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愛の目覚めと欲情 ー秀一過去編ー
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やがて、美姫はどんどん美しく成長していった。
そんなある日、いつものように家に遊びに来ていた美姫が、疲れていたのかいつの間にかソファで眠ってしまっていた。
仕方のない子ですね……
ベッドルームから毛布を取ってきて美姫の躰に掛けようとした時、短いスカートから伸びた美しいラインを描く細い脚にゾクリと躰が震えた。美姫の中に芽生えた『女』が匂い立ち、私の感情を狂わせる。
美姫は長い睫毛を僅かに震わせると、「ん…」寝返りをうった。乱れたシャツから覗く膨らみが、彼女がもう子供ではないことを思い知らせる。
私は、何を考えて……美姫は兄夫婦のひとり娘、私の姪。欲情するなんて、どうかしている。
それから私は、美姫を家に招くことをやめた。美姫の両親が長期不在の時には尋ねに行くが、決して泊まることはなかった。
そんな美姫の私に対する態度も、少しずつ変化していった。私をひとりの男性として意識をしているのが、その表情から、仕草から、ありありと感じられた。
私ひとりだけの想いなら、ずっと心の奥に封印しておくつもりだった。が、潤んだ瞳で私を見上げ、頬を紅潮させ、恥ずかしさで顔を俯かせるその姿に、私の理性は今にも音をたてて崩れそうだった。
私はそんな美姫から逃げるようにしてオーストリアへ留学した。美姫への思いを断つための二年間。だがそれは、彼女を愛していると強く気付かされただけの二年間となった。
帰国したからといって、二人の叔父と姪という関係が変わることなどあるはずもない。愛しているという自覚が強まる一方、これまで以上に美姫を避けなければならない状況に苦悩する日々が続いた。
そんなある日、いつものように家に遊びに来ていた美姫が、疲れていたのかいつの間にかソファで眠ってしまっていた。
仕方のない子ですね……
ベッドルームから毛布を取ってきて美姫の躰に掛けようとした時、短いスカートから伸びた美しいラインを描く細い脚にゾクリと躰が震えた。美姫の中に芽生えた『女』が匂い立ち、私の感情を狂わせる。
美姫は長い睫毛を僅かに震わせると、「ん…」寝返りをうった。乱れたシャツから覗く膨らみが、彼女がもう子供ではないことを思い知らせる。
私は、何を考えて……美姫は兄夫婦のひとり娘、私の姪。欲情するなんて、どうかしている。
それから私は、美姫を家に招くことをやめた。美姫の両親が長期不在の時には尋ねに行くが、決して泊まることはなかった。
そんな美姫の私に対する態度も、少しずつ変化していった。私をひとりの男性として意識をしているのが、その表情から、仕草から、ありありと感じられた。
私ひとりだけの想いなら、ずっと心の奥に封印しておくつもりだった。が、潤んだ瞳で私を見上げ、頬を紅潮させ、恥ずかしさで顔を俯かせるその姿に、私の理性は今にも音をたてて崩れそうだった。
私はそんな美姫から逃げるようにしてオーストリアへ留学した。美姫への思いを断つための二年間。だがそれは、彼女を愛していると強く気付かされただけの二年間となった。
帰国したからといって、二人の叔父と姪という関係が変わることなどあるはずもない。愛しているという自覚が強まる一方、これまで以上に美姫を避けなければならない状況に苦悩する日々が続いた。
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