのか、すげぇな......」

 驚く大和に、遼は胸を張った。

「あったりまえだろ! こいつは、大切な家族なんだから。
 ほら、行くぞ」

 遼は運転席に素早く乗り込んだ。

 大和と遼の軽快なトークで車内は盛り上がり、美姫も声を上げて笑った。

 こうしてまた遼ちゃんと会えて、よかった......

 美姫は胸がはずみ、心から嬉しく思った。
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